2022年11月28日月曜日

「人を売るやつは許さん」今治市消防“パワハラ”問題 聞き取り調査で署長が部下に口止めか

「人を売るやつは許さん」今治市消防“パワハラ”問題
 聞き取り調査で署長が部下に口止めか

 

2022年11月28日() 20:58 あいテレビ

 

愛媛県にある今治市消防のパワハラ問題。消防署で内部調査が行われた際、署長が部下に口止めともとれる発言をしていたことがわかりました。

 

25日の会見

 

繰り返される暴力や暴言。上司から火災の調査書類を4050回突き返されたケースも

 

(今治市消防本部の会見・25日)

「『お前はばかか』『お前はあほか』『お前の文書は小学生以下』」

 

さらに、深夜の仮眠時間に強要される長時間の筋トレやスマホゲーム。研修中に救急用のチューブを鼻から喉まで差し込まれ、出血したという訴えも…

 

(今治市消防本部の消防士)

「訓練で使う道具を本当はダミー人形で試さないといけないのに生身の人間で試してそこで出血した」

 

今治市の消防では、部下にパワハラなどの行為を繰り返していたとして先週、消防本部の50代の消防司令と中央消防署の40代の消防司令補が停職などの懲戒処分を受けました。

 

関係者によりますと、この問題について個別の聞き取り調査が行われている最中、中央消防署の署長が部下に口止めともとれる発言をしていたということです。

 

(関係者)

「『人を売るやつはわしは許さん』と。影響はその言葉に対してあったと思います」

 

この署長は消防本部の聞き取りに対し「発言の一部が切り取られた。口止めを意図していない」と主張しているということです。

 

また、懲戒処分を受けた消防司令は、聞き取り調査を受ける部下に繰り返し圧力をかけていたいうことです。

 

(今治市消防本部の消防士)

「『わしのことを言うなよ』ということを『わかっとるの』という言葉で言っていた、聞き取り調査の前に」

 

一方、消防司令補も聞き取りを終えた部下のもとを訪れ、何を話したのか明らかにするよう求めてきたということです。

 

市の人事課に対し消防司令は発言を否定、消防司令補は「疑問点を確認しただけ」と説明したということです。

 

今治市消防には、処分が甘いという電話などが相次いでいるということです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「お前はバカか」消防官が部下にパワハラ 2人を懲戒処分 愛媛・今治市 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
パワハラ発生署である中央消防署署長の
「発言の一部が切り取られた。口止めを意図していない」
これは、自身が署内でのパワハラを認知していたにも係わらず放置していた事への
責任追及をされない為に部下へ圧力を掛けたものの、
それが露見してしまた為に言い逃れをしているだけです。
一部が切り取られたと主張するならば、署長みずから全部を開示すれば、
実態が分かると言うものです。
パワハラ加害者である司令補の
「疑問点を確認しただけ」
も、自身に起因する調査でその様な言動をするべきでなく、
明らかに自分に不利な発言をしている犯人捜しがバレた結果の
単なる言い逃れです。
この様な当事者の行動が起きている時点で、
今治市消防本部内の体質が見え隠れしているのではないでしょうか。
本部の幹部は火消しに必死ですが、
ハラスメントを許さない環境が構築されていなかったのは明白です。

被害者の皆様へ
本部自体も徹底的に体質改善するよりも、
今の問題を沈静化させられれば良いと言う動きに思えますので、
被害者の皆さんが声を大にしない限りは、
今後も職場でのパワハラ体質の改善は難しいでしょう。

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