2026年1月29日木曜日

【詳報】部下にパワハラ、勤務中に缶ビール購入、事務室で飲酒…男性消防士を停職処分 福島

【詳報】部下にパワハラ、勤務中に缶ビール購入、事務室で飲酒
…男性消防士を停職処分 福島

 

2026年1月29日() 15:17 テレビユー福島

 

福島県の郡山地方広域消防組合は29日、部下へのパワーハラスメント行為や、勤務中の飲酒が確認されたとして、消防士の男性3人の処分を発表しました。

 

■部下にパワハラ 勤務中に缶ビール購入

 

停職6か月の処分を受けたのは、郡山消防署喜久田基幹分署に所属する30代の男性主査で、行為の概要は以下の通りです。

 

249月ごろから継続的に、部下職員の肩付近を拳で叩いたり、背中を手のひらで跡がつくほど叩いたりした。

2411月、飲酒を伴う会合に参加し、部下職員が私有車で送迎した際、運転席後部から運転席を蹴り続けた。

258月から9月にかけ、部下職員に、勤務日の夕食としてファストフード店で飲食物を購入させ、代金を支払わせた。

259月、旅行先からの帰宅途中、災害出動で職場に職員が不在となったと知り、飲酒した状態で職場に行き業務にあたった。出動していた救急隊が帰ってきた後、近くのコンビニエンスストアで缶ビールを購入し、事務室で飲酒した。

・後日、飲酒について事実確認が行われた際、飲酒の事実はないと虚偽の報告をした。

 

■上司もパワハラ 虚偽報告も

 

停職4か月の処分を受けたのは、郡山消防署喜久田基幹分署に所属する40代の男性主査で、行為の概要は以下の通りです。

 

249月ごろから、部下職員の背中を手のひらで跡がつくほど叩いた。

2410月、部下職員が業務の資料を作成した際や、救急活動終了後の救急車内で、複数の職員の前で大変強い口調で指導した。

258月から9月にかけ、30代の男性主査とともに、部下職員に、勤務日の夕食としてファストフード店で飲食物を購入させ、代金を支払わせた。勤務中にもかかわらず、私有車でファストフード店へ飲食物を取りに行くよう指示した。

30代の男性主査が事務室で飲酒したのを現認したにもかかわらず、注意指導を行わなかった。本部職員の確認にも、飲酒は現認していないと虚偽報告を行った。

 

減給3か月の処分を受けたのは、郡山消防署喜久田基幹分署に所属する50代の男性で、行為の概要は以下の通りです。

 

30代の男性主査から、事務室で飲酒した事実を知り得たにもかかわらず、上司への報告を怠り、部下職員へ事実の歪曲を指示した。本部職員の確認にも、飲酒の事実はないと虚偽報告を行った。

 

これらの事案は、郡山市への2回の匿名の投稿メールで発覚したということです。郡山地方広域消防組合では、全職員に再発防止の支持徹底を図るとともに、2月には外部講師によるハラスメント防止研修を行うとしています。

 

 

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部下に7人分のファストフードを自腹で買いに行かせる、業務中に飲酒も
郡山消防職員3人を懲戒処分 福島

 

2026年1月29日() 17:18 福島中央テレビ

 

部下に暴行を加えたり、業務中に酒を飲んだりしたなどとして、消防署の職員3人が懲戒処分を受けました。

 

停職6月の懲戒処分を受けたのは、郡山消防署喜久田基幹分署に所属する30代の主査です。郡山地方広域消防組合によりますと、この職員は、2年前から20代の部下の男性の背中などを叩く暴行を加えたほか、業務中に酒を飲んでいたということです。消防では毎日アルコール検査を実施しているとしていますが、この日実施したかについては「おそらく、していなかったのでは」と説明しています。

 

また、この主査が行った部下へのパワハラや飲酒を現認したにもかかわらず注意指導を行わなかったなどとして、40代の男性職員が停職4月の処分。さらに、この主査と40代の男性職員は部下1人に7人分のにファストフードを自腹で買いに行かせるなどしていたということです。

