2020年8月1日土曜日

「防止宣言」出した本人が…消防局長に複数の女性職員からセクハラの訴え

「防止宣言」出した本人が
…消防局長に複数の女性職員からセクハラの訴え

 

2020年8月1日(土) 12:50 読売新聞

 

 埼玉県所沢市など県西部5市を管轄する埼玉西部消防局の森田浩之消防局長(59)が、女性職員へのセクハラ行為で戒告の懲戒処分を受けていたことが31日、わかった。森田消防局長は同日辞表を提出し、受理された。

 

 同日開かれた、同消防局を運営する埼玉西部消防組合の議会定例会で報告された。組合管理者の藤本正人・所沢市長によると、6月に同消防局の複数の女性職員から訴えがあり、森田消防局長らに事情を聞いた結果、セクハラ行為があったと判断。7月2日に処分を決めた。行為の具体内容についてはコメントを避けた。

 

 同消防局は昨年4月、森田消防局長名でハラスメントを「しない・させない・許さない・見逃さない」との「ハラスメント防止宣言」を出している。組織トップによる事態に、藤本市長は「市民の信頼を大きく揺るがして申し訳なく思う」と述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

セクハラ行為の具体的内容を伏せているのは、
相当に悪質な内容で被害者の特定も容易、
または被害者が特定された場合に相当な二次被害を及ぼすからでしょう。
局長ともなれば執務用の個室もありますから、
それなりに悪質なセクハラも可能と言えます。
その割に懲戒処分が軽かったのは、加害者の辞職を前提としており、
消防局としての体面を保つ組織防衛をしたと推測します。
権力を笠に着たハラスメントの加害者は厳罰に処する規定を設けない限り、
今後も続発すると思います。

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