2022年12月20日火曜日

「声が小さい」「警察呼ぶ」不適切な言動やパワハラ、小学校長を停職

「声が小さい」「警察呼ぶ」不適切な言動やパワハラ、小学校長を停職

 

2022年12月20日() 10:58 朝日新聞(西晃奈)

 

 岩手県教育委員会は19日、児童への不適切な言動や教職員へのパワーハラスメントがあったとして、県北教育事務所管内にある小学校の女性校長(60)を停職2カ月の懲戒処分とし、発表した。校長は同日付で退職した。

 

 校長は56月、給食準備をしていた児童4人を呼び出して、地域住民へのお礼について「感謝の気持ちが表れたあいさつではない」などと給食が終わる間際まで大きな声で指導。メモ帳の紛失があった際には児童1人に対して「(ものが)出てこないと警察を呼ぶことを考える」と発言した。教職員に対しては、職員朝会で「声が小さい」とやり直しをさせたり、業務時間外に緊急性のない電話をしたりしたという。

 

 校長は「(退職年度の今年度を)最良の年度にしたいと、強い焦りと自分の思いが先行した。申し訳ない」と述べているという。



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岩手県教委、3件の懲戒処分
 パワハラで小学校長を停職2カ月など

 

2022年12月19日() 21:22 毎日新聞(釣田祐喜)

 

 岩手県教委は19日、教職員へのパワハラや児童への不適切な言動があったとして、県北教育事務所管内の女性小学校長(60)を停職2月とするなど3件の懲戒処分を公表した。

 

 県教委によると、女性校長は45月、校内会議で教職員を強い口調で問い詰め、ソファのひじ掛けを強くたたいて大きな音を出したり、休日や平日早朝・夜間に緊急性のない電話をしたりした。

 

 また、児童には46月、授業で指導を受けた地域の人へのお礼が「感謝の気持ちが表れたあいさつではない」と4人を呼び出し、給食の準備から終了間際まで大声で注意。児童のメモ帳が見当たらなくなった際には、別の児童に対し「(メモ帳が)出てこないと警察を呼ぶことを考えている」などと発言したという。

 

 女性校長は「退職年度を最良の年にしたいと焦り、思いが先行してしまった」と説明。8月から自宅待機し、同日付で辞職した。

 

 また、中学校の男性教諭2人を戒告とした。県南教育事務所管内の40代の教諭は202111月、乗用車を運転中、衝突した女児に顔の骨折などの重傷を負わせた。盛岡教育事務所管内の55歳の教諭は226月、運動部の男子部員の尻を蹴った行為などが体罰と認定された。

 

 

 

小学校校長がパワハラ行為で停職2カ月
 職員・児童に苦痛や恐怖心<岩手県>

 

2022年12月19日() 19:42 岩手めんこいテレビ

 

岩手県北教育事務所管内の小学校に勤める60歳の女性校長が、他の職員にパワハラ行為をしたなどとして停職2カ月の懲戒処分を受けました。

 

県教育委員会によりますと、県北教育事務所管内の小学校に勤める女性校長は2022年4月から5月にかけて複数の教職員に対し、責め立てるような口調で指導したり、休日に緊急性のない電話をするといったパワハラ行為をしていました。

 

また児童5人に対しても「あいさつがなっていない」と大きな声で指導するなど不適切な言動をとり、恐怖心を与えていました。

 

校長は12月19日付で停職2カ月の処分を受けましたが「つらい思いをさせ申し訳ない」と話していて、依願退職したということです。

 

また県教委は12月19日、体罰をしていた盛岡教育事務所管内の中学校の55歳の男性教諭についても戒告処分としました。

 

 

 

児童に「挨拶がなっていない」 職員にはパワハラ
 60歳女性小学校長を停職2か月の懲戒処分 岩手県教委

 

2022年12月19日() 16:44 岩手放送

 

 岩手県教育委員会は19日、県北教育事務所管内の小学校の女性校長(60)が複数への職員にパワーハラスメント行為をして精神的苦痛を与えたほか、児童5人に不適切な言動をして不快感や恐怖心を抱かせたとして、停職2か月の懲戒処分を行いました。

 

 県教委によりますとこの校長は今年4月から5月にかけて、校内の会議で職員に問い詰めたり追い詰めたりするような口調で話したほか、職員朝会で司会をしていた職員に「声が小さい」と23回やりなおさせたり、職員に休日4回、平日早朝2回、平日夜3回、緊急性のない内容の電話をするなどして、複数の職員に精神的苦痛を与えたということです。

 また今年5月から6月にかけて、給食の準備をしていた児童4人を呼び出し、地域の人へのお礼の挨拶について「挨拶がなっていない」、「感謝の気持ちが表れた挨拶ではない」などと給食時間の終了間際まで大きな声で発言したほか、メモ帳などがなくなった際、1人の児童に「なんで嘘をついたの」、「(ものが)出てこないと警察を呼ぶことを考えている」などと発言し、児童あわせて5人に不快感や恐怖心を抱かせたということです。

 この校長は8月に辞職願を提出していて、19日付けで退職したということです。


《カウンセラー松川のコメント》

小学校の校長が複数の教職員へのパワハラだけでなく、
児童にまで威圧的な言動があり、懲戒処分と同時に依願退職しました。
教職員へのパワハラ事案については、報道の限りでは微妙な感じがあります。
勤務時間外に緊急性の無い用件で電話をするのは問題行動です。
しかし、声がしっかり出ていないから、やり直しをさせるのは悪なのでしょうか。
責め立てる口調での指導も状況が分からないので賛否も出来ません。
児童に対しても、挨拶の指導をすると処分なのでしょうか。
きちんと挨拶出来ない人が増えているのですから、
もう学校の先生でも指導しなければ、
この先も挨拶出来ないまま成長するでしょう。
学校内で紛失事案が発生。それが盗難ならば、警察を呼んでも良いと思います。
関係児童が本当の事を言わないのならば、責めても当然でしょう。
今の保護者や職場の管理職が足りない部分を
校長が補っていた様に思えてます。

被害者の皆様へ
いろいろ思うところはあるでしょうけど、
加害者が退職した事で収めましょう。

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