 

このほか、50代の男性職員は、飲酒したことを主査から聞いた後、上司へ報告しなかったなどにより減給3月の処分となりました。

 

郡山市への匿名のメールで今回の件が発覚したということで、郡山地方広域消防組合は「ハラスメント防止研修などを行い再発防止に努めます」と話しています。

 

 

 

パワハラ行為や勤務中の飲酒 郡山消防の職員2人が懲戒処分 (福島)

 

2026年1月29日() 21:56 福島放送

 

郡山消防本部の男性職員2人が、パワーハラスメント行為や勤務中に職場で酒を飲んでいたなどとして停職処分を受けました。

 

郡山消防本部によりますと、郡山消防署喜久田基幹分署の30代の男性主査は、2024年9月ごろから継続的に部下の男性の体を拳や手のひらで叩いたり、自分の夕食を買わせて代金を支払わせていました。

 

また、勤務中にコンビニで購入した缶ビールを職場の事務室で飲み、上司からの聞き取りにうその報告をしていました。

 

また、40代の男性主査は一緒になってパワハラ行為をし、飲酒を目撃したのに注意・指導せずにうその報告をしていました。

 

郡山消防本部は、男性主査2人を29日付でそれぞれ停職6カ月と停職4カ月の懲戒処分とし、「職員の教育指導を徹底し、再発防止に努める」などとコメントしています。

 

 

 

パワハラ、勤務中に飲酒 郡山消防職員3人を懲戒処分

 

2026年1月30日() 8:37 福島民友新聞

 

 郡山地方消防本部は29日、部下へのパワーハラスメント(パワハラ)や勤務中に飲酒したとして、職員3人を停職6カ月などの懲戒処分とした。

 

 処分を受けたのは、郡山消防署喜久田基幹分署の30代男性主査(停職6カ月)、40代男性主査(停職4カ月)、50代男性(減給3カ月、10分の1)の3人。

 

 消防本部によると、30代主査は2024年に部下の男性職員の肩や背中をたたくなどしたほか、25年に勤務中の夕食を部下に購入させ代金を支払わせるなどのパワハラをした。さらに、同年9月、旅行先からの帰宅途中、災害出動で職場が不在になったことを知り、家族の運転で飲酒した状態で出勤した後に、事務所内で飲酒した。また、後日の事実確認で、飲酒をしていないと虚偽の報告をした。

 

 40代主査は、24年に部下の男性職員の背中をたたいたほか、別の男性職員を複数の職員の前で非常に強い口調で指導した。また、30代主査が事務所で飲酒した現場を目撃したが注意せず、本部職員からの聞き取りにも虚偽の報告を行った。

 

 50代職員は、30代男性主査が事務所内で飲酒した事実を知ったが、同僚からの追及を逃れるため事実をねじ曲げるよう指示し、本部職員による事実確認が行われた際に飲酒の事実はないと虚偽の報告をした。


《カウンセラー松川のコメント》

よくも分署なのに一人でこれだけの悪事を働いたものです。
組織として腐敗しているうちの一つが露見した程度の気がします。
拙ブログ2018年3月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 郡山市長、第三者委を設けず 郡山消防職員自殺「調査は適切」
この様に8年前には自殺者も出ている消防本部ですが、
この時も徹底した調査をしないままの幕引きでした。
「臭い物には蓋」の慣習が職場環境を悪化させている可能性もあります。

被害者の方へ
表沙汰になり、懲戒処分に至りました。
しかし、意趣返しもありますので油断は禁物です。

2026年1月23日金曜日

女性トイレがない、隔日勤務から除外、同僚がセクハラ発言…垂水市消防本部の元女性消防士への不適切な扱いを認定 第三者委が市の調査覆す

女性トイレがない、隔日勤務から除外、同僚がセクハラ発言
…垂水市消防本部の元女性消防士への不適切な扱いを認定
 第三者委が市の調査覆す

 

2026年1月23日() 22:05 南日本新聞

 

