医師や看護師ら「ハラスメント受けた」34%
千葉県、病院局対象に初調査 脅迫や侮辱などのパワハラ最多
2025年9月8日(月) 6:03 千葉日報(粕谷健翔)
千葉県は、病院局職員を対象とした職場内ハラスメントの調査結果を公表した。パワハラ、セクハラ、マタハラなどを受けたと感じた職員は457人で34・3%を占めた。知事部局などを対象とした調査結果よりも12・6ポイント高かった。
病院局経営管理課によると、病院局でのハラスメント調査は初めて。医師、看護師などの医療系の職種を含む約3300人を対象に昨年3月に実施し、うち1333人が回答した。
ハラスメントを受けたと感じた職員は計457人。パワハラが423人と最も多く、セクハラが84人、マタハラ等が43人だった。
パワハラ内容は脅迫や侮辱、ひどい暴言などの「精神的な攻撃」が最多の323人。「過大な要求」があったと答えた職員も134人いた。パワハラの行為者は上司が最も多く291人だった。117人が「同僚から受けた」と答えた。
職員の意識向上を狙い、「見かけた」ハラスメントに関するアンケートも行った。ハラスメントを見かけた回答者は374人で、行為者や行為内容も「受けた」調査と同様の傾向が見られた。
知事部局などの職員を対象にした調査よりも高い割合となったことについて、担当者は「患者と向き合い、常に緊張状態にあることから言葉が強くなることがある」などと分析。「結果を踏まえ新たな対策も検討したい」と話した。
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