2023年11月30日木曜日

▼手重ねるなどセクハラ行為 愛知県岩倉市、消防士長の男性を懲戒処分

手重ねるなどセクハラ行為 愛知県岩倉市、消防士長の男性を懲戒処分

 

2023年11月30日() 15:58 朝日新聞

 

 愛知県岩倉市は30日、市消防本部の20代の女性消防士2人へのセクハラ行為があったとして、消防士長の男性(35)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とし、発表した。

 

 8月に女性2人から訴えがあり、内部のハラスメント処理委員会(委員長・柴田義晴副市長)と懲戒審査委員会(同)で調査、審議してきた。発表によると、2人は2021年~236月に計20件のセクハラとパワハラがあったと訴えたが、市は同期間の計8件をセクハラとして認定した。

 

 消防本部や消防関係者によると、男性は車庫2階の清掃時、はしごを握る女性の手に自身の手を重ね、振り払われると「こんなにかわいがってあげてるのに、ひどいな。全然なつかない」と発言。ほかにも「生理のとき言ってくれれば、仕事替わるよ」と口にした。性経験を尋ねる、自身の体の臭いをかがせる、肩をもむよう指示する、懇親会で性的な発言やヘッドロックをする、といった言動も確認された。

 

 市消防本部で勤務する女性は2人だけ。うち1人は今月半ばまでの2カ月間、「抑うつ状態」と診断されて休職した。

 

 男性は「相手を傷つけ、反省するしかない」と話しているという。



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愛知 岩倉市消防本部の主任 セクハラで懲戒処分

 

2022年1130日(木) 1905分 NHK

 

愛知県岩倉市の消防本部の主任が女性職員に対し、自分の汗のにおいをかがせようとしたり、性的な体験を聞いたりする発言や、ヘッドロックをかけるなどのセクハラ行為をしていたとして、減給の懲戒処分を受けました。

 

懲戒処分を受けたのは、岩倉市消防本部消防署の35歳の主任の男性です。

岩倉市消防本部によりますと、この主任は2021年ごろからことし6月ごろにかけて、女性職員2人に対し、生理に関する発言や肩をもむよう指示する発言、自分の汗のにおいをかがせようとする発言のほか、性的な体験についての質問などをしたほか、去年9月には懇親会で女性職員に抱きついたり強引にヘッドロックをかけたりしたということです。

また、ことし6月には、資機材を整理していた際に女性職員の手や足に不必要に触れたということです。

女性職員からの被害の訴えを受けて岩倉市が調査したところ、本人が事実関係をほぼ認めたということで、この主任を「減給」10分の1、3か月の懲戒処分としました。

また、ことし6月当時の主任の上司は、セクハラ行為を目撃しながら上司への報告などを怠ったとして「戒告」の懲戒処分となり、このほか、消防長が「口頭注意」、消防署長が「文書訓告処分」となりました。


2023年11月28日火曜日

▼市長が“パワハラ”か 複数職員が「暴言を受けた」と訴え 福岡・宮若市

市長が“パワハラ”か 複数職員が「暴言を受けた」と訴え
 福岡・宮若市

 

2023年11月28日() 22:19 日本テレビ

 

福岡・宮若市の市長から「暴言などパワハラを受けた」と複数の職員が訴えていることがわかりました。市長はこうした発言をおおむね認めました。

 

   ◇

 

28日午前、福岡・宮若市の塩川秀敏市長(75)が報道陣の取材に応じました。

 

福岡・宮若市 塩川秀敏市長(75

「本人がそう感じているのなら、謝罪をしたり、おわびしないと」

 

パワハラとされる発言について、おおむね事実を認め、「当事者が不快に思ったのならば謝罪する」と話しました。

 

その発言とは――

 

職員

「旧友の方とお会いするところで運転手として行ったら…」

 

福岡・宮若市 塩川市長

「運転手やったら自分のスマホ見るんか!」

 

職員

「すみません」

 

福岡・宮若市 塩川市長

「すみませんで済むか!」

 

車内に響く怒号。市長が公務で知人が経営する商店を訪ねた際、同行した職員の態度に腹を立てたとされています。

 

また、別の男性職員に対し「辞めろ」などと繰り返し発言する音声データも残っていました。

 

