2022年8月31日水曜日

ハラスメント繰り返したか 甲州市議会事務局長を懲戒免職

ハラスメント繰り返したか 甲州市議会事務局長を懲戒免職

 

2022年831日(水) 17:26 NHK

 

甲州市は市議会事務局の局長で59歳の男性職員が、別の職員に対して不適切なメールを送るパワー・ハラスメントや、しつこく食事に誘う行為を繰り返していたとして31日付けで懲戒免職処分としました。

 

懲戒免職処分を受けたのは、甲州市議会事務局の局長だった59歳の男性職員です。

31日、会見を開いた甲州市によりますと、この局長は、ことし6月中旬ごろから、後輩の職員1人に対して「馬鹿っ小僧」と入力したメールを送ったり口頭できつくしかったりしたほか、しつこく食事に誘うなどの行為を繰り返していたということです。

今月12日に被害を受けた職員から、市のハラスメント相談窓口に相談が寄せられたことで発覚し、調査の結果、パワー・ハラスメントとセクシュアル・ハラスメントが確認されたことから市は31日付けで局長を懲戒免職処分としました。

局長は「きつくしかったことはある。食事に誘ったこともあるがセクハラという認識ではなかった」などと話しているということです。

今回の処分にともない鈴木幹夫市長と副市長は給与を月額7%から10%自主的に減額することにしています。

鈴木市長は「このような事態は言語道断の極みで、市民の信頼を損なうことになり深くおわび申し上げる。再発防止策を徹底しハラスメントのない職場環境を整えてまいります」と陳謝しました。



※ 他社のニュースも掲載致します

メールで「馬鹿っ小僧」
 元議会事務局長、ハラスメントで懲戒免職

 

2022年8月31日(水) 19:39 毎日新聞(渡辺薫)

 

 山梨県甲州市は31日、市職員にセクハラとパワハラを繰り返したとして市議会事務局長だった総務課付の男性職員(59)を懲戒免職処分にしたと発表した。

 

 市によると男性職員は今年4月に議会事務局長に就任。6月中旬ごろから職員の1人を過剰に叱責し萎縮させたり、口頭やネット交流サービス(SNS)などでしつこく食事に誘ったりした。また、勤務時間外に「馬鹿っ小僧」などと入力したメールを送るなど継続的なハラスメント行為が確認されたという。

 

 8月中旬に市の相談窓口に職員からの相談が寄せられ発覚した。男性職員は市の調査に「過剰な叱責はした」と認める一方、「食事に誘うことがセクハラだという認識は無かった」と話しているという。31日付で総務課付となり、懲戒処分を受けた。

 

 鈴木幹夫市長は「このような事態は言語道断だ。再発防止策を徹底しハラスメントのない職場環境を整える」とコメントした。




【速報】しつこく食事に誘い、断ると理不尽な威嚇
 パワハラとセクハラ 甲州市が市議会事務局長だった男性職員を懲戒免職処分

 

2022831() 16:14 テレビ山梨

 

山梨県の甲州市は総務課付けの課長職相当の59歳の男性職員を懲戒免職処分にしたと発表しました。

 

処分理由はパワー・ハラスメントとセクシャル・ハラスメントです。

 

この職員は市議会事務局長だった当時、市の職員に対し勤務中に継続して度を超えた叱責や威嚇、罵詈雑言を行い、また勤務時間外にも「バカっ小僧」などどメールを送っていました。

 

さらに、継続したパワハラで被害者を委縮させ、しつこく食事に誘い、断ると理不尽な威嚇や言動を行っていたということです。

 

甲州市の鈴木幹夫市長は記者会見で「このような行為は言語道断の極みで市民の信頼を損なうもので、深くお詫び申し上げます」と陳謝しました。


《カウンセラー松川のコメント》

口頭できつく叱るのがパワハラに当たるかどうかは一概に言えませんが、
食事の誘いを断った意趣返しである蓋然性が高ければ
パワハラの認定がされるでしょう。
そして勤務時間内外に関わらず、叱責する内容のメール送信は
パワハラの証拠にもなります。
更に、食事に誘う行為も断られたにも関わらず、
繰り返し誘えばパワハラやセクハラとなるのは当然です。
加害者の認識に関係無く、被害者の認識に左右されるのが
ハラスメントの特徴でもあります。
年齢に関係無く、
上位者ほどハラスメントに関する知識を保有することは大切です。

被害者の方へ
加害者は異動の末、懲戒免職となりましたので
職場環境は良好になったと思います。

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