沖縄・南城市長のセクハラ疑惑、3度目の不信任決議案も否決
市長は続投へ
2025年7月14日(月) 12:04 沖縄タイムス
沖縄県の南城市議会(中村直哉議長)は14日に臨時会を開き、同市の古謝景春市長に対する不信任決議案を否決した。古謝氏のセクハラ疑惑を巡る不信任決議案は昨年3月と今年6月にも提案されたが、いずれも否決されている。
不信任決議案の可決には議員数の3分の2以上(13人以上)が出席した上で、その4分の3以上の賛成が必要。今回は19人が出席し、議長を含む全員が無記名投票で採決した。結果は賛成10、反対9だった。可決されれば市長は辞職か10日以内の議会解散を選択し、どちらも選ばなければ自動失職していた。
6月の市議会では議長を含む19人で採決し、賛成9人、反対10人だった。
古謝南城市長の不信任案、再び否決 賛成10・反対9
出席議員4分の3以上届かず 沖縄【動画】
2025年7月14日(月) 12:11 琉球新報
南城市議会は14日、臨時議会を開き、市の第三者委員会からセクハラを認定された古謝景春市長に対する市長不信任決議案を採決し、可決に必要な出席議員の4分の3以上(15人以上)に賛成が届かず(賛成10・反対9)、再び否決した。
6月定例会での不信任決議案の否決の後、被害者の職員から被害の実態を「直訴」された中村直哉議長らの対応が焦点だったが、今回も与党市議の多くが市長を擁護し、反対に回った。
不信任決議案の採決は、与党の多くの議員の求めで、無記名方式で行われた。
第三者委は5月、「古謝市長が辞職し、今後市政に関与しないことが最も有効である」と提言したが、古謝市長は「何もやっていないのだから辞職はしない」と続投を主張している。
中立・野党の7市議が今回提出した不信任決議案では、古謝市長の長期間にわたるセクハラを認定し、辞職を提言した第三者委について、「提言を無視することは、市政の信頼を傷つける重大な問題」と指摘。
さらに、6月2日に不信任決議案が否決された後、被害者の職員が中村議長に被害の実態を訴えたことを受け、「議会が被害者からの申告を受けた事実は極めて重く、被害者の存在を認識した以上、市長を信任できる理由がどこにもない」と求めていた。
しかし、被害者の職員から6月4日に直訴された中村議長は、被害者本人や家族が議員への共有を求めたにもかかわらず、「話すことができない」と拒み、与党議員も議長に確認しないまま、採決を行った。
またまた否決 第三者委がセクハラ認定の古謝市長に対する不信任決議案
【南城市議会】
2025年7月14日(月) 17:34 琉球放送
南城市の第三者委員会から職員へのセクハラ行為を認定された、古謝市長に対する3度目の不信任決議案が14日市議会で審議され、採決の結果、否決されました。
古謝市長は今年5月、市の第三者委員会からセクハラ行為を認定されましたが、大部分を否定し任期満了までの続投を表明しています。
14日開かれた市議会の臨時会で、「議会が被害者から申告を受けた事実は極めて重い」などとして7人の市議から、市長に対する不信任決議案が提出されました。
▼知念俊也 市議(不信任決議案を提出)
「被害者の存在を認識した以上、市長を信任できる理由がないことは、事理明白である」
投票の結果、賛成10人反対9人となり、可決に必要な出席議員の4分の3に届かず不信任決議案は否決されました。
▼宮城秋夫 市議(与党)
「(被害者が)大変な思いをされているんだなということは感じた。早く正常化すれば良いと思っている」
議場を後にした古謝市長は支援者に拍手と声援で迎えられ、記者からの質問には応じることなく、市長室に戻りました。
第三者委員がセクハラ認定の南城市長
/市議会・不信任決議案を審議
/賛成少数で否決 沖縄
2025年7月14日(月) 19:08 琉球朝日放送
今回で三回目の審議になりました。南城市議会は、第三者委員会でセクハラ行為が認定された古謝景春市長に対する不信任決議案を審議し、可決に必要な出席議員の「4分の3」の賛成が得られず否決されました。
