2022年8月2日火曜日

日野自動車、14機種中12のエンジン不正 パワハラ体質も 調査委

日野自動車、14機種中12のエンジン不正
 パワハラ体質も 調査委

 

2022年8月2日() 16:58 朝日新聞

 

 トラック大手の日野自動車によるエンジン不正をめぐり、外部の弁護士らによる特別調査委員会は2日、少なくとも2003年以降に幅広い機種で排ガスや燃費の性能を偽ってきたとの調査結果を公表した。国土交通省が16年に行った調査に不正はないと虚偽の報告をしていたことも認定した。

 

 国交省によると、日野は現行生産エンジン14機種のうち12機種について、排ガス試験で不正があったと報告した。うち4機種が基準に不適合だった。

 

 生産終了エンジンについても燃費、排ガス試験で不正があった。

 

 これまで日野は16年秋以降のエンジン4機種で不正があったと公表していた。今回の調査結果で、不正の対象となる機種が増えた。

 

 調査委(委員長=榊原一夫・元大阪高等検察庁検事長)は不正の背景について、開発プロセスに対するチェック機能が不十分だったとした。能力やリソースに関して現場と経営陣の認識に断絶があった。組織については、上意下達の気風が強すぎて風通しが悪く、パワーハラスメント体質もあるとした。

 

 調査委は再発防止に向け、品質保証部門の役割の明確化や機能強化などを求めた。


《カウンセラー松川のコメント》

エンジンのデータ改竄の事案がパワハラまで発見されてしまいました。
具体的な事案は提示されませんでしたが、
日頃からそれらしい事象は発生しているのだと思います。
パワハラが起きる職場では、下の者が正しい事を言えない風潮もあります。
これを機にパワハラ体質が改まり職場の雰囲気が良好になる事を祈念致します。

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