市職員4人へのハラスメント、市議に厳重注意
本人は「事実誤認」
2022年8月13日(土) 8:07 朝日新聞
千葉県市原市議会の前議長の岡泉市議(56)=4期目=が市職員4人にパワハラやセクハラをしたとされる問題で、田尻貢議長は12日、市側から報告されたハラスメントの内容について「おおむね同様の内容が確認できた」として、岡市議に対し、口頭で厳重注意をした。
岡市議は、いずれの案件も「事実誤認がある」として、その場で反論書を提出した。
市のハラスメント防止対策委員会は、女性職員1人に対する複数のセクハラ行為、男性職員3人へのののしり、威圧、職場内で孤立させる行為などを確認したとして、7月1日に田尻議長に報告していた。
議会では正副議長が岡市議に聞き取りをし、田尻議長が岡市議に同29日までに事実かどうかを改めて文書で回答するよう求めた。しかし、期限に提出された回答書には、問われた内容への言及はなかったという。
田尻議長は、「この件には厳正に対処し、再発防止に取り組む」とした上で、「市議会一丸となって政治理念の向上及び確立を図り、皆様からの信頼回復に努める」とコメントした。
一方、岡市議は取材に対し、期限までに事実関係を回答できなかった理由について「ひとつひとつを確認するには時間が足りなかった」と説明。「世間を騒がせたことについては謝罪したが、セクハラやパワハラは事実誤認があり、納得できない」と主張した。自身のブログで反論する意向も示した。
断われても女性職員を食事に誘う・「ちゃん付け」で呼ぶ
…議長が市議を厳重注意
2022年8月13日(土) 6:27 読売新聞
市職員にセクハラやパワハラを繰り返したとして、千葉県市原市議会の田尻貢議長は12日、岡泉議員(56)を厳重注意した。9月定例会で審議する見込みだ。
市ハラスメント防止対策委員会の報告書などによると、岡議員は2020年9月~22年3月、女性職員が断っているにもかかわらず、食事に誘ったり、「ちゃん付け」で呼んだりした。男性職員3人には21年11月~22年5月、叱責(しっせき)するなどした。このうち1人は心身不調を訴え、約1か月間、療養休暇を取ったという。
岡議員は取材に対し、「100%ぬれぎぬ。中身が全然違う」と反論した。岡議員は4期目で、今年6月末まで議長を務めた。
田尻議長は「市政を運営するパートナーである市職員に対して、心身に苦痛を与えてしまったことを深くおわびする」とコメントを出した。
《カウンセラー松川のコメント》
この事案では、被害職員・議会幹部・加害議員と
3つの立場が登場します。
他の市では職員からのハラスメント被害内容が虚偽であったとの
破廉恥事案が起きているだけに、加害議員が本当に加害者であったか
断定も難しいです。
今般の事案では物的証拠は挙がっていないだけに藪の中とも言えます。
この様な状況となると裁判所の判断を仰ぐ以外にはありませんが、
裁判所が絶対的に正しい判断をする保証もありませんから
当に藪の中となってしまうでしょう。
被害者の皆様へ
残念ながら現状では市議会議長の対応で歩留まりでしょう。
しかし、再発の可能性があるのならば、
レコーダーで記録を残すしか手はないでしょう。
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