2022年8月26日金曜日

パワハラ自殺、遺族と和解 青森の住宅会社が責任認め謝罪

パワハラ自殺、遺族と和解 青森の住宅会社が責任認め謝罪

 

2022年8月26日() 12:21 共同通信

 

 青森市の40代男性が自殺したのは職場のパワハラや長時間労働が原因だったとして、遺族が住宅会社「ハシモトホーム」(青森県八戸市)などに約8千万円の損害賠償を求めていた青森地裁の訴訟で、遺族側弁護士は26日、裁判外で和解が成立したと明らかにした。和解は23日付。支払い済みの和解金の額は非公表で、会社側が全面的に責任を認め、遺族に謝罪する。

 

 訴状などによると、注文住宅の営業担当だった男性は会社の新年会で、賞状を模した書面に「今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」などと侮辱する内容の「症状」を渡された。2018年に重度のうつ病を発症、自殺したとしている。



※ 他社のニュースも掲載致します

賞状を「症状」と言い換え営業成績けなす
…会社側、社員自殺の原因をパワハラと認める

 

2022年8月26日() 20:44 読売新聞

 

 青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」の男性社員(当時40歳代)が2018年2月、うつ病になって自殺したことを巡り、会社側が、上司のパワーハラスメントが原因だったと認めた。遺族側の代理人弁護士が26日、記者会見して明らかにした。上司は同年1月の新年会で、賞状を「症状」と言い換えた男性宛ての書面を用意。「大した成績を残さず、あーあって感じ」と営業成績をけなすなどの嫌がらせをしていた。

 

 自殺を巡っては、労働基準監督署が労災を認定。遺族側は今年6月、約8000万円の損害賠償を求めて青森地裁に提訴したが、今月23日、裁判外で和解が成立し、訴えを取り下げた。会社側は遺族に謝罪して賠償金(金額非公表)を支払い、今後、関係者を処分する。

 

 和解を受け、男性の妻は「社員の命を大切にする会社に変わってほしい」とのコメントを発表した。同社の橋本吉徳社長は「二度と同じ過ちが繰り返されることのないよう、徹底した再発防止策を講じる」とするコメントを出した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ6月22日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「40代男性の自殺は職場のパワハラが原因」 遺族が住宅建築会社を提訴 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
提訴御に裁判外での和解。
被告としても表沙汰や記録に残しておきたくない上に
早期決着を図りたいので、この様な手段に出たのでしょう。
裁判所による和解や判決が確定しても
亡くなった方は戻りませんから、この方法でも良いと思います。

御遺族の皆様へ
裁判は時間と手間と費用を要しますし、精神力も必要です。
その点では裁判外とは言え和解案を受け入れたのも
一つの正解だと思います。

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