2022年12月9日金曜日

「本気で対策に取り組もうとしているのか」今治市消防のパワハラ受け対策するも現場に知らされず 疑問視する声相次ぐ

「本気で対策に取り組もうとしているのか」
今治市消防のパワハラ受け対策するも現場に知らされず
 疑問視する声相次ぐ

 

2022年12月9日() 17:40 あいテレビ

 

8日、あいテレビでは、パワハラ問題を受けて愛媛県今治市の消防が121日に新たな相談窓口を設置したとお伝えしました。

しかしニュースを見た消防士から「現場に知らされていない」という情報が寄せられました。

 

今治市議会では8日、パワハラ行為を繰り返し処分を受けた消防司令がパワハラ相談員を務めていた問題が取り上げられ、市側は次のように答弁していました。

 

今治市 福田吉三郎 消防長

「人選と相談体制に問題があったと深く反省している。121日に消防内で職員のスマートフォンなどから無記名で相談できるハラスメントなどに関する通報窓口を設置し、早期にハラスメントの芽を摘んでいく体制を整えている」

 

今治市は、対策として消防に121日から新たな相談窓口を設けたことや、これまで管理職が中心だったパワハラ相談員に30代の男性4人と女性1人を加えたと説明しました。

 

しかし…

 

現役消防士

「現場に知らされていない。きのうのニュースを見て初めて知った」

 

現場の消防士からの情報を受けてあいテレビが状況を調べたところ、新たな相談窓口やパワハラ相談員の増員について、運用開始から8日経った8日時点で、現場の職員に知らされていない職場が複数あることが分かりました。

 

職員からは、本気でパワハラ対策に取り組もうとしているのか姿勢を疑問視する声が聞かれました。

 

職員

「残念だ。形だけの対策ならばパワハラ撲滅にはつながらないと思う」

 

一方、今治市消防本部は、新たな相談窓口などについて「今月1日に総務課から各所属長にメールを送った。その後、現場に伝えたかどうかは所属長を信用していたため確認していない」と説明しています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ12月8日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「お前はバカか」と暴言、暴力も パワハラ相談員の消防司令もパワハラ繰り返し 人選見直し 今治市消防 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
今般の事案では暴力事案が発生していた中央消防署の署長が
事案を黙認した上に、署員に対して調査への口止めをしていました。
これまでは、中央署署長の個人的な資質が問題なのかと思いましたが、
各所属長に新たな相談窓口を設置したメールを送ったにも関わらず、
それが所属員に周知されていないとのことです。
複数の所属長が居ると思いますが、誰一人として周知していなのは異常です。
報道が全面的に正しいとは限りませんが、
現時点では報道を信じるしかありません。
拙ブログ12月1日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 今治市消防の“パワハラ”問題を受けハラスメント対策研修会 「全体の意識が統一できた」 (mms119.blogspot.com)
のとおり、全職員を対象にハラスメント対策研修会が実施された直後に
この有り様です。
如何に研修が身になっておらず形骸化していかの証左です。
今治市消防本部のハラスメント対策の本気度がいよいよ見えて来た感じです。

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