「成績悪かったら辞めるんか」部下に叱責
…“消防本部トップ”がパワハラで懲戒処分
2021年4月29日(木) 18:05 毎日放送
兵庫県豊岡市消防本部のトップが複数の部下に対して、大声で叱責するなどのパワハラをしたとして、懲戒処分されました。
減給3か月(10分の1)の懲戒処分を受けたのは豊岡市消防本部・トップの桝田貴行消防長(58)です。豊岡市によりますと、桝田消防長は部下が挨拶をしても無視をしたり、研修での成績が良くなかった消防士に対して、『次回の研修で成績が悪かったらお前は辞めるんか』と強い口調で叱責したりするなど、パワハラを行ったということです。
今年2月に、消防士から匿名で仕事内容についての激しい叱責や人格否定ともとれる暴言を受けたという訴えがあり調査をおこなったところ、パワハラ行為が判明したということです。
市は減給処分とともに4月29日付けで消防長の職を解き、市役所へ異動させたということです。
※ 同じ事案の別の記事も掲載致します
部下に大声で「ええ加減にせえよ」「異動させる」
パワハラ繰り返した消防長を解職
2021年4月29日(木) 18:03 神戸新聞
兵庫県豊岡市は29日、部下にパワーハラスメントを繰り返し、職場の士気を下げたなどとして、同市消防本部の消防長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は29日付。
同市によると、消防長は昨年6月から今年3月、部下の40代男性を、ほかの職員もいる執務室内で大声で「ええ加減にせえよ」と責め、「このままでは異動させる」などと発言。別の40代男性や新任の男性職員にも「異動させる」「辞めるんか」と叱った。
昨年8月には、県消防学校への教官派遣で同本部から応募者がいなかったことから、複数の職員を集め、それぞれに子どもの障害や妊活中といった理由を説明させたという。
昨年2月の職員意識調査で「働き続けたくない」という消防本部職員らの回答が複数あり、同6月にパワハラの訴えもあったため、市は消防長の聞き取りを開始。今年3月14日から自宅待機にし、同15日から調査委員会を設けて調べた。
消防長は1981年、豊岡市に採用され、総務課長などを経て昨年4月、消防長に就任。今回のパワハラを受け、市は市政策調整部参事に異動させた。
中貝宗治市長は「消防職員と市民に申し訳ない。職場の体質改善につながるようフォローしたい」とした。
《カウンセラー松川のコメント》
昨年2月の調査で消防長に関する問題が判明するも、
同年6月にパワハラの訴えがあるまで
4ヶ月間も何もしなかった上に、
聞き取り調査は今年3月になってから着手。
問題判明から処分まで1年以上も要してしまってます。
ハラスメントについてまだまだ認識が甘いのでしょうね。
それでも、加害者を消防本部から異動させたのは
評価出来ると思います。
被害者の方々も
加害者の処分自体は重くないものの
これで同じ組織内で仕事をしなくて済みますので
少しは溜飲が下がったかと存じます。
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