「不倫した女とレッテル」
市職員側は「第三者調査委設置されず」人権救済を申し立て
市長は「不倫」だったと謝罪「コメント控える」
2025年7月8日(火) 17:45 福岡放送
福岡県田川市長の「不倫相手」とされた女性職員が、不倫ではなく市長のセクハラと主張している問題についてです。女性職員側は、市が第三者調査委員会の設置を3か月以上放置しているとして、弁護士会に人権救済を申し立てました。
■世良洋子弁護士
「不倫した女というレッテルを貼られている、世の中から。街も歩けない、買い物にも行けない。」
田川市の村上市長は、去年とことしの東京出張の際に同行した女性職員と不倫があったことを認め、謝罪していました。
一方、女性職員側は不倫ではなく、市長のセクシュアル・ハラスメントだったと主張し、ことし3月末、第三者調査委員会の設置を求めていました。
代理人弁護士は田川市が3か月以上、設置を放置しているとして、福岡県弁護士会に女性職員の人権救済を申し立てたと明らかにしました。
会見では女性直筆の手紙を読み上げました。
■世良弁護士
「私はセクシュアル・ハラスメントのいち被害者にすぎないのに、なぜ市長は市長職を大手を振って続けることができるのに、私は人目を避けるように休職に追い込まれたまま、黙っていなければならないのでしょうか。」
村上市長は「会見の内容を把握していないのでコメントは控える」、市の担当者は「調査委員会の設置準備は進めているが、時期については答えられない」としています。
田川市長”セクハラ” 女性職員が人権救済申し立て
2025年7月8日(火) 18:30 九州朝日放送
田川市長からセクハラを受けたと訴えた女性職員が、市が漫然と調査を遅らせているとして、弁護士会に人権救済を申し立てました。
田川市の村上卓哉市長は2月の出張中、女性職員をホテルの自室に招き入れる様子などが週刊誌で報じられ、記者会見で不倫関係だったと認めました。
これに対し、女性職員は3月、上司と部下の関係を利用した「強いられた同意」によるセクシュアルハラスメントだと訴え、市に第三者委員会による調査などを求めていました。
8日会見した女性職員の代理人弁護士によりますと、田川市は第三者委員会の設置などに応じる意向を示しており、先月下旬には福岡県弁護士会に委員の推薦依頼書を出しましたが、現在も委員会を設置していないということです。
女性職員は市が設置を漫然と遅らせていることで人格権を侵害されたとして、8日弁護士会に対し、人権救済を申し立てました。
また、「先送りに終始する対応からは配慮が全く感じられない。辛くてたまらない」などと記した手記を公表しました。
会見を受け田川市は「第三者委員会の設置に向けて粛々と進めているが、条例や予算の対応が必要で時期については明言できない」とコメントしています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ7月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼福岡・田川市長の不倫セクハラ問題、女性側「問題が放置され人格権の侵害続く」…心身不調も訴え
これの続報です。
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