 鹿児島県の垂水市消防本部を2023年10月に退職した元女性消防士が、女性に配慮した職場環境の不備や同僚からのハラスメント被害を市に訴えていた問題で市は23日、第三者委員会による調査報告書を公表した。女性用設備の不備や一部ハラスメント、性別による不適切な人事が認定された。消防本部は元同僚を戒告の懲戒処分にしたと同日発表した。

 

 報告書は、元消防士の在職時に女性トイレが設置されていなかったことを「労働安全衛生規則に違反する」と指摘。仮眠室や更衣室の未整備は「適法だが不相当」とした。市民への救急講習後に同僚が「女性の胸の谷間が見える」などと発言したことをセクシュアルハラスメントと認定した。

 

 女性用の仮眠室がないことなどを理由に隔日勤務から外し、現場活動や訓練機会が制限されたことは合理的な理由がなく「性別による不適切な取り扱いに該当する疑いが強い」とした。

 

 松尾智信消防長は「事実を重く受け止め、二度とこのようなことが起こらないよう組織全体で再発防止策を徹底し、信頼回復に努める」とコメント。再発防止に向け、ハラスメントに関する研修や職員の行動規範策定を進めるとした。

 

 元消防士は退職後の24年2月、職場環境の不備やハラスメント、不当な人事を訴える手紙を市に送付。同本部は職員への聞き取りを実施し、同年4月までに「(ハラスメントに該当する事実は)認められなかった」などとする調査結果をまとめた。その後、市は元消防士からの申し出を受け、25年3月に第三者委員会を設置した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 元女性消防士「職場でハラスメント受けた」…市が第三者委員会で究明へ 一度は「事実確認できず」と報告、議会が納得せず 垂水市
これの続報です。
消防本部としては隠蔽したかったのでしょう。
だから、内部調査だけで不祥事を無かったこととて済まそうとしたのが
浮き彫りになりました。
そもそも、女性用の施設が無いのに女性を採用したのが間違いです。
「我が本部は女性にも門戸開放しています」と宣伝したかったのでしょう。
しかし、出来ない事を行なったところで、
「無理を立てれば道理が引っ込む」の例えどおりの事態が起きた訳です。
今も消防本部や署所の中には女性用施設が無い組織も存在しているでしょう。
だからと言って、女性を採用してしまえば、二の舞となるだけです。
十分に気を付けてください。
そして、県や消防庁は、この女性を「"女性採用アドバイザー"にでも起用する」
そんな気構えが欲しいものです。

被害者の方へ
諦めずに行動した結果を得られただけでも不幸中の幸いかと存じます。


2026年1月6日火曜日

消防職員2人を懲戒処分 みよし広域連合消防本部【徳島】

消防職員2人を懲戒処分 みよし広域連合消防本部【徳島】

 

2026年1月6日() 18:21 四国放送

 

みよし広域連合消防本部は16日、自転車の酒気帯び運転で検挙された男性職員ら2人を、停職1か月などの懲戒処分にしたと発表しました。

 

みよし広域連合によりますと、消防本部に勤務する40代の男性主査は20258月、三好市池田町で飲酒して自転車を運転したとして、酒気帯び運転の疑いで検挙され、その後、略式命令を受けました。

 

このため、みよし広域連合は6日付でこの男性主査を停職1か月の懲戒処分としました。

 

一方、同じく消防本部に勤務する30代の男性主査長は、数年前から当時の部下に対し、意図的に無視を繰り返すなど、精神的苦痛をあたえるパワーハラスメント行為を行っていました。

 

このため、みよし広域連合は6日付けで、この男性主査長を10%減給1か月の懲戒処分としました。

 

みよし広域連合消防本部は「改めて綱紀の粛正を図り、信頼回復に取り組む」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

数年前からのパワハラ加害でも10%減給1か月で済みます。
実刑とは言え軽い気がしますので、これで再発防止となるかは疑問です。

被害者の方へ
加害者への懲戒処分が下されたので、組織内では一件落着となりました。
しかし、これで加害者が反省するかは分かりません。
再発した場合には、速やかに申告して、対応願いましょう。

