2022年12月3日土曜日

副知事「また違う男を連れ回している」と発言か、女性の意見文に直接メールも

副知事「また違う男を連れ回している」と発言か、
女性の意見文に直接メールも

 

2022年12月3日() 6:27 読売新聞

 

 性差別問題などに取り組む一般社団法人「Voice Up Japan」(東京都)の女性代表理事が、京都府の山下晃正副知事(70)からセクハラ発言を受けたとして、府に公開意見文を送付していたことが2日、明らかになった。副知事は発言内容について「府のルールに従って処分も含めて判断されるため、控えたい」とする一方、「発言で精神的苦痛を与えたことについてはおわびしたい」と語った。

 

 意見文によると、副知事は11月15~17日に公務で訪れたスペイン・バルセロナのイベント会場で、女性に「俺はセクハラの塊みたいなもんだからな」「また違う男を連れ回している」と発言したという。

 

 女性が同25日、府の窓口に意見文をメールで送ると、副知事は3回にわたって直接メールを送信。女性は「被害者に直接メールをするのはさらなる精神的ダメージを与える行為」と問題視し、「個人の問題として対応したのは、府のリスク管理力の不備を象徴している」と批判した。

 

 担当部署による対応を待たずにメールで直接やりとりしたことについて、副知事は「おわびをしたかった。軽率だった」と述べた。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「俺はセクハラの塊」京都府副知事が発言と女性が質問状
 本人謝罪、事実関係調査へ

 

2022年12月2日() 21:16 京都新聞

 

 京都府の山下晃正副知事(70)からセクハラ発言を受けたとして、海外在住の女性が西脇隆俊知事宛てに質問状を送っていたことが分かった。山下氏は海外出張中、初対面の女性に対し「俺はセクハラの塊みたいなもの」などと述べたという。府は事実関係を調査する方針。2日に取材に応じた山下氏は「精神的苦痛を与えたのはおわびしたい」と謝罪したが、発言が事実かどうかについては「調査結果を待ちたい」と明言しなかった。

 

 質問状を送った山本和奈さん(25=ドイツ在住=によると、山下氏は1115日にスペインで開かれた国際見本市に参加した際、山本さんの勤める会社の展示ブースを訪れた。山本さんがセクハラの撲滅活動にも取り組んでいると伝えたところ、山下氏は府で男女共同参画も担当していると説明し、「俺はセクハラの塊みたいなもんだからな」と発言したという。会場近くですれ違った際には「また違う男を連れ回してるね」とも言われたという。

 

 山本さんは25日、山下氏の発言はセクハラに当たると指摘するメールを府の総合問い合わせ窓口に送信。今月1日には事実確認を行う意向があるか尋ねる西脇知事宛ての質問状も送った。山本さんは「最初は何を言っているのか分からなかったが、モヤモヤした気持ちが残った。たいしたことではないと思われるかもしれないが、放置したら何も変わらない」と話す。また府へのメール送信後に山下氏本人から返信があったといい、「担当者を介さず、被害女性に対して直接連絡を取るのは配慮を欠く」と話した。

 

 西脇知事は2日の定例会見で「一日も早くおわびしたいという気持ちからだと思うが、さらに苦痛を感じたのであれば軽率だったと思う」と述べ、事実関係を確認する考えを示した。

 山下氏は商工労働観光部長などを歴任し、20132月に副知事に就任した。現在3期目。

 

 

 

京都府副知事が「セクハラ発言」
 府に質問状、知事は「早急に回答」

 

2022年12月2日() 21:00 朝日新聞(原田達矢)

 

 東京都内の一般社団法人の代表理事を務める女性が、山下晃正副知事からセクハラ発言を受けたとして、府に事実関係の確認や今後の対応を求める公開質問状を送っていたことがわかった。西脇隆俊知事は2日の記者会見で、「早急に事実確認を進め、回答する」と述べた。

 

 質問状によると、女性は1115日、16日にスペイン・バルセロナで開かれた国際会議の出展ブースなどで、山下副知事から面と向かって「俺はセクハラの塊みたいなもん」「また違う男を連れ回しているね」と発言されたという。女性は後日、府の相談窓口にメールを送り、SNSで問題を指摘。府から回答はなかったが、26日から29日にかけて複数回、山下副知事から釈明する内容のメールが届いたという。

 

 質問状では、山下副知事の発言や、直接被害者に連絡を取る行為から「被害を回復できるよう配慮する態度が見られない」と指摘。府に対し、事実関係の確認や直接連絡を取ることを容認した理由、性暴力や差別の撲滅に向けどう対応するのか、回答を求めている。

 

 西脇知事は会見で、山下副知事から、セクハラ発言をしたと指摘を受けていることや、「発言にそういった意図はなかった」などの報告を受けていると明かした。直接メールをした事実についても認めているとし、「被害者ご本人が苦痛を感じられたのならば、軽率だったと思う」と話した。ただ、副知事の処分については言及しなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

副知事は知事の右腕として知事が人選し任命するので、
知事にとっては問題を無かった事にしたいですし、処分も避けたいのでしょう。
府庁としても、副知事の事案に対してどの様に対処したら良いか決められず、
とりあえず加害者である副知事に苦情メールを知らせてしまうと言う
一番悪手を選んでしまったのも、知事を意識した悪影響でしょう。
知事もここまで事態が悪化してしまったら、何らかの処分が必要でしょう。

被害者の方へ
全国紙で報道されておりますから、このまま無かった事には出来ないでしょう。
府や知事の出方待ちですね。

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