2022年7月5日火曜日

教え子の女子中学生の耳にキスをして、足首を握る 40歳の男性教師が懲戒免職 「危害加える懸念」で学校の対応は・・・

教え子の女子中学生の耳にキスをして、足首を握る
 40歳の男性教師が懲戒免職
 「危害加える懸念」で学校の対応は・・・

 

2022年7月5日() 11:12 フジテレビ

 

中学校の男性教師が、カラオケ店で、教え子の女子生徒にキスをするなどしたとして、懲戒免職となった。当日、休みを取っていた教師は、放課後に、女子生徒を誘い、”不適切な”行為に及んでいたという。

 

「カラオケに行こう」好意を抱いていた教え子を誘う

学校の先生たちが起こした不祥事は「服務事故」と呼ばれている。今回の事故が起きたのは、去年1119日だった。東京都教育委員会によると、40歳の男性教師は、自分が勤務する東京・多摩地域の中学校の女子生徒を、カラオケに誘ったという。

 

この女子生徒は、教科担任の教え子だったそうだ。もともと男性教師が、一方的に、女子生徒に好意を抱いていたという。自分のメールアドレスを伝えて、連絡を取り合っていたとのこと。都教委では、教師と生徒間の”私的メール”を禁じている。

 

この日、男性教師は、年次有給休暇を取っていて、仕事は”休み”。学校も、午前中で授業は終わりだった。いわゆる「半ドン」だ。事前に、男性教師は、メールで「カラオケに行こう」と誘い、待ち合わせをしていたという。

 

耳にキス、足首を握る

2人が、都内のカラオケ店を利用していたのは、午後2時半~午後345分。この間、男性教師は、女子生徒に対して、手を握ったり、抱きしめたり、耳にキスをしたり、足首を握るなどしたという。当然、部屋の中は2人きりだった。

 

これらが”わいせつ行為”に当たるかどうかは分からない。現時点で、警視庁に被害届は出ておらず、女子生徒も精神的な影響は受けていないという。ただ、都教委のルールでは、生徒に対して「キスをした」時点で、クビ=免職となるそうだ。

 

実は、2人が、カラオケ店を利用している最中に、学校側は、この「服務事故」を把握していた。なぜなら、女子生徒の友人が、学校側に相談をしていたからだ。この友人は、事前に、女子生徒から、カラオケ店に行くことを打ち明けられていたという。

 

「危害を加える懸念」で直接、教師に連絡せず

学校側は、まず、女子生徒の保護者に連絡を取ったという。その後、保護者が、カラオケ店にいる女子生徒に、直接、電話をして、帰宅するよう促したそうだ。そのことを聞いた男性教師は、「家に帰ろう」と告げて、女子生徒を途中まで送ったという。

 

学校側は、女子生徒が、”無事”に帰宅したことを確認した後、男性教師を呼び出したとのこと。その場で、事実関係を問いただしたところ、男性教師は、2人でカラオケ店に行ったことなどを認めたという。

 

なぜ、学校側が、直接、カラオケ店にいる教師に連絡を取って、注意をしなかったのか?なぜ、保護者を通じて、帰宅を促したのか?都教委は、この学校の対応について、「男性教師が、女子生徒に危害を加える懸念があったため」と説明している。何とも恐ろしい話だ。

 

「信頼を裏切り、申し訳ない」

この「服務事故」の後、男性教師は、病気を理由に休職することに。女子生徒の保護者に対しても、直接、謝罪はしていないという。保護者が「会いたくない」と拒否しているそうだ。女子生徒は、通常通り、学校に通っているという。

 

都教委の聞き取りに対して、男性教師は、「自分の軽率な行動、不適切な行為で、生徒、ご家族に申し訳なく反省している。信頼を裏切る結果になって、申し訳なく思っている」などと話しているという。男性教師は、74日付けで、懲戒免職となった。 


《カウンセラー松川のコメント》

この事案はセクハラやアカハラの域を超え、
性犯罪と言っても過言ではありません。
また、この様な事案を[服務事故]と称しているのも理解出来ません。
[事故]とは過失から発生する事象であり、
今般の事案の様に故意に発生させれば、それは[事件]と呼びます。
これまで加害者となった教員の資質に注目しておりましたが、
教員が教え子に対して故意に性的な接触を行う事を[事故]と認識している点、
これも同様の事案を断とうとしない背景だと思います。
しかし、この事案の生徒も加害者と二人きりでカラオケに行っている事も
非常に問題だと感じております。
中学生は未成年ではありますが、小学生よりは判断力も有しており、
教員とカラオケに行く事の善悪について判断出来ても良いと思います。
この点については、家庭教育や躾の問題が浮上します。
やはり保護者も自分の子供の安全の為に、常日頃から教育をするべきです。
メールで連絡まで取り合っているのですから、
この様な事象が発生しない様にするのが保護者の務めであります。

ニュースから被害者が発生していない事案とのことなので
被害者に対するコメントもございません。

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