福岡・宮若市 塩川市長

「だからそげんなるったい! 今、失敗してガンガン言われた方がいい。それに耐えきらんかったら辞めろ!」

 

職員

「『辞めろ』はダメでしょ、発言として。『辞めろ』って言ったらいけないんじゃないですか」

 

福岡・宮若市 塩川市長

「なんで?」

 

職員

「『辞めろ』ということは『仕事辞めろ』っていう話なんでしょ?」

 

福岡・宮若市 塩川市長

「この役を務まらんやつは辞めるしかなかろう。俺はこの2人を選んで決めたから、何とか育てないかんと思うて、本当につまらんこと、小学生みたいなことをずっと言うてきた」

 

職員

「そういう『小学生みたいな』って失礼じゃないですか!」

 

福岡・宮若市 塩川市長

「失礼でもなんでもない! その通りだ!」

 

職員の権利保護にあたる宮若市の公平委員会に複数の職員が申し立てた「パワハラなどとされる発言」は、あわせて9件に及んでいます。

 

市長室に呼び出した幹部職員の男性に対しては――

 

福岡・宮若市 塩川市長

「私と働くのであれば、家族と決別するよう家族に伝えなさい」

 

未婚の女性職員に対しては――

 

福岡・宮若市 塩川市長

「あんたは子どもがおらんから親の気持ちがわからんだろう」

 

申し立てには、このような市長の発言も含まれていました。

 

福岡・宮若市 塩川市長

「相手にこうあってほしいと思って言っている。相手がパワハラととればパワハラ。パワハラ・セクハラに関して、相手がどう感じるかを大事にしたい」

 

その塩川市長を巡るパワハラ疑惑。28日朝、取材に対し発言をおおむね認め、「相手との信頼関係ができていると思ったうえでの発言だった。不快に思ったのなら謝罪したい」と話しました。

 

ハラスメント問題に詳しい井下顕弁護士

「最も権力を持った人間が人格非難にわたる発言を行う、衆目の面前で公開叱責を行うことはパワハラと言われても仕方ない。トップがこういう発言をするのは、とても問題がある」

 

市民からは――

 

宮若市民(60代)

「ちょっとひどいですね、情けない気持ちもあります」

 

宮若市民(60代)

「だめなことですよね、そういうことがあること自体が。“長”でありながら職員も働きにくいでしょうね」

 

市の公平委員会は今後、職員や市長の聞き取りを行い、事実関係が認められた場合、市長に対し改善指導の文書を提出することにしています。

 

 

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福岡・宮若市長「辞めろ」「すみませんで済むか」パワハラ発言か
 職員が委員会に改善申し立て 市長否定せず

 

2023年11月28日() 12:54 テレビ西日本

 

福岡県宮若市(みやわかし)の市長が職員に対し「辞めろ」「すみませんで済むか」など、パワハラともとれる発言を繰り返していたことがわかった。

 

「運転手やったら自分のスマホみるんかーおー」「すみません」「すみませんで済むか」

これは、停車中の公用車内で撮影された映像の音声。

 

宮若市の塩川秀敏(しおかわ・ひでとし)市長が、職員に激しく言葉をあびせる様子がとらえられている。

 

塩川市長はほかにも、別の職員に対し「役を務まらん奴はやめるしかなかろう」などと複数の職員の前で叱責したほか、市職員の夫婦が同時に育休取得を申し出た際に担当者に対し、「2人同時に育休をとる必要があるのか」などと言ったとされている。

 

市長のこうした発言について複数の職員が、27日付けで市の公平委員会に職場環境の改善を申し立てた。

 

28日午前、塩川市長はFNNの取材に対し次のように述べた。

 

ーーパワハラ疑惑の件でスタッフの前でやめろと叱責していたことは事実?

 

塩川市長:

「その本人との中でね、うんうん、ちょっとこれから私検証してみます。」

 

ーー否定はされない?

