2020年9月10日木曜日

パワハラ「証拠なし」でも復帰できず 懲戒免職取り消しの歯科医 富士吉田市と平行線

パワハラ「証拠なし」でも復帰できず
 懲戒免職取り消しの歯科医 富士吉田市と平行線

 

2020年9月10日(木) 8:56 毎日新聞(山本悟)

 

 山梨県の富士吉田市立病院に勤務していた歯科医師の大月佳代子さん(62)が、パワーハラスメントと診療拒否を理由とした懲戒免職処分の取り消しを求めた訴訟で処分を取り消す判決が確定してから間もなく3カ月。約3年半に及ぶ対立は最高裁の決定で決着したかに見えたが、大月さんは今も職場に復帰できないでいる。背景には処遇を巡る意見の相違があるという。

 

 「パワハラと診療拒否は現実にあった」「市の内部調査で確認されている」――。堀内茂市長は7月の定例記者会見でそう述べ、最高裁の決定に不満をあらわにした。大月さんへの謝罪について問われると、「謝罪の気持ちは毛頭ない。私の気持ちは今後も変わらない」と語気を強めた。 


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2016年11月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 診療拒否、パワハラで山梨・富士吉田市立病院の歯科医師を懲戒免職 市長が謝罪会見「治外法権的になり情報上がらず」 歯科医師は否定「事実無根」 (mms119.blogspot.com)
に関しての続報です。
地裁、高裁での市側の主張を認めない判決を最高裁が支持したにもかかわらず、
市長は一貫してこの判決に反する主張を続けています。
堀内茂氏の個人的な見解は自由ですが、
市長の肩書きに於いて確定した判決に反する主張をするのは
公務員である首長として間違っています。
真実がどうであれ、判決が確定した以上はそれに従うのが国民の義務です。

原告の方へ
パワハラの事実は司法によって否認されましたが、
法的にはパワハラ被害者も存在はしません。
しかし「被害を受けた」と感じる方が存在しているとすれば、
被害者感情も存在することは忘れないでください。

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