2025年12月25日木曜日

消防職員、セクハラで停職 愛知・岡崎、部下の体触る

消防職員、セクハラで停職 愛知・岡崎、部下の体触る

 

2025年12月25() 12:27 共同通信

 

 愛知県岡崎市消防本部は25日、勤務中に部下の股間を触るなどのセクハラ行為があったとして、消防署に勤務する50代の男性係長を停職3カ月の懲戒処分とした。「コミュニケーションの一環でやった」と話しているという。

 

 同本部によると、48月に複数の男性職員の体を触るほか、耳に息を吹きかけるなどの行為を繰り返した。

 

 9月中旬、被害を受けた職員から消防のハラスメント窓口に相談があり、発覚した。

 

 

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職場で尻や股間を触る…
消防署の50代男性職員が複数の同僚男性にセクハラで懲戒処分
「コミュニケーションの一環」

 

2025年12月25日() 16:20 東海テレビ

 

 愛知県岡崎市の消防署に勤める50代の男性職員が、複数の男性の同僚に対して尻を触るなどのセクハラをしたとして、懲戒処分を受けました。

 

 岡崎市によりますと、市内の消防署に勤務する男性職員(50)は今年、複数の男性職員に対して、職場で尻や股間を触る、耳に息を吹きかける、着替えをのぞき見るといったセクハラ行為をしたということです。

 

 今年9月、ハラスメント相談窓口に複数の通報があり、市の聞き取りに対して男性職員は、「職員を元気づけるためにコミュニケーションの一環としてやった」などと話しています。

 

 市は、25日付けで停職3カ月の懲戒処分としました。

 

 男性職員は、過去にも同僚の女性職員に対して、LINEで数十回にわたり容姿について触れるメッセージを送るセクハラ行為をしていて、今年3月末に懲戒処分を受けていました。

 

 

 

「職員を元気づけるため…」
同性部下の体触る 耳に息を吹きかけるなどのセクハラ50回以上
 愛知・岡崎市の消防係長を停職処分

 

2025年12月25日() 17:10 中部日本放送

 

部下などに対し、股間を触るなどのセクハラ行為を50回以上繰り返したとして、愛知県岡崎市の消防署に勤務する、50代の男性係長が停職の懲戒処分を受けました。

 

停職3か月の懲戒処分を受けたのは、岡崎市の消防署に勤務する、50代の男性係長です。岡崎市消防本部によりますと、この男性係長は今年4月から8月までの間に、複数の男性職員に対し、お尻や股間を触る、耳に息を吹きかける、着替えを覗き見るなどの行為を繰り返したということです。

 

また、同僚の男性職員がパソコンのマウスの操作中に手を重ねるなど、これらのセクハラ行為はあわせて50回以上にものぼるということです。

 

今年9月中旬に、被害を受けた職員が相談窓口へ届け出て発覚しました。男性係長は消防本部の調査に対し、「職員を元気づけるためのコミュニケーションの一環だった」「認識不足で反省している」と話しているということです。

 

この男性係長は、今年3月にも、異性の同僚に対しSNSで体型や容姿に関するメッセージを送り、精神的苦痛を与えたとして「戒告」の懲戒処分を受けたばかりでした。


《カウンセラー松川のコメント》

今事案の加害者、今年3月には異性の同僚にセクハラで懲戒処分を受けたばかり。
同性ならばセクハラにならないとでも思ったのでしょうか?
このレベルの人には、小学生同様「水着で隠れている部分には触らない」と
説明しないとダメなのでしょうね。
50代のしかも係長が、この程度の認識だとすると、
岡崎市消防本部は徹底したハラスメント教育をする必要があります。

被害者の皆様へ
同性愛者でなければ気持ち悪かったと思います。
また、同性愛者であっても好意を抱いていな者からの接触は
やはり嫌だったと思います。
今般の懲戒処分で加害者が心を入れ替えてくれるのを期待しましょう。
ダメなら即申告の強い意志も持ってくださいませ。