 

塩川市長:

「もちろん、それは否定はしません。」

 

塩川市長は20223月の市長選で初当選し、現在1期目。

2023年11月27日月曜日

▼日大・澤田副学長が林理事長を提訴 パワハラ受けたとして1000万円の損害賠償求める

日大・澤田副学長が林理事長を提訴
 パワハラ受けたとして1000万円の損害賠償求める

 

2023年11月27日() 13:56 日本テレビ

 

アメフト部の薬物事件への対応をめぐる一連の問題で27日、日本大学の澤田康広副学長がパワハラを受けたとして林真理子理事長に対し、1000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

 

訴状によりますと、日大の澤田副学長はアメフト部薬物事件への対応をめぐり林理事長から、822日から97日にかけて合理的な理由が示されないまま理事会などの主要な会議への出席が禁止され、全ての責任が澤田副学長にあるかのような印象操作をされたほか、弁解の機会を奪うなどのパワハラを受けたとしています。

 

また、今年9月に薬物事件への報道対応などをめぐり、林理事長から執拗(しつよう)に辞任を求められたなどとして、1000万円の損害賠償を求め27日、東京地裁に提訴しました。

 

林理事長の見解について、日本大学は「訴状が届いておりませんので、回答を差し控えさせていただきます」とコメントしています。

2023年11月21日火曜日

消防幹部が部下にセクハラか 「訴えがない」理由に処分も公表もせず

消防幹部が部下にセクハラか 「訴えがない」理由に処分も公表もせず

 

20231121日(火) 600分 朝日新聞(高橋孝二)

 

 北はりま消防組合(本部・兵庫県西脇市)の男性幹部が、職場で部下の女性職員に抱きつくなどのセクシュアルハラスメントをした疑いがあることが20日、同消防組合への取材でわかった。

 

 消防組合は聞き取りをもとに事案を確認し、幹部に口頭で注意したが、被害者からハラスメントの通報窓口に正式な訴えがないことなどを理由に懲戒処分はせず、事案も公表していない。

 

 消防組合によると、この幹部は、所属長級にあたる消防監(57)。

 

 9月中旬ごろ、管理職から「消防監がセクハラ的な行為をしているとのうわさがある」と消防組合に連絡があった。

 

 10月中旬に消防監から話を聴いたところ、給湯室で女性職員に複数回にわたって抱きついたことを認めた。「コミュニケーションの一環だった。セクハラとは気づかなかった」と弁明したという。

 

 消防組合は消防監に口頭で「今後、一切しないように」と伝えただけで処分せず、それ以上の調査はしていない。異動の措置も取っていないという。

 

 北はりま消防組合は西脇、加西、加東の3市と多可町を管轄している。

 

 

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男性消防監、女性職員に抱きつく
 セクハラ行為で口頭注意、懲戒処分せず 兵庫・北はりま消防組合

 

2023年11月21日(火) 16:21 神戸新聞

 

 北はりま消防組合(本部・兵庫県西脇市)の管理職に当たる消防監の男性(57)が、同じ消防署に勤務する女性職員の体に触れるなどセクハラととれる言動をし、口頭注意を受けていたことが21日、同組合への取材で分かった。

 

 同組合によると、消防監は4月以降、勤務時間中に給湯室で女性職員に複数回抱きついたほか、食事に誘うメッセージを送信するなどしたという。

 

 組合には別の管理職から消防監の行為に対する情報提供が寄せられたという。10月11日に消防監に聞き取りを実施したところ、事実と認めたため、同様の行為を繰り返さないよう消防長が口頭で注意した。

 

 消防監は「セクハラの認識はなく、コミュニケーションのつもりだった」と釈明。同組合によると、被害女性からハラスメントの通報窓口に訴えはなかったといい、被害女性への聞き取り結果なども踏まえて、懲戒処分などは実施しないという。

 

 同組合は西脇、加西、加東の各市と多可町で構成する。取材に「職員間のハラスメントをなくそうと、年2回の研修を行ってきただけに残念。被害者に申し訳ない」とコメントしている。


《カウンセラー松川のコメント》

言い訳でお馴染みの「コミュニケーションの一環だった」の登場です。
確かに被害申告は無いですが、
他者が目にして「相応しくない」と感じる行為を行うのは
管理職としてあまりにも不謹慎過ぎます。
また、立場上から被害を申告出来ない、または申告し難い場合もありますので
杓子定規に「被害申告が無いから」ではなく、
再発防止の観点からも調査はしっかりと行うべきです。

