副町長のパワハラを認定、懲戒免職に 山都町
2022年8月26日(金) 22:09 熊本日日新聞
熊本県山都町は26日、町の男性職員に対するパワーハラスメントがあったとして、能登哲也副町長(62)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。県内自治体で特別職によるパワハラを理由とする懲戒処分は極めて異例。
町によると、男性職員は昨年7月、うつ病を理由に傷病休暇を取得し、町に対して「2019年7月ごろから副町長にパワハラを受けていた」と訴えた。
町は男性職員の訴えを受けて今年3月、弁護士や学識者など4人による第三者調査委員会を設置し、関係者へのヒアリングなどを実施。能登副町長が書類決裁や自身への政策説明の際、「優越的な関係」(同町)を背景に男性職員を大声で叱責[しっせき]した行為3件があり、パワハラに該当すると認定した。
副町長のパワハラ行為の認否については町は明らかにしなかった。
能登氏は元県職員。県会計管理者兼出納局長から19年7月に副町長に就いた。
梅田穰町長は「特別職によるパワハラは絶対にあってはならず、誠に残念で遺憾。町長の監督不行き届きであり、男性職員とご家族、町民に深くおわびする」と陳謝した。
《カウンセラー松川のコメント》
2021年7月に「2019年7月頃から」とのパワハラの訴えがあり、
2022年3月に第三者委員会を設置。
委員会設置に半年以上、しかも訴え内容も1年間パワハラ被害とのこと。
加害者が副町長だから遠慮でもあったのでしょうか?
そして、加害者は2019年7月から副町長を務めているので、
就任からパワハラ加害をしているも同然です。
これは悪質な事案だと思います。
町長は「特別職によるパワハラは絶対にあってはならず」とのことですが、
特別職でなくても絶対にあってはならない事です。
この手の会見でこの様な取って付けたコメントが散見されますが、
事案に対して真摯に向き合っていない姿勢が分かり易いです。
しかし、パワハラ3件で懲戒免職ですから、
町として事案を重く見ていてのは処分内容から分かりましたし、
大英断だと思います。
立場が上の者のハラスメント程、懲戒内容も重くするべきです。
被害者の方へ
県から舞い降りて来た副町長によるパワハラで
日々辛い思いをされていたことでしょう。
それでも退職せずに勤続されたのは立派だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