2025年12月22日月曜日

消防長「結果を真摯に受け止める」 江津邑智消防組合のトップがパワーハラスメント 複数の部下に対し指導の必要範囲を超えた発言 島根県江津市

消防長「結果を真摯に受け止める」
 江津邑智消防組合のトップがパワーハラスメント
 複数の部下に対し指導の必要範囲を超えた発言 島根県江津市

 

2025年12月22日() 18:51 日本海テレビ

 

1222日、島根県の江津邑智消防組合のトップが部下に対して威圧的な発言を繰り返すなどパワーハラスメントを行ったとされる事案に対し、調査委員会による調査が行われ1件がパワハラとして認定されました。

 

中村中 江津市長

「このたびは、誠に申し訳ございませんでした」

 

第三者調査委員会によってパワーハラスメントを行ったと認定されたのは江津邑智消防組合の55歳の消防長です。消防長は2022年から2023年にかけて複数の部下に対し指導の必要範囲を超えた発言をしていたということです。

 

2023年、職員の代表者が江津市と江津邑智消防組合の公平委員会に8件の措置要求書を提出し、審査の結果、3件をパワハラとして認定。

 

これを受け第三者の調査委員会が実態調査を行い3件のうち1件が、パワハラに該当するとしました。

 

具体的には、裁判員裁判に出席するため休暇を取得した部下に対して消防長は「なぜ新しい消防車が入る大切な時期に裁判に出るんだ。自分の職責を理解しているのか」と強く叱責したなどとされる事案で調査の結果、部下が裁判員裁判に出席したことで業務上の支障の恐れはなかったことなどからパワハラに認定されました。

 

これを受けて消防長は組合に対し「結果を真摯に受け止める」と話したということです。

 

組合の体質について記者から質問されると。

 

第三者調査委員会 中井洋輔 委員長

「ハラスメント被害を訴えにくいというところに一番問題があったのではないかと考えている」

 

第三者委員会では、再発防止策として消防組合に対して相談窓口の新設や、全職員に対するパワハラ研修の定期的な実施などを提言しました。

 

江津市は年度内には消防長の処分を決定するとしています。

 

 

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消防長のパワハラ1件認定
 「なんで大切な時期に裁判員に出るんだ」と職員叱責の事案
 第三者委 過度な忖度を行う風土「否定できない」 ほか6件は認定せず
 島根・江津邑智消防

 

2025年12月23日() 6:00 山陰中央新報

 

 江津邑智消防組合(島根県江津市渡津町、127人)のパワーハラスメント(パワハラ、上司から部下への嫌がらせ)事案について調べていた第三者調査委員会(中井洋輔委員長)が22日、調査結果を公表した。識者らでつくる外部委員会が3件を認定したのに対し、第三者委は調査対象とした7件中、認定したのは消防長(55)が裁判員に選ばれた職員を詰問した1件のみにとどめた。

 

 認定した1件は2022年11月から23年1月にかけて、消防長が裁判員に選ばれた職員に「なんで新しい消防車が入る大切な時期に(裁判員に)出るんだ。自分の職責や立場を理解しているのか」と叱責(しっせき)した事案。車両導入業務に支障が出る恐れがない上、裁判員の選任手続き期日当日の朝、職員を職場に呼び出して業務に当たらせたことも含めて認定した。

 

 調査委は職員から申し立てがあり、識者らでつくる「江津市及び江津邑智消防組合公平委員会」に提出された8件のうち、1件を除く7件を対象に調査。2024年8月から25年12月1日まで計12回会合を開いて調査したほか、関係者へのヒアリングや全職員を対象にした無記名回答方式のアンケートを実施した。

 

 公平委が認定した県外での訓練参加後に新型コロナに感染した職員に対して威圧的な発言をした事案や、市外での大会に出場した職員を侮辱する言動の2件は認定できないとした。

 

