2022年12月14日水曜日

日野、パワハラゼロ活動の進ちょく公表 8月末から相談件数急増 「行き過ぎ指導」が多数

日野、パワハラゼロ活動の進ちょく公表
 8月末から相談件数急増 「行き過ぎ指導」が多数

 

2022年12月14日() 8:16 日刊自動車新聞

 

 日野自動車は13日、エンジン認証不正問題を受けて8月末から始めた「パワハラゼロ活動」の進ちょくを公表した。パワーハラスメント行為の実態調査では、既存の相談窓口を再周知した結果、相談件数が増加した。相談内容は「指導として行き過ぎている」というものが多いという。

 

 相談件数は再周知前で年に23件だったが、8月末から11月末で約60件の相談が寄せられた。過去の事案や第3者による通報も含まれる。受け付けた相談内容は人事部門が調査を進めている。

 

 パワハラを行った社員への処分については、これまでで最も軽かった「けん責」を「減給」に、最も重かった「数日間の出勤停止」から「懲戒解雇」も含めるなど適用基準を厳しくし、社員にも周知した。

 

 企業風土の改革に向けては、社内の対話やコミュニケーションを重視し、7月から部署単位の職場懇談会を約870回実施したほか、各職場で独自の対話機会も設けている。日野は引き続き、パワハラゼロ活動の効果の検証と改善を行うとともに、従業員の「困りごと」や職場課題に向き合い、実効性のある諸施策を実行するとしている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「お立ち台に上がる」衆目の前での叱責…日野不正の一因は「パワハラ」、役員一部辞任へ (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
過去に発生した問題から要因の一つに社内のパワハラ体質が挙げられ、
それを機にパワハラを無くす運動を本格に始動させ、
その途中結果が公表されました。
窓口について再周知すると共に、懲戒処分も重くすることで、
被害者と加害者双方にパワハラへの意識付けを狙っています。


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