2022年12月15日木曜日

厚木基地所属の自衛隊員 上司へのパワハラなどで懲戒免職

厚木基地所属の自衛隊員 上司へのパワハラなどで懲戒免職

 

2022年12月15日() 18:51 テレビ神奈川

 

海上自衛隊の厚木基地に所属する50代の隊員が、複数の上司に対し病歴をやゆするといったパワハラを繰り返し、精神疾患を発症させたなどとして懲戒免職となりました。

 

海上自衛隊によりますと、1215日付けで免職の懲戒処分となったのは、厚木航空基地隊所属の50代の2等海曹です。

 

この隊員はおととし6月頃からおよそ2年間にわたって、上司4人に対し日常的に、正当な理由なく「資料が見づらい」などと業務について非難したり、病歴をやゆする発言を繰り返したりしたということです。

 

上司4人はいずれも精神疾患を発症していて、隊員はほかにも、別の上司ら(前述4人の一部含む)に対して「黙ってろ」「お前」「ばかじゃないの」などの暴言を繰り返したり、共有ネットワークのサーバーからデータを意図的に消したりしたとしています。

 

処分について海上自衛隊は、「行為が長期間かつ広範囲におよび、非難の程度は著しく大きい。 みずからの行為の正当化に終始している」などとしていて、隊員本人から謝罪の言葉はなかったということです。



※ 他社のニュースも掲載致します

上官らへパワハラ繰り返す 厚木基地の海自隊員が懲戒免職

 

2022年12月15日() 20:41 神奈川新聞

 

 海上自衛隊は15日、厚木基地(大和、綾瀬市)の基地隊に所属する50代の2等海曹が上官らに暴言を吐くなどのパワーハラスメントを繰り返したとして免職の懲戒処分にしたと発表した。

 

 第4航空群司令部によると、同海曹は2020年6月~22年8月、同隊内の3等海佐ら複数の隊員に対して「お前バカじゃないか」などと暴言を吐いたり、不当な理由で業務の進め方を否定したりパワハラを繰り返した。4人が精神的な疾患を発症した。職場のネットワークの保存データを故意に消去するなど公務運営にも支障を及ばした。

 

 

 

上司4人にパワハラ、2等海曹を懲戒免
…暴言吐かれた上司1人は配置転換余儀なく

 

2022年12月15日() 21:54 読売新聞

 

 複数の上司にパワーハラスメントをしたなどとして、海上自衛隊第4航空群司令部は15日、厚木基地の厚木航空基地隊に所属する50歳代の2等海曹を同日付で懲戒免職にしたと発表した。

 

 発表によると、2等海曹は2020年6月頃~今年8月頃、上司4人に対し、病歴をやゆする発言を繰り返すなどして精神的苦痛を与えた。「バカじゃないのか」などと日常的に暴言を吐かれた1人は、配置転換を余儀なくされた。さらに、基地のネットワークサーバー内の保存データを故意に消去して公務に支障を及ぼすなどした。

 

 厚木航空基地隊司令の袴田重征1等海佐は「服務違反が起きたことを重く受けとめ、再発防止を図るとともに厳正な規律の維持に努めます」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

自衛隊は階級社会と言われておりますが、
昔から「星の数よりメンコの数」とも言われており、
それは「階級よりも経験がモノを言う」と言う意味です。
50歳代の2曹ですから、現場や実務について相当に詳しいでしょうし、
任官したての3尉や初めての業務で着任した士官であれば、
ベテラン曹士には頭が上がらない部分もあります。
だからと言って「曹の俺が知っているのに、尉官佐官が知らないのはバカ」
この態度は社会常識が相当に欠落しているダメ人間と言えましょう。
ベテランならば、ベテランとしの余裕を見せるべきでなのです。
上司にしても「部下にナメられている」なんて相談はし難いですから、
一人で抱え込んで精神疾患となってしまったのだと思います。
組織の一員として職務に精励に出来ない者は追放止む無しです。
勿論、組織の活動を妨げる者は組織から追放されて当然です。
特に公務員は納税者から給金を貰っているのですから、
悪い構成員を排除することが税を正しく使う事になり
納税者に対する正しい姿勢ですから、懲戒免職は正しい選択です。

被害者の皆様へ
反抗する部下を抱えて大変だったと思います。
相談しても「そんな管理も出来ないのか」と
御自身の能力を逆に問われてしまうと思うと
迂闊に相談も出来なかったでしょう。
しかし、業務妨害までする犯罪者の様な部下だったのが
最大の悲劇だったと思います。
加害者は懲戒免職にもなりましたので、心機一転して欲しいと思います。

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