南城市議会は7月14日午前、第三者委員会がセクハラ行為を認定し辞職の提言をされた古謝景春市長について、議員7人から提出された不信任決議案を審議しました。
提出理由について知念俊也議員は、第三者委員会の辞職提言を無視し、6月4日、議長が市の職員から直接、市長によるセクハラの被害申告を受けたことなどを挙げ、市政の信頼を傷つける重大な問題だと説明しました。
その後の審議で、決議案に賛成・反対の意見が出されました。不信任決議に賛成・宮城尚子議員は「(特別委員会のアンケートや第三者委員会の報告にも)複数の性被害を訴える人がいる、これ以上の重たい事実を目の前にして目をつむり続ける理由がどこにあるのか全く不可解です」と述べました。
不信任決議に反対・西銘幸太議員は「(これまでの不信任決議案や辞職勧告案は)そのすべての発議が賛成少数で否決されております。各議員の賢明なる判断をお願いしたいと思います」と述べました。
採決は、賛成10票・反対9票で「賛成」が出席議員の「4分の3」を得られず不信任決議案は否決されました。採決の終了後、古謝市長は、報道陣からの質問に対し何も答えず、また、市も市長の受け止めなどのコメントを出す予定はないと回答しています。
南城市議会が古謝景春市長の不信任決議案を否決
セクハラ問題を巡る不信任決議案は3度目
2025年7月14日(月) 19:40 沖縄テレビ
南城市の古謝景春市長による職員へのセクハラ問題を巡り市議会は14日、臨時会を開き市長の不信任決議案について採決しました。
賛成票が反対票を1票上回りましたが、可決に必要な数に届かず不信任案は否決されました。
古謝景春市長を巡っては、南城市が設置した第三者委員会が2025年5月、市長による職員へのセクハラ行為があったと認定し辞職を提言していました。
一方、古謝市長は、報告書の内容が公正・公平ではないとして辞職せず2026年2月までの任期を全うする意向を示しています。
古謝市長に対する不信任決議案は6月も市議会で提案され否決されたものの、その後、被害者の職員が議長に被害の実態を直訴したことを受け、市議会は再び不信任案の提出に至りました。
南城市議会知念俊也議員:
何より我々、市議会が被害者からの申告を受けた事実は極めて重く、被害者の存在を認識した以上、市長を信任できる理由が無い事は事理明白である
市議会では無記名の投票による採決が行われ、賛成が10票、反対が9票と1票上回ったものの、可決に必要な出席議員の4分の3には届かず不信任案は否決されました。
一連のセクハラ問題で古謝市長に対する不信任決議案が否決されたのは3度目で、賛成が反対を上回ったのは今回が初めてです。
古謝市長は報道陣の質疑には一切応じることなく議場を後にしました。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ6月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「人権意識に欠ける」「素晴らしい判断」 「市長継続」に賛否が割れる傍聴席 第三者委のセクハラ認定が宙に浮く
これの続報です。
第三者委員会で市長のセクハラ加害を認定。
これに基づいて、市長不信任案を提出するも、過半数の賛成はあったものの、
規定の四分の三以上の賛成には至らず。
市議会議員のうち、9人は「セクハラ市長で構わない」との御意見なのですね。
「たかがセクハラ」そんな意識があるのでしょうし、
「自分が被害を受けた訳ではない」と言う他人事なのかも知れません。
以前に功績があった市長かも知れませんが、功績の有無とハラスメントの問題は別。
きちんと仕分けをして考えないといけません。
過去には反市長派による陰謀論まで出る始末。
凄い地域だと感じました。
被害者の皆様へ
「セクハラ被害者は命まで取られた訳てもないから」
と、軽く見られて悔しいですね。
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