被害者の方へ
今後も上席者となる相手からの加害行為であると
被害申告を躊躇う気持ちは理解出来ます。
しかし、遠慮ばかりだと更に被害を受ける場合もありますので
その点はお気をつけください。

2023年11月17日金曜日

▼「人として最低、教頭として最低ランクや」中学校校長が教頭に“暴言や恫喝”など「パワハラ」減給の懲戒処分 校長「業務上必要な範囲を超えた注意ではない」

「人として最低、教頭として最低ランクや」
中学校校長が教頭に“暴言や恫喝”など「パワハラ」減給の懲戒処分
 校長「業務上必要な範囲を超えた注意ではない」

 

2023年11月17日() 14:45 毎日放送

 

大阪府堺市の中学校の校長が教頭らに暴言や恫喝するなどパワハラを行ったとして、堺市教委は校長を減給の懲戒処分としました。

 

減給の懲戒処分を受けたのは、堺市立中学校の男性校長(57)です。

 

堺市教委によりますと、校長は今年4月~7月にかけて教頭と教職員ら2人に対して、「できが悪いと話がでているが、あんたのことや」、「人としては最低、教頭として最低ランクや」などと暴言を吐いたり、恫喝するなどのパワハラ行為を行っていたということです。

 

中学校の教職員から相談を受けた元校長が市教委へ連絡し事態が発覚したということです。

 

市教委の調査に対して、校長は「業務上必要な範囲を超えた注意ということではなく、パワハラに当たるという評価は当を得ません」などと話しているということです。

2023年11月16日木曜日

▼「“お笑い的な”物言いで…」「軽く考えて…」 町長がパワハラ謝罪会見 愛知県東郷町

「“お笑い的な”物言いで…」「軽く考えて…」
 町長がパワハラ謝罪会見 愛知県東郷町

 

2023年11月16日() 19:28 日本テレビ

 

愛知県東郷町の井俣憲治町長が16日朝、パワハラやセクハラとみられる言動を繰り返していた問題をうけて会見を開き、謝罪しました。

 

    ◇

 

東郷町 井俣憲治町長

「本当に申し訳ありませんでした」

 

会見で質問が集中したのが、町の職員のアンケートで明らかになった、井俣町長の「死ね」「殺すぞ」という発言についてです。

 

記者

「死ねとか殺すぞとか(どう認識)」

 

井俣町長

「お笑いのツッコミみたいな形で軽く考えて使っていた」

 

記者

「どういう場面・意図で発した?」

 

井俣町長

「レク(打ち合わせ)のタイミングで出た言葉だと思う」

「『この間も言ったやろ、アホちゃうか、もう死ね、みんな殺すぞ』みたいな勢いで。語気も含めてですけど、改善を促す意味で」

「例えば職員が作った資料を見て『死ね』ではなく『違うだろもう、死ね、もうアホちゃうか。ここ詰めたらもっと…』というような」

 

記者

「死ね、殺すは語気が弱ければ言ってもいいという認識だったということですか」

 

井俣町長

「当時の認識として“お笑い的な”物言いの中で、無配慮に(使ってしまった)」

 

    ◇

 

井俣町長はほかにも着ぐるみを着た女性職員に抱きついたことなどが問題になっています。

 

井俣町長

「私の認識ではセクハラではないと思っているが、その方の認識をアンケートでお伺いをしたい」

 

あくまで「受け手の感じ方が重要だ」との見解を示しました。また、自身の進退については、今後設置される第三者委員会の検証結果をもって判断したいということです。

 

 

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発覚後も「お前床屋行けよ…ハラスメントかな」
東郷町長の“パワハラ・セクハラ”「お笑いのように」と釈明


2023年11月16日() 17:55 東海テレビ

 

 愛知県東郷町の井俣憲治(いまた・けんじ)町長が、複数の職員にパワハラやセクハラととれる言動を繰り返していた問題で16日、「お笑いのツッコミのように軽く考えていた」と釈明しました。

 

<井俣町長の発言の音声データ>

「そんな奴おれへんて、お前ぐらいだって、そんなアホ」

「どんだけ仕事しなくても、同じ給料なのお前らだけだって」

「バカじゃねぇ、本当にバカじゃねぇって感じ」

 

