2022年8月27日土曜日

パワハラ被害教職員680人 福島県教委調査、セクハラは216人

パワハラ被害教職員680人 福島県教委調査、セクハラは216

 

2022年8月27日() 10:47 福島民友新聞

 

 県教委は26日、本年度の教職員向けセクハラ・パワハラに関するアンケート結果を公表した。680人(前年度比416人増)がパワハラ、216人(同153人増)がセクハラを受けたと答えた。

 

 公立学校の教職員約19000人を対象にオンラインで実施し、14346人が回答した。アンケートは全て匿名。セクハラ、パワハラとも増加した要因について県教委は「匿名で回答しやすくなり、被害を受けたと答える人が増えた」と分析。希望者には追加調査を行う。

 

 パワハラと答えた人のうち「威圧的な行為、ミスを責任転嫁された」が376件と最多で、「厳しい叱責、繰り返し文書の書き直しなどを命じられた」が133件と続いた。セクハラは「性的な話、冗談を言われた」が70件、「容姿を話題にされた」が43件など。

 

 アンケートでは「不快だった時の対応」「教育委員会にどんな対応を望んだか」を質問に追加。セクハラでは対応や要望なしが多く、パワハラでは上司などへの相談や配置転換を望む回答が多かった。


《カウンセラー松川のコメント》

約1万9000人の対象者に対して1万4346人が回答。
約76%の回答率、この数値だけでも対象者の意識が高い表れです。
回答者14,346人中、パワハラ被害は680人(約4.7%)、
セクハラ被害は216人(約1.5%)となります。
数値割合からすれば少ない様にも思えますが、
決して被害者が少数とは思わないでください。
本来は被害者の存在自体あってはならない事なのです。
調査結果が判明した以上は、その対策対応も実施して欲しいです。

被害者の皆様へ
全員が救済される訳ではありませんが、
少なくても皆さんもこれ以上の被害者が出ない様に
職場環境向上に努めて頂きたいと願っております。

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