2021年4月30日金曜日

綾瀬市消防 またパワハラ処分 内部で幕引き、告発で判明〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

綾瀬市消防 またパワハラ処分 内部で幕引き、
告発で判明〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

 

2021年4月30日() 19:00 タウンニュース

 

綾瀬市は20日、後輩の隊員に暴行を加えたとして男性消防士長(42)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。暴行を市に報告しなかったとして消防長らも処分した。消防を巡るパワハラの不祥事は昨年12月に続くもので、市は消防長への処分を前回の訓告より重い戒告とした。

 

暴行があったのは消防署北分署(同市寺尾本町)。処分を受けた消防士長は今年3月、同じ消防隊の後輩(30代)の足を蹴り筋挫傷など全治数週間のけがを負わせた。連絡の行き違いに腹を立てたという。

 

消防によると、消防内部で被害者の処罰感情を確認した上で、上長2人と被害者、加害者の4人の同席で互いの言い分を確認した。加害者の謝罪を被害者が受け入れ、それ以上は追及しない意向があった、として「当事者間の解決で終息した」と判断。2次被害も懸念される状況があった。

 

その後、市に匿名の投書があり、暴行と消防による幕引きが判明した。市には、パワハラがあった際に速やかに人事主管課長に報告する決まりがある。

 

相次ぐ不祥事に古塩政由市長は21日付で全庁職員に通知を発出。このなかで市長は「昨年から複数回にわたって非違行為が続き、再発防止策に取り組む中で発生したことに大きな問題がある。組織全体の意識改革が必要」と危機感を示した。


《カウンセラー松川のコメント》

「連絡の行き違いに腹を立てた」これは感情として当然とも言えます。
しかし、腹を立てたからと暴力行為に及び怪我を負わせたのですから、
傷害事件か暴行致傷事件です。
警察に通報されれば確実に逮捕される事案です。
感情のコントロールが出来ないのであれば、
社会人としては未熟な人間で、人の上に立つべきではありません。
そしてこの事案の処理方法も最悪です。
先輩である加害者と後輩である被害者を同席させて、
その場で手打ちにさせる。
裁判ではあるまいし、
職場での関係をそのまま持ち込めば、
下位の者には遠慮が働くのが当然です。
簡便に解決させる為に意図的に同席させたのは自明の理です。
当に「臭いものに蓋をする」手法で、
ハラスメント事案を真摯に解決する気は皆無とさえ思えます。
また、パワハラ事案の報告まで懈怠したのは、
明らかに隠蔽工作の一環だったと断言出来ます。
消防長だけでなく、
報告を怠った関係者は全員懲戒処分するべきです。

被害者の方も
全治数週間の怪我を負わされた上に
無理矢理の様に手打ちをされ、
更に事案自体を隠蔽され、腹立たしさも極まれりだと思います。
この悔しさをどうか後進への指導教育に活かして頂き
健全な職場環境の育成に寄与して頂ければ
被害者様の犠牲も無駄にはならないと確信しております。

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