2022年8月27日土曜日

新入社員自殺 三菱電機がパワハラ認め謝罪…和解成立

新入社員自殺 三菱電機がパワハラ認め謝罪…和解成立

 

2022年8月27日() 1:26 日本テレビ

 

大手電機メーカー・三菱電機の新入社員だった男性が2019年に自殺した問題で、三菱電機は、上司からのパワーハラスメントが原因だったと認めて遺族に謝罪し、和解が成立しました。

 

20198月、三菱電機の新入社員だった20代の男性が、兵庫県三田市の公園で自殺し、現場には、教育主任の男性社員から「自殺しろ」などと言われたことを記したメモが残されていました。

 

警察は、この男性社員を自殺教唆の疑いで書類送検しましたが、神戸地検が嫌疑不十分で不起訴処分に。その後、遺族側と三菱電機側が話し合いを続け、3年がたった今月23日付で和解が成立したということです。

 

合意書によりますと、三菱電機は、自殺の原因がパワーハラスメントであったことを認め、再発防止策の実施や解決金を支払うことなどで合意したということです。

 

遺族は「三菱電機が本当に変わったと言えるのか、私たち遺族は今後も注視してまいりたい」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

上司から「飛び降りるのにいい窓」遺書に残す
…三菱電機の新入社員自殺、遺族と会社が和解

 

2022年8月26日() 20:51 読売新聞

 

 三菱電機(東京)の新入社員の男性が2019年8月、上司から「死ね」などと言われたと遺書に記して自殺した問題で、男性の遺族と同社が和解したことがわかった。遺族の代理人弁護士が26日、記者会見を開いて明らかにした。和解は23日付。

 

 代理人弁護士や同社によると、和解の合意書には、同社が遺族に解決金(金額非公表)を支払うほか、再発防止に真剣に取り組むことなどが盛り込まれた。同社は役員や社員を対象にハラスメント防止研修などを行い、今後5年間、再発防止策の実施状況を遺族に報告することなどを誓約した。

 

 男性は19年8月、社員寮近くの公園で自殺。現場に残されていた遺書には、上司から「死ね」「お前が飛び降りるのにちょうどいい窓あるで」などの発言を受けたことが記されていた。尼崎労働基準監督署が21年2月、上司のハラスメントが原因で精神疾患を発症したとして労災認定した。

 

 遺族は「三菱電機は息子の死を無駄にすることなく、二度とこのようなことが起こらないよう改善してほしい」とのコメントを出した。三菱電機は「ハラスメント行為を絶対に許さないとの強い決意のもと、再発防止と組織風土改革に全力で取り組む」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2021年11月10日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 三菱電機、年330件のパワハラ相談 214件解決、8件で懲戒処分 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
亡くなった方が戻る訳ではありませんが、
問題を認め、改善し、再発防止を図ることが唯一の道です。
風化し易い事案だけに伝え続ける事が大切ですが、
その方法を間違えると受け手はマンネリ化して効果激減となります。
単なる上からの押し付けではなく、皆で考え防止する事が大切です。

御遺族の皆様へ
加害者側とも言える会社との若いにより、
早期解決となったのも得策と言えます。
相手が素直に応じるうちに手を打つ事で
双方の犠牲が減る効果もあります。

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