2019年6月5日水曜日

パワハラ苦に自殺か 上益城消防組合の男性係長

パワハラ苦に自殺か 上益城消防組合の男性係長

 

2019年6月5日(水)10:22 熊本日日新聞

 

 上益城消防組合消防本部(熊本県御船町)の男性係長(46)=山都町=が5月、「上司からパワーハラスメント(パワハラ)行為を受けた」と書き置きして自殺していたことが4日、遺族ら関係者の話で分かった。遺族は10日、同組合議会に対し、第三者調査機関による真相解明と再発防止策を求める請願書を提出する。

 遺族らによると、男性は同組合に27年間勤務。今年4月、出先の消防署から本部に異動した。5月6日夕、家族に「大型連休で仕事がたまっており、明日の会議の準備で本部に泊まる」と言って自宅を出た。7日朝、本部から「出勤していない」と連絡を受け、家族が山都署に捜索願を提出。同日午後、屋外で死亡している男性が見つかった。

 男性が記したとみられる書面も見つかり、上司の名前を明記した上で「パワハラを受けた」との内容が書かれていたという。

 遺族は「悲しみは深く、苦しみは計り知れない。なぜ自殺しなければならなかったのか。なぜパワハラを止められなかったのか。消防本部は真相を包み隠さず明らかにし、責任をとってほしい」と訴えている。

 同組合は熊日の取材に「職員の自殺は誠に残念。遺族の指摘を受けて現在、内部調査を進めており、原因を究明する」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

約一ヶ月前にパワハラを原因とした自殺があった模様です。
詳しい調べはありませんが、
遺書の中にパワハラ被害と加害者の名前が記されていたのですから
パワハラ被害を受けていたことは間違いないと考えられます。
今年の4月に本部へ異動し、5月7日に自殺をされてますから
一ヶ月間に相当のストレスが溜まったものと推測出来ます。
亡くなられた方は46歳の係長とのことですから、
組織内で豊富な経験を積まれていたはずです。
その方を死に追い込むのですから、相当に過激なパワハラだったのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