 暴言を繰り返す声の主は、愛知県東郷町の井俣憲治町長(57)です。職員が独自に行ったアンケートで判明した、複数の職員へのパワハラ・セクハラと取れる言動について16日、井俣町長は記者会見で釈明しました。

 

 アンケートで指摘された「死ね」「殺すぞ」といった過激な発言は、会見で振り返った際も、淀みなく発せられました。

 

井俣町長:

「検討が全く不十分な時に『こないだも言ったやろ、アホちゃうか、死ね、みんな殺すぞ』みたいな」

 

 井俣町長は、政策の立案などで職員の提案が不十分だった際などに口にすることがあったと説明。不適切だったと謝罪した上で、「お笑いのツッコミのように考えていた」と釈明しました。

 

井俣町長:

「当時の認識として、私の不認識の至りでありますけれども。お笑い的な物言いの中で無配慮に使ってしまった」

 

 手術のため休暇に入る女性職員に向けた、「いつ巨乳になって帰ってくるの?」という発言については、その女性職員とは信頼関係があり、その場でも笑いが起きていたと説明。

 

井俣町長:

「相手の方もその折は冗談で返していただいて、その場に大きな笑いが起きておりますけれども。彼女がハラスメントだと感じていたということであれば、私の認識違い甚だしいというところで、ハラスメントになると」

 

 ただ、アンケートで指摘されたハラスメント行為は、発言だけではありませんでした。

 

<着ぐるみを着た女性職員への抱きつき行為について>

 

井俣町長:

「私がハグをする、ハグといっても着ぐるみの頭ぐらいですね。女性職員なのか男性職員なのかもわかりません」

 

 着ぐるみを着た女性職員に抱きついたとされる行為です。

 

井俣町長:

「それによってセクハラだと感じたら、セクハラなのかもしれません、セクハラなんだと思います」

 

 16日は事実関係の確認が十分にできていないとして、指摘されている問題の具体的な説明は一部にとどまりました。

 

 会見では今回の問題発覚後も「ハラスメントをネタに笑いを取ろうとしていると聞いた」という職員の発言についても質問がありました。

 

井俣町長:

「『お前床屋行けよ』というお話をして、『あれハラスメントなのかな?』ということを言ったことは記憶しております。オフの時だと思うんですけれども、冗談を言いながら、笑わせ合いながらしていたものですから…」

 

 年内に全職員を対象としたアンケート調査を行い、第三者委員会で検証を進める方針を示している井俣町長。

 

 進退については「第三者委員会の結論を待って判断をする」と話しています。

2023年11月14日火曜日

▼“いじめやパワハラは確認できなかった” 宝塚歌劇団が調査結果を公表

“いじめやパワハラは確認できなかった” 宝塚歌劇団が調査結果を公表

 

2023年11月14日() 21:33 日本テレビ

 

宝塚歌劇団の宙組に所属する25歳の女性が死亡した問題について、歌劇団は14日に会見を開き、調査結果を公表しました。会見で歌劇団は、女性へのいじめやハラスメントについては「確認できなかった」と話しました。

 

   ◇

 

14日、宝塚歌劇団が会見を開きました。

 

宝塚歌劇団 木場健之理事長

「宝塚歌劇にとってかなり、今回のことは危機的な状況」

 

自ら命を絶った25歳の劇団員の女性を巡る過重労働とパワハラの問題。14日、外部の弁護士による調査結果の内容が明かされました。

 

宝塚歌劇団 木場健之理事長

「安全配慮義務を十分に果たせていなかったと、深く反省しております」

 

「清く 正しく 美しく」。来年で110周年を迎える宝塚歌劇団。華々しい世界に送られる熱い視線から一転、14日は多くの報道陣による厳しい視線が注がれました。

 

会見に臨んだのは、宝塚歌劇団のトップ・木場健之理事長らです。

 

宝塚歌劇団 木場健之理事長

「宙組生の急逝につきまして、謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様には、大切なご家族を守れなかったこと、心より深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございません」

 

冒頭、謝罪の言葉を口にしました。

 