 同組合消防本部で開かれた記者会見した弁護士の中井委員長は、組合内での昇進など人事権が実質的に消防長に把握され、その一存に左右されている可能性を示し、「(消防長への)過度な忖度(そんたく)を行う風土が生まれる土壌となっている可能性も否定できない」と述べた。

 

 中村中管理者は「ハラスメントを許さない組織風土の構築と職員が安心して働ける環境づくりに一層努める」と話し、謝罪した。

 

 

 

裁判員裁判の手続きで休暇取った職員を呼び出す
…消防長の行為をパワハラ認定、処分検討

 

2025年12月23日() 12:00 読売新聞

 

 島根県江津市及び江津邑智消防組合公平委員会が同組合の消防長(55)による職員へのパワーハラスメント行為3件を認定したことを巡り、同組合が設置した第三者委員会は22日、このうち1件がパワハラ行為に該当するとの調査結果を発表した。同組合は、年度内の消防長の処分を検討する。

 

 第三者委は、職場の了承を得て裁判員裁判に出席した職員に対して否定的な感想などを伝えたり、裁判員の選任手続き当日の朝に、休暇を取得していた職員を呼び出して業務に従事させたりした行為をパワハラ行為と認定した。

 

 調査結果を受け、江津市の組合消防本部で記者会見を開いた同組合管理者の中村中市長は「地域住民の期待と信用を大きく損なう事態だ」と陳謝した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ6月6日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「言葉の使い方、タイミングは不適切な面があった」江津邑智消防「パワハラ」当事者の消防長が会見(島根)
これの続報です。
裁判員と言う任意とは言え国民の義務を行使する職員に対して
否定的な言動をするのは公務員として問題があると思います。
業務多忙であっても、許可した以上は後出しで不平不満を出すのは卑怯。
この様なことを平然ど行える組織トップが居ることに驚きです。

被害者の方へ
例え1件でも公的にパワハラが認められたのは大きな収穫だと思います。
これは職場環境を向上させる為にも良いことでしょう。

2025年12月10日水曜日

「使えねえな」と部下を大声で叱責 ヘルメットの上から頭をたたく 50代の消防職員2人がパワハラ行為 被害者は休職、療養休暇…消防司令を減給、消防司令補を戒告の懲戒処分

「使えねえな」と部下を大声で叱責 ヘルメットの上から頭をたたく
 50代の消防職員2人がパワハラ行為
 被害者は休職、療養休暇
消防司令を減給、消防司令補を戒告の懲戒処分

 

2025年12月10日() 16:51 長野放送

 

岳南広域消防組合(本部・長野県中野市)は職員がパワーハラスメントに該当する行為を行ったとして、128日付で職員2人に懲戒処分を行ったと発表しました。

 

岳南消防組合によりますと、50代男性の消防司令が減給10分の11カ月、50代男性の消防司令補が戒告の処分を受けました。

 

50代男性の消防司令は20214月、50代の男性部下に「早くしろ」「何してるんだ」と大声で威圧的に叱責、同年6月には同じ部下に、大声で「使えねえな」といった人格を否定する発言をし、叱責しました。

 

被害に遭った部下はうつ状態となり11カ月休職し、復帰後、本部に設置された相談窓口に通報。その後の調査でパワーハラスメント行為と認定されました。

 

50代消防司令補は20248月、30代男性の部下が救助訓練中に手技を誤ったため、ヘルメットの上から手で頭をたたく行為をしました。

 

被害に遭った部下は不眠などを訴え3カ月間の療養休暇を取得、その後、相談窓口への通報し、その後の調査でパワーハラスメント行為と認定されました。

 

処分を受けた2人は、「大変、申し訳ありませんでした」などと話しているということです。

 

いずれの事案も、当時の署長と補佐の2人が管理監督責任者として口頭厳重注意を受けました。

 

岳南広域消防組合の消防長は「職員教育の徹底、組織体制の見直しを含め、再発防止に全力で取り組む」などとコメントしています。



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大声で𠮟責し「使えねえな」
部下へのパワハラで50代の消防職員2人を減給と戒告の懲戒処分
 部下は3か月と11か月の休職 通報窓口に申し出て発覚
 長野・中野市・岳南広域消防組合

