2020年11月9日月曜日

ミス1回罰金500円、温泉旅館でパワハラと損賠2700万円求め訴え  旅館側は棄却求める

ミス1回罰金500円、温泉旅館でパワハラと損賠2700万円求め訴え
 旅館側は棄却求める


2020年11月9日(月) 19:57 京都新聞

 大津市雄琴6丁目の温泉旅館「びわこ緑水亭」の調理場の男性料理長から長年にわたってパワハラを受けたとして、調理場で働いていた元従業員の男性4人が、料理長と旅館の運営会社に対し慰謝料など約2700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、京都地裁(光吉恵子裁判官)であった。被告側は請求棄却を求めた。

  訴状によると、原告らは料理長から殴るなどの暴力や暴言を繰り返し受けたほか、仕事上のミスがあると「罰金」として1回当たり500円、多い月で1人1万円余りを支払わされた。旅館の運営会社もパワハラが起きないように環境整備する義務を怠り、精神的苦痛や金銭の損害を負ったと主張している。

2020/8/31付けで提訴のニュースを掲載済み


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラを放置した結果の民事訴訟のニュースです。
料理長個人の所業であっても、業務中に上司としての行動であれば、
組織としても被告になり得るのです。
まだ地裁での第1回口頭弁論の段階ですから、
判決が確定するまでには長い時間を要しますが、
旅館の評判が良くなる事はないでしょうから、
やはりハラスメントを放置しておくのは、組織として大きな損失です。

0 件のコメント:

コメントを投稿