2022年9月9日金曜日

「やめてしまえ」部下2人にパワハラ行為 1人は体調崩し退職 男性警部補(49)を懲戒処分 広島県警

「やめてしまえ」部下2人にパワハラ行為
 1人は体調崩し退職 男性警部補(49)を懲戒処分 広島県警

 

2022年9月9日() 18:48 テレビ新広島

 

部下2人に精神的な苦痛を与えるパワーハラスメントを繰り返したとして、広島県警は9日、男性警部補(49)を「減給3か月」の懲戒処分にしました。

 

広島県警によりますと警部補は2019年4月から今年1月ごろまでの間、20代と30代の巡査長に「わしにどうせいって言うんや」「やめてしまえ」などと言って、精神的な苦痛を与えるパワハラ行為を行いました。

 

今年1月、30代の巡査長が指導が厳しい旨を上司に申告し、被害が発覚。この巡査長は体調不良で長期休暇に入り、7月に退職しました。

県警から9日付けで、「減給3か月」の懲戒処分を受けた警部補は「迷惑をかけたことをとても反省している」と話しているということです。

 

県警の中上敏彦首席監察官は、「職員に対するハラスメント防止に関する指導を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

3年間近くのパワハラ行為、加害者にはどの程度の意識があったのでしょうか。
階級がモノを言う世界ではありますが、それは職務執行の為であり、
自身の権威をひけらかしたり、部下虐めの為ではありません。
しかし、世の中にどこにでも勘違いをする者は居ます。
当に階級を笠に着ての無礼は一罰百戒に処するべきです。
人一人に物理的な傷を負わせば傷害ですが、
心の傷を負わせても刑事事件化しない事が多いです。
本当にこの様な扱いで良いのでしょうか。
不健全な職場のイメージが浸透する程に優秀な人材は集まり難くなり、
結果として職場では無能者や不良者を抱える事になります。
また、定員割れを起こせば、治安の低下にも繋がります。
我が国の安全安心の為には、それを担う警察の職場環境の健全化も
大切な案件です。
幹部も通り一遍の上っ面だけのコメントではなく、
どの様な改善策を講じたかまで公表し、
再発の際にはトップまで引責をする覚悟で臨んで欲しいものです。

被害者の皆様へ
試験を通過し、学校を修了し、警察官として独り立ちしていたにも関わらず、
心無い上司の為に前途を暗くさせられた事は真に不幸だったと思います。
警察の体質がこれで変わるとは思えませんが、
無理に堪えること無く、御自身の心身を大切に進路を見据えてください。


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