同僚職員をラップの箱で… 松戸市の保育所調理員女性をパワハラで停職10日処分
2022年11月14日(月) 12:09 千葉テレビ
千葉県松戸市は11月11日、同僚の職員に対し、パワーハラスメントをしたとして、市立保育所の女性職員を停職10日の懲戒処分としました。
11日付けで停職10日の懲戒処分となったのは、松戸市立小金北保育所の女性調理員（60）です。
市によりますと、女性調理員は2022年6月、前日と同じミスをした同僚の調理員に対し、「またやった」と声を荒げ、ラップの箱で叩くふりをしようとしたところ、勢いあまって実際に当ててしまいました。
被害を受けた調理員が市に申し出たことから発覚し、市が調査したところ、女性調理員が被害を受けた調理員に対し、日常的に「バカ」など、侮辱する発言をしていたことも分かりました。
女性調理員は市の調査に対し、「連日のミスに腹が立った。被害者に嫌な思いをさせてしまい、申し訳ない」などと話しているということです。
市は保育所職員を対象としたハラスメント防止の研修を実施するなど、再発防止に努めたいとしています。
ミスした女性に箱でたたく仕草、勢いあまって頭に当てる
…市が女性調理員を懲戒処分
2022年11月12日(土) 13:19 読売新聞
パワハラ行為をしたとして、千葉県松戸市は１１日、市立小金北保育所の女性調理員（６０）を停職１０日の懲戒処分にした。
発表によると、調理員は６月２３日、調理ミスをした同じ職場の５０歳代の女性調理員に対し、ラップの入った箱でたたくしぐさをしようとしたところ、勢いあまって箱を相手の頭に実際に当てたという。市の調査で、調理員が同じ女性に侮辱的な発言をしていたことも判明した。
被害を受けた女性は精神的な苦痛を受けたとして、現在休職している。
同僚に「ばか」、ラップフィルム箱で頭たたく
保育所調理員、パワハラで停職10日 同僚は休職 千葉・松戸市
2022年11月12日(土) 11:51 千葉日報
千葉県松戸市は11日、同僚で任期付短時間勤務の女性調理員（57）に対し、繰り返し「ばか」と言うなどのパワーハラスメントを繰り返したとして、同市立小金北保育所で正規職員として働く女性調理員（60）を停職10日の懲戒処分とした。市によると、6月に正規職員がラップフィルムの箱で任期付職員の頭をたたいたことがあり、任期付職員は仕事を休んでいる。
市によると、正規職員は昨年6月から、任期付職員に強い口調で指示したり、名字を呼び捨てにしたりしたほか、仕事にミスがあると繰り返し「ばか」と言ったという。
今年6月23日には任期付職員の調理ミスに対し「またやった」と声を荒げ、長さ50センチの箱で頭をたたいた。市の聴取に正規職員は「たたくつもりはなかったが、勢い余って当たってしまった」と話している。
任期付職員は翌24日に同保育所長に「頭をたたかれた」と訴えた後、25日から仕事を休んでいる。「適応障害」との診断書を同保育所に持参、休職が続いている。正規職員は「不適切な行動で嫌な思いをさせ申し訳なかった」と反省しているという。
市子ども部の伊原浩樹部長は「行き過ぎた指導で社会的に許されない」と謝罪。市立保育所の正規職員の調理員全員を対象に先月から研修を行うなど、再発防止に努めているとしている。
《カウンセラー松川のコメント》
ラップの箱で叩いてしまったのは、加害者の弁によれは過失なのでしょうけど、
それまでにも罵声を浴びせていた様なので、
過失とは言え暴力行為に及んだ事で懲戒対象となったのでしょう。
また、事案背景には正規職員の任期付職員に対する見下した態度もあったでしょう。
担当部長の「行き過ぎた指導」と言う解釈にも、パワハラの温床が見えて来ます。
暴力に及んでしまったら、もうそれは指導の範疇を超えています。
それにしても、費用問題もあるからでしょうけど、
再発防止を名目に問題の起きた部門にだけ研修を行う泥縄方式では、
また別の部門でパワハラ事案が発生するのではないでしょぅか？
被害者の方へ
6月の暴力事件が漸く処分となりました。
これまでも嫌な思いをされながらの勤務は大変だったと思います。
療養に要した費用等はしっかりと残して、
公務災害として対応して貰える様に備えておきましょう。
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