2025年7月29日火曜日

「悪いの清めたろ」と部下に塩投げつけ、元消防署長のパワハラ認定…日頃から署に「お清め」と盛り塩

「悪いの清めたろ」と部下に塩投げつけ、元消防署長のパワハラ認定
…日頃から署に「お清め」と盛り塩

 

2025年7月29日() 9:13 読売新聞

 

 奈良県広域消防組合の葛城消防署(葛城市)で昨年9月、当時の署長が部下だった男性に「悪いの清めたろ」などと言って塩を投げつける事案があり、組合の調査委員会がパワハラと認定していたことが、複数の関係者への取材でわかった。男性側は28日、元署長を暴行容疑などで県警高田署に告訴し、受理された。

 

 告訴状によると、元署長は昨年9月13日、署内にいた男性に、清めるためと称して持っていた袋の中の塩を投げつけた、としている。この日朝、救急業務で傷病者の保険証を紛失するトラブルがあり、男性は救急部門の責任者だった。元署長は日頃から「お清め」として、署の入り口に盛り塩をしていたという。

 

 男性はその後、体調を崩して仕事を休むようになり、医師からパワハラによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、昨年12月に依願退職した。

 

 男性からの通報を受けて設置された調査委が関係者に聴取を行い、今年4月に元署長の行為をパワハラだと結論付けた。同組合は28日、取材に対してパワハラが認定されたことを認めた一方、「公表基準に当てはまらない」として、元署長への対応の詳細を明らかにしなかった。



※ 他社のニュースも掲載致します

奈良の元消防署長、パワハラ認定 部下に塩投げ「清めたろ」

 

2025年8月4日() 14:52 共同通信

 

 奈良県広域消防組合の葛城消防署(葛城市)で昨年9月、当時署長だった男性が部下に「悪いの清めたろ」などと塩を投げ付けたとして、組合の調査委員会がパワハラと認定したことが4日、関係者への取材で分かった。認定したのは今年春。部下の男性は728日付で県警高田署に暴行容疑などで刑事告訴した。

 

 告訴状などによると、昨年9月、署員が救急業務で傷病者の保険証を一時紛失するトラブルが発生。部下の男性は当時副署長で、この件で責任ある立場だった。このトラブルを受け、元署長は署敷地内にお清めの塩をまいた。その際に「悪いの清めたろ」と言いながら、ほぼ真正面から男性に塩を投げ付けたという。

 

 男性はその後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されるなど体調を崩し、昨年1231日付で依願退職した。

 

 男性は告訴状で、日常的なパワハラがあったと訴えたが、調査委は塩を投げ付けた行為のみをパワハラと認定した。組合は取材に、元署長を処分したと認めた上で「公表基準には至らない処分だった」と詳細は明らかにしなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

当時の署長が部下だった男性に「悪いの清めたろ」などと言って
塩を投げつける事案からPTSDを発症も凄い展開だと思います。
この1件だけでPTSDに成らないとは断言出来ませんが、
「本当にそれだけか?」と疑いたくなります。
パワハラ被害者は退職までする状態で、
「公表基準に当てはまらない」と言うのも
随分と公表のハードルが高過ぎると感じます。
職員を退職に追い込んでいるのは相当に悪質ですから、
公表は当然のことではないてじょうか?
奈良県広域消防組合の姿勢を疑います。

被害者の方へ
職場がきちんと対応しないのであれば、
公的機関へ訴えるのは当然の権利です。
変な圧力に屈せず、きちんと進めて欲しいと願っております。


0 件のコメント:

コメントを投稿