   ◇

 

今年9月、25歳の女性が宝塚市内のマンションの敷地内で遺体で見つかりました。宝塚歌劇団の「宙組」に所属する7年目の劇団員で、現場の状況から自殺とみられています。

 

女性の遺族側は、10日に行われた会見で――

 

遺族代理人 川人博弁護士

「約1か月半、わずか13時間程度の睡眠しかとれない状況が続き、加えて上級生からのパワハラもあり、健康を損なって亡くなった」

 

女性が亡くなった背景に「過重労働」と「上級生からのパワハラ」があったと主張。劇団などに対し謝罪と補償を求めていました。

 

この問題について、劇団側が外部の調査チームがまとめた調査結果を14日に公表したのです。「宙組」の劇団員など70人あまりから、11時間から2時間ほど聞き取りを行ったということです。

 

まず「過重労働」については、遺族側の弁護士によると、女性は亡くなる直前の1か月間、1日も休むことなく、睡眠時間わずか3時間ほどの生活を続けていたといいます。

 

宝塚歌劇団 井塲睦之理事・制作部長

「客観的に精神障害を発病させる恐れがある強い心理的負荷であるとされる場合に相当する、強い心理的負荷が故人にかかっていた可能性が否定できないとの指摘を受けました」

 

女性は自身が演じる役に加え、下級生のまとめ役もつとめていました。調査報告書では「過重労働は存在し、心理的負荷がかかっていた可能性は否定できない」とされました。

 

宝塚歌劇団 木場健之理事長

「長の期として、娘役2人のみであたったことが、故人にとって大きな負荷になっていたと判断。状況や問題を劇団側が十分に把握できず、対処できなかったことにつきまして責任を痛感しております」

 

続いて「上級生からのパワハラ」については、遺族側の主張では、女性は稽古中に上級生に頻繁に呼び出され「下級生の失敗は、すべてあんたのせいや」「マインドが足りない、マインドがないのか!」「うそつき野郎!」などの心ない暴言を受けていたといいます。

 

この点については、調査ではいじめやパワハラは確認できなかったといいます。

 

宝塚歌劇団 木場健之理事長

「いじめやハラスメントは確認できなかったとされており、たとえば『うそつき野郎』『やる気がない』といった発言の有無については、すべて伝聞情報であり、実際に発言があったことは確認されていない」

 

ただ、その一方で――

 

宝塚歌劇団 木場健之理事長

「(上級生が)『うそをついていないか』何度も聞いていたといった状況は確認。それらが時間的に近接、重複して起きたことで、故人にとっては、大きな心理的負荷になったものと十分に考えられる」

 

そして、週刊誌で報じられた「女性が上級生にヘアアイロンを当てられやけどした」という一件。劇団側が10月、両者などへのヒアリングの結果トラブルはなかったと否定した一方で、遺族側は――

 

遺族代理人 川人博弁護士(10日)

「(女性は)聞き取りに対して事実を述べたけれど、上級生から詰問され、劇団はホームページで、この事件の報道は『事実無根』と理事長の声明を発表」

 

主張が食い違っていました。

 

これについては、改めてやけどがあった事実は認めたものの、ヘアアイロンを“故意に押し当てたか”については、客観的な証拠がないため判断することは困難としています。

 

宝塚歌劇団 木場健之理事長

「故人の舞台にかける思いを劇団がサポートできなかったこと、共に歩んだ大切な仲間である故人を守れなかったこと。大変重く受け止めており、組織の長として深く反省しています」

 

木場理事長は、121日付で辞任することを表明。劇団は今後、年間の興行数を減らし、稽古の時間を見直すなどして対策するとしています。

 

   ◇

 

劇団の調査報告書を受けて、遺族側は長時間業務を行ったことを認定したことなどについては一定の評価をした上で、ハラスメントが確認されなかったという評価については苦言を呈しました。

 

遺族代理人の弁護士(遺族側の会見、14日午後5時半ごろ)

「ハラスメントの問題に関しては、報告書は否定的な評価。この報告書の内容は失当、間違いである」

「上級生のパワハラ行為を認定しないのは、一時代前の、二時代前と言ってもいいかもしれません。価値観による思考と言わざるを得ない」

 

