ストレスチェックで職員十数人「異常に高い」
…上司2人組のパワハラが発覚、懲戒処分に
2025年7月19日(土) 11:08 読売新聞
奈良県大和高田市は18日、部下の放射線技師に業務上必要な範囲を超える 叱責(しっせき
)をするパワーハラスメントを行ったとして、市立病院技術局の局長(58)と同局放射線技術科の技師長(52)を減給10分の1(2か月)の懲戒処分にした。
発表では、2人は2018年11月、同科の会議でほかに2人が同席する前で技師に対し、「辞めさせるぞ」などと発言した。
毎年実施するストレスチェックで23年、十数人の同科職員が異常に高いストレスを示したことから、アンケート調査を行ったところ、パワハラが発覚した。局長と技師長は18年当時、技師長と係長で、その後もパワハラ行為が繰り返されていた可能性もあるという。
※ 他社のニュースも掲載致します
大和高田市立病院 パワハラ行為で技術局長ら2人を減給処分
2025年7月22日(火) 18:54 奈良テレビ
大和高田市は、市立病院で部下に対しパワハラ行為を行ったとして、58歳の男性技術局長ら2人を懲戒処分にしたと発表しました。
市によりますと、2018年に2人は、当時1年目だった放射線技師に対し、その場にいた他の放射線技師2人の前で、「辞めさすぞ」などと発言したといいます。2023年に行ったストレスチェックで放射線技術科のみ高ストレスという結果の職員が多かったため、ヒアリングを行った際に発覚し、病院がパワハラと認定しました。市は18日付で2人を減給10分の1、2カ月の懲戒処分としました。
《カウンセラー松川のコメント》
ストレスチェックは法制化され、形骸化する可能性も秘めていますが、
大和高田市ではストレスチェックを活用し、
パワハラ加害者に対する処分を行いました。
邪推の域を超えませんが、
内部通報等により当局が各種資料を精査した結果かも知れませんが・・・
どちらにしても、ストレスチェックが機能したと言う事実は残りましたので、
制度としては「結果良し」と言えるのではないでしょうか。
被害者の皆様へ
解決までに7年を要してしまいましたが、
加害者が処分されたことで、一旦は落着としましょう。
そして、再発したならば加害者は違ったとしても、
然るべき部署に相談や訴えをしてください。
健全な職場環境は全員で築くものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