2022年12月28日水曜日

宝塚演出家がパワハラやセクハラ、歌劇団確認…「プライバシー保護」理由に詳細明かさず

宝塚演出家がパワハラやセクハラ、歌劇団確認
…「プライバシー保護」理由に詳細明かさず

 

2022年12月28日() 19:10 読売新聞

 

 宝塚歌劇団の演出家・原田諒氏(41)が団員やスタッフにパワハラやセクハラを繰り返したとの疑惑を週刊文春が報じたことを受け、同歌劇団は28日、ハラスメント事案を確認したと発表した。関係者の氏名など詳細については「プライバシー保護」を理由に明らかにしていない。原田氏は26日付で退団したという。

 

 同歌劇団はホームページで「事実と異なる内容や表現がある」とした上で、事案自体は確認し対応していると公表。「ハラスメントの根絶に力を入れてきたが、このような事案が発生した事実を重く受け止める」としている。

 

 原田氏は2003年入団。星組「ベルリン、わが愛」などで17年度の菊田一夫演劇賞、月組「ピガール狂騒曲」で20年度の文化庁芸術祭賞新人賞を受賞するなど、実力派として知られる。

 

 

 

セクハラ報道の演出家退団 宝塚歌劇

 

2022年12月28日() 19:57 時事通信

 

 宝塚歌劇団は28日、所属演出家の原田諒氏(41)が26日付で退団したと明らかにした。

 

 週刊文春で、20代の演出助手にセクハラをしたなどと報じられていた。

 

 歌劇団は28日、ホームページでハラスメント事案があったことを確認したと発表。「事実を重く受け止めており、今後はハラスメントの防止のさらなる徹底に努める所存です」とコメントした。ただ、原田氏との関係は明らかにしておらず、退団理由は非公表という。

 

 原田氏は2003年に入団。菊田一夫演劇賞や読売演劇大賞の優秀演出家賞を受賞するなどし、注目を集めていた。

 

 

 

宝塚歌劇団 セクハラ報道の演出家退団

 

2022年12月28日() 18:58 産経新聞

 

宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は28日、所属演出家の原田諒氏が退団したと明らかにした。原田氏は同日発売の週刊文春で20代の演出助手にセクハラをしていたと報じられた。歌劇団は歌劇団内でハラスメント事案があったことを認めたが、原田氏の退団理由やハラスメントの内容については「プライバシーにかかわる」として明らかにしていない。

 

歌劇団によると、原田氏の退団は今月26日付。自身が脚本・演出を担当した雪組公演「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」が東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた翌日だった。

 

原田氏は平成15年に入団し、22年に演出家デビュー。文化庁芸術祭賞新人賞や読売演劇大賞優秀演出家賞などを受賞した人気演出家で、歌劇団以外でもオペラなどの演出を手がけている。

 

週刊文春は原田氏が演出助手に性的な発言を繰り返したり、出演者を罵倒したりしたと報道。歌劇団側の聞き取りに原田氏は事実を認めたとしている。

 

 

 

宝塚歌劇の演出家・原田諒氏退団 「スタッフにセクハラ」報道

 

2022年12月28日() 18:06 毎日新聞(反橋希美)

 

 宝塚歌劇団所属の演出家、原田諒(りょう)氏が退団したことが28日、歌劇団への取材で明らかになった。同日発売の「週刊文春」で、スタッフにセクハラ行為をしたなどと報道されたが、歌劇団は理由を明らかにしていない。退団は26日付。

 

 原田氏は25日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた雪組公演「蒼穹(そうきゅう)の昴(すばる)」で脚本と演出を担当していたが、公演中の9日付で親会社の阪急電鉄に異動となった。

 

 歌劇団広報は、原田氏の異動と退団の事実は認めたものの、理由は「プライバシーに関わる」として回答しなかった。その一方で、劇団内でハラスメント事案が起きたことは認め「研修を通じてハラスメントに厳しく対応をしており、引き続き厳正に対処します。今回、事案が確認されたことを受け、さらに指導を徹底し、宝塚歌劇団としては、今後も被害者の方の気持ちに寄り添い、最大限のサポートを続ける所存です」とコメントした。

 

 原田氏は2003年に入団し、10年の宙(そら)組「Je Chante(ジュ シャント)」で演出家としてデビュー。17年の星組「ベルリン、わが愛」と18年の星組「ドクトル・ジバゴ」の脚本・演出に対して菊田一夫演劇賞を受賞。若手の実力派として知られていた。


《カウンセラー松川のコメント》

演劇の世界では、出演者より力を持っているのが製作者です。
それは、プロデューサーやスポンサー、監督や脚本家とか演出家です。
作る側のトップ、作る現場での実力者の意向次第で配役が決まる部分もあります。
そこで、明確な力関係が発生し、それがハラスメント、
特にセクハラとなり易いのです。
今般の事案もその類いでしょう。
宝塚歌劇団は役者は選ばれた女性ばかりですから、
悪意を持って接すれば、相当のセクハラも可能すも知れません。
「清く正しく美しく」の宝塚歌劇団だからこそ、臭いものに蓋をするのではなく、
きちんと事案について報じてもらうべきでしょう。
それが、再発防止にもつながると思います。

被害者の皆様へ
事案について語るのは辛いことだと思います。
しかし、再発防止は後輩の為でもありますので、
どうかその辛さを乗り越えて被害の全容を正しく開示して
加害者にしっかりと罪を償わせる様にさせてください。

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