2018年5月11日金曜日

部下に暴力、小指骨折 消防司令補、訓練ミスとがめ 市原

部下に暴力、小指骨折 消防司令補、訓練ミスとがめ 市原


2018511日(金) 5:00 千葉日報

 

 市原市消防局は10日、五井消防署の40代の男性消防司令補が訓練中に20代の男性消防士を蹴り、左手の小指を骨折させる暴力行為があったと発表した。

 同局によると、消防司令補は8日午後1時ごろ、同市山田橋の市総合防災センターで、訓練中の消防士が高所から降下する際、ロープが体に巻き付かないようにするための注意を怠ったことをとがめ、腰付近や左手を2回蹴ったとされる。

 消防士は9日朝に左手の異変に気付き、病院で全治4週間の骨折と判明。消防司令補は指導が行き過ぎたとして消防士に謝罪し、両者は和解した。消防司令補は今後、市職員懲戒審査委員会の審査を経て処分される見込みという。

 同局は「市民の信頼を著しく損なうもので深くおわびする。早期に研修会などを開催し、再発防止に努める」と謝罪。暴力行為は22日開催の第43回消防救助技術県大会に向けた訓練中に起きたため、同局全救助隊の出場自粛も決めた。


《カウンセラー松川のコメント》

訓練中とは言え、高所から降下する際の注意を怠ったのは
被害者の落ち度であり、命に関わることですから
強い叱責を受けても当然です。
しかし、叱責に伴って蹴るのは暴力以外の何物でもありません。
しかも被害者は負傷をしているのですから、
傷害事件に発展しても不思議ではありません。
手を使わず、足を使うのは、自身の身体を痛くしない為でもありますから
その点では卑怯な折檻とも言えます。
申し訳ありませんが、強い叱責でも蹴りを繰り出す様では、
指導者どころか上司失格です。
また、たった一人の愚か者のせいで、
市原市消防局の救助隊は何の落ち度も無く
県大会を辞退することになったのですから、
その点でも加害者の責任は重大と言えましょう。

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