遺族側は今後、劇団に意見書を提出する予定だということです。

 

 

   ◇◇◇

 

藤井キャスター

「今、every.をご覧になっている方の中にも、この報道を見てつらい気持ちになった方がいらっしゃるかもしれません。心を落ち着けるためのウェブページがあります。『こころのオンライン避難所』というサイトです。気持ちを落ち着かせる方法などが具体的に紹介されています」

「そして、悩みや不安を抱えている方。厚生労働省や自殺の防止活動に取り組む専門家などは、自分1人で解決しないようにして、専門の相談員に相談してほしいと呼びかけています。電話やLINEの相談窓口もあります。相談してみてください」

 

◇こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556

◇「生きづらびっと」「こころのほっとチャット」:LINEで友だち追加

 

 

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『すべて伝聞情報であり、確認されていない』
劇団員死亡を受けて宝塚歌劇団側が会見…
「上級生のハラスメントはなかった」とする内容に遺族側が反論
『納得できない。事実関係を再度検証し直すべき』

 

2023年11月14日() 19:12 毎日放送

 

 宝塚歌劇団の劇団員が死亡した問題で、歌劇団が設置していた外部の弁護士による調査チームの調査報告書を公表する記者会見が行われました。会見では、劇団内でのハラスメントやいじめの事実は確認できなかったと明かしました。そして、これを受けて遺族側も会見を開いています。

 

 (宝塚歌劇団 木場健之理事長)「謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族には大切なご家族を守れなかったこと、心より深くおわび申し上げます。今後もご遺族のみなさまに誠心誠意対応する所存でございます。また、ファンや関係者に多大なる心配とご迷惑をかけていますこと、深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございません」

 

 1114日午後4時、宝塚歌劇団が開いた会見で冒頭、木場健之理事長らが謝罪しました。

 

 (遺族のコメントを代読する井上耕史弁護士 1110日)「どんなつらいことがあっても舞台に立っている時は忘れられる、と娘は言っていました。けれど、それを上回るつらさは忘れられる量をはるかに超えていました」

 

 今年9月、宝塚歌劇団の「宙組」に所属していた25歳の女性が、宝塚市の自宅マンション敷地内で自ら命を絶ちました。

 

 遺族側の弁護士は自殺の原因について、「過重労働」と「上級生からのパワハラ」があったと主張。遺族側が作成した労働時間集計表によりますと、女性は亡くなる直前まで休みなく朝から深夜まで働いていたことがわかります。時間外労働は277時間35分で、過労死ラインとされる「単月100時間」を遥かに上回っていました。

 

 さらに、女性は上級生からヘアアイロンを額に当てられてやけどを負ったり、「うそつき野郎」「下級生の失敗はすべてあんたのせい」などと暴言を受けていたりしたといいます。

 

 今回の事態を受けて歌劇団側は10月に外部の弁護士による調査チームを設置して団員から聞き取りなどを行っていて、1114日にその調査報告書が公表されました。

 

 (宝塚歌劇団 木場健之理事長)「劇団としては、特に稽古終盤の過密なスケジュールをこなしながら、新人公演の稽古も予定される中で、長の期(下級生の指導)としての役割に娘役2人のみであたったことが故人に大きな負担になったと判断しています。そのような状況や問題を劇団側が十分に把握できていなかったことについて責任を痛感しています」

 

 劇団側は過重労働があったと認め、「劇団の中で起きた以上、健康面の配慮をすべきだった。深く反省している」と述べました。一方、上級生によるハラスメントについては「あくまで指導の一環でハラスメントの事実はなかった」と話しました。

 

 (宝塚歌劇団 木場健之理事長)「故人に対するいじめやハラスメントは確認できなかったとされており、例えば『うそつき野郎』『やる気がない』といった発言の有無についてはすべて伝聞情報であり、実際にそのような発言があったことは確認されておりません。ただ、『うそをついていないかと何度も聞いていた』という状況は確認できており、過密なスケジュールにより追い詰められていった状況の中で、上級生から下級生への指導が公演を安全に努める上で必要だったとはいえ、それらが時間的に近接・重複して起きたことで故人にとって大きな心理的に負担になったことが十分に考えられます」

