2025年9月25日木曜日

▼職員に“セクハラ口止め”迫ったか…沖縄県南城市長が会見 休職する職員も

職員に“セクハラ口止め”迫ったか…沖縄県南城市長が会見 休職する職員も

 

2025年9月25日() 3:06 テレビ朝日

 

第三者委員会によって複数のセクハラが認定されている、沖縄県南城市の古謝景春市長(70)。市長室で女性職員と交わした会話が記録された音声データを入手しました。そこには「訴える準備をしている」などと、口止めとも取れる発言も。

 

■音声を入手「あんた話したの?

24日は、沖縄の南城市で開かれる祭りの記者発表でした。しかし、古謝市長は終始、渋い表情。

 

司会者

Q.12問聞いても?

「祭りに関することなら結構です」

Q.報道でセクハラ被害に関する音声データが出たが確認した?

「祭りとは直接関係ないので、申し訳ありませんがご遠慮ください」

 

先月13日、市長室で録音された音声データは、セクハラ被害を訴えた女性職員への口止めともとれるものでした。

 

女性職員

「おはようございます。失礼します」

市長

「僕がここで(職員名)とハグしたさ」

女性職員

「はい」

市長

「これ第三者委員会にあんた話したの?

女性職員

「え、私?言ってないです」

市長

「娘のように可愛がっているから、まさかキスされたとか言っているのは、職員か誰かが嘘をついているんじゃないかと思ってさ」

 

その翌日には。

 

市長

「『それ以外、変なことをやられていない』と言ってね。もし聞かれたらね」

女性職員

「えっとあれですか、ハグとかされたことですか?

市長

「そうそうそう。ハグはやったさ。それ以外はやってないから。キスしているんじゃないかとか、みんな言ってるからさ。あんたが言ったのかと思ってさ」

女性職員

「私にした時のこと?

市長

「あなたが言ってなかったら、僕はずっと否定するからさ。言ってないよね?

女性職員

「第三者委員会とか」

市長

「あ?

女性職員

「言ってなくて」

 

「弁護士と相談」辞職しない考え

そもそも古謝市長は、市が設置した第三者委員会に複数の市役所職員へのセクハラ8件が認定されています。第三者委員会の聞き取りでは、市長からこんな弁明も。

 

南城市 古謝景春市長

「女性職員の疾患を慮って口を指で触ったら、職員は目をつぶっていてキスをしていると間違えられた」

 

セクハラ行為が長年続いた原因について、第三者委員会は市長を通算19年以上、務めるなかで「強大な権限を有し、地位を確固たるものとして、注意する者がいない状態が作り出された」としました。

 

南城市 古謝景春市長

「弁護士と相談して対応してまいります」

Q.弁護士と相談するじゃなく、ご自身のことですよね?

「…」

 

市長は、セクハラ行為の一部を認めたうえで、辞職しない考えを示しています。

 

「刃向かったら…」周囲は萎縮

職員の1人は、古謝市長から約10年間にわたってセクハラを受けていたといいます。それだけでは済まず、市長から「第三者委員会のアンケートに記入したか」などと脅されるようになったということで、自分を守るために音声の録音を始めました。

 

市長

「あんたが言ったんじゃないよね?

女性職員

「私がですか?

市長

「うん」

女性職員

「私じゃないです」

市長

「だったらいいよ。もう訴える準備しているから」

 

この職員はその後、休職しています。今回、取材に応じてくれました。

 

セクハラ被害を訴えた職員

「『私から抱きつかれた』とか『キスされた』とか、支援者たちに言い歩いているという情報も入ってきて。このまま私が黙っていたら、どんどん広まっていくなと。悔しいし、市長はずっと居られるのに、被害者はおびえて過ごすしかない。本当に悔しい」

 

この問題について、市議会はというと。これまで野党議員らが3度、不信任決議案を提出しましたが、いずれも賛成票が出席議員の4分の3に届かず、否決されました。

 

南城市の現役市議

「市長はあらゆるところに顔が利く。刃向かったら議員になれない。選挙で応援してもらって恩義を感じている議員も少なくない」

 

24日、質疑応答では無言を貫いた古謝市長を待ち受けました。

 

南城市 古謝景春市長

Q.音声データの件は確認された?セクハラ行為については?

「真実が明らかになります」

 

26日には、4度目の不信任決議案が提出される見通しです。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月14日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 沖縄・南城市長のセクハラ疑惑、3度目の不信任決議案も否決 市長は続投へ
これの続報です。


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