 

 こうした歌劇団側の調査報告について、遺族側の弁護士が同日に会見を開きました。

 

 (遺族代理人 川人博弁護士)「ハラスメントの問題に関しては、報告書では存在に関して否定的な評価です。これは間違いであると、それが遺族からの見解です。これらの部分については遺族側は納得することはできず、劇団側が調査報告書の内容の認定を前提とせずに、事実関係を再度検証し直すべきだと考えます。上級生のパワハラ行為を認定しないのは、一時代前・二時代前の価値観による思考と言わざるをえません。(ヘアアイロンで)これだけのけがを下級生にさせたのだから、そのことに関して深く謝罪すべきなのに、何一つ謝罪を行っていません」

 

 遺族側は報告書に関する意見書を劇団に提出して、劇団・阪急側との面談交渉を11月末までに行う予定だということです。一方、歌劇団側はこうした責任をとって、木場理事長が121日をもって理事長職を辞任するとともに、年間興行数を減らして過密な公演スケジュールを見直すなどの対応策を行うと発表しました。

2023年11月8日水曜日

▼防衛省“女性自衛官にセクハラ加害者と面会強要”上司を停職3か月の懲戒処分に

防衛省“女性自衛官にセクハラ加害者と面会強要”
上司を停職3か月の懲戒処分に

 

2023年11月8日() 18:09 日本テレビ

 

防衛省は、セクハラを受けた女性自衛官に加害者である男性隊員との面会を強要した上司を停職3か月の懲戒処分としました。

 

この問題は、海上自衛隊の女性隊員が同僚の男性隊員からセクハラを受けたうえ、加害者である男性隊員との面会を拒否していたにもかかわらず、上司によって面会させられていたものです。女性は心身に異常を訴え、その後、依願退職しました。

 

防衛省は、この上司について、適切な対応を行わなかったとして8日付で停職3か月の懲戒処分にしました。また、セクハラをした男性隊員については停職10か月としました。

 

酒井海上幕僚長は、「ハラスメントは国民の信頼を裏切る行為。根絶に向けて努力する」とコメントしています。

2023年11月7日火曜日

▼男性副主査を停職処分 「胸を触らせてほしい」「ホテルに行こう」女性職員10人以上にセクハラ発言繰り返す 芝山町

男性副主査を停職処分 
「胸を触らせてほしい」「ホテルに行こう」
女性職員10人以上にセクハラ発言繰り返す 芝山町

 

2023117日(火) 05:00 千葉日報

 

 芝山町は6日、女性職員10人以上に性的な発言をするセクハラ行為をしたとして、まちづくり課の男性副主査(38)を停職1カ月の懲戒処分とした。

 

 町によると、副主査は昨年4月~今年9月、時間外勤務の際に10人以上の女性職員に対し、それぞれ個別に「胸を触らせてほしい」「ホテルに行こう」などと性的な発言を繰り返した。

 

 女性職員1人から町総務課に相談があり、9月末から10月にかけてハラスメント防止対策委員会が開かれ、セクハラと認定された。副主査は聞き取りでおおむねの事実を認めたという。

 

 麻生孝之町長は「町民の信頼を大きく損なう結果となり、深くおわび申し上げる。全職員に再度ハラスメントに関する意識改善を図り、職員研修などを通じてハラスメント教育を再度徹底する」とコメントした。

2023年11月3日金曜日

▼ティッシュ箱投げや長時間叱責 係長級の県職員に戒告 24人中17人が“パワハラ”報告

ティッシュ箱投げや長時間叱責 係長級の県職員に戒告
 24人中17人がパワハラ報告

 

2023年11月3日() 19:15 日本テレビ

 

熊本県庁は、2日付で係長級の54歳の男性職員をパワーハラスメントで戒告の懲戒処分にしたと発表しました。県によると、この職員は2019年度から昨年度までに、部下に対し2時間以上の長時間に及ぶ指導や叱責を、特定できただけで40回近く繰り返していたといいます。

 

その中には、ファイルを机にたたきつけたり、ティッシュボックスを投げたりするなどの不適切な行為や、質問を繰り返して反論できない状況に追い込むといった行為が含まれていたといいます。