 

2025年12月11日() 12:43 信越放送

 

部下に対し、大声で𠮟責して「使えねえな」と言ったり、ヘルメットの上から頭を叩くなどのパワーハラスメントをしたとして、中野市に本部を置く岳南広域消防組合の職員2人が、減給などの懲戒処分を受けました。

 

岳南広域消防組合によりますと、処分は8日付けで、50代の男性の消防司令が減給10分の11か月、同じく50代の男性消防司令補が戒告の処分を受けました。

 

消防司令は、20214月、部下に対し大声で威圧的な叱責を行ったほか、同じ年の6月には、「使えねえな」といった人格を否定する発言をして、再び大声で威圧的に叱責していました。

 

叱責を受けるなどした職員は、20222月から3か月間の療養休暇を取った後、引き続き12月末まで、合わせて11か月間休職し、復職後の202312月に、消防組合に設置されている通報窓口に書面で事案を申し立てました。

 

また、消防司令補は、20248月、訓練中にロープの結び目が不十分など動作を間違えた部下に対し、ヘルメットの上から頭を叩きました。

 

頭を叩かれた職員は、202412月に通報窓口に書面を提出した後、20251月から3か月間の療養休暇を取りました。

 

2つの事案とも、聞き取りや調査を経て消防組合を管轄する中野市が懲戒審査を行いましたが、大声で威圧的な叱責をした消防司令の事案では、証拠が不十分だとして再調査が行われるなどしたため、最終的な処分は、いずれも202511月の懲戒審査で決まったということです。

 

このほか、2つの事案とも、部下の職員に対する監督不行き届きがあったとして、それぞれ当時の署長と署長補佐2人の合わせて6人を口頭厳重注意としました。

 

岳南広域消防組合の柴本賢司消防長は、「消防職員として決してあってはならない行為が生じたことを重く受け止め、職員教育の徹底、組織体制の見直しを含め、再発防止に全力で取り組み、信頼の回復に努めてまいります」などとするコメントを発表しました。


《カウンセラー松川のコメント》

50代男性の消防司令について
4年前の暴言による人格否定で被害者をメンタルヘルス不調に陥れました。
しかし、暴言だけで50代の部下がメンタルヘルス不調になるとは考え難いので
他の職員の前で人格否定となる様な言動が有ったのではないかと思います。
それにしても、療養休暇を使われた時点で
本部はパワハラの可能性を探らなかったのでしょうか?

被害者の方へ
11ヶ月も療養する様な被害ですから、
それは大きな被害と言えましょう。
大変に思いをされましたが、窓口通報も勇気が必要だったと思います。
この経験を活かして、他の職員の皆様にも、通報は大切なことを伝えてください。

50代消防司令補について
30代男性の部下が救助訓練中に手技を誤ったため、
ヘルメットの上から手で頭をたたく行為により、
相手は3カ月間の療養休暇を取得とのこと。
この1件だけで療養休暇に至るとは思えないので、
度重なるパワハラが原因ではないかと思います。
そして、こちらも療養休暇明けでの相談からとのことですが、
療養休暇を使う様な状態になっても、
本人からの通報が無いので対処していなかったのならば、
管理不行き届きとも思えます。

被害者の方へ
暴力で嫌な思いをされた様ですね。
辛い時もあったでしょう。
しかし、この辛さを職場環境改善の為に
活かして欲しいと願っております。


2025年12月5日金曜日

▼「係長の仕事でしょ」部下からも圧迫…自死 遺族側の訴え認める判決

「係長の仕事でしょ」部下からも圧迫…自死 遺族側の訴え認める判決

 

2025年12月5日() 17:40 朝日新聞

 

 福岡県直方市職員だった男性(当時44)が2015年に自死したのは、職場でのいじめや非協力的な言動が原因だったとして、妻(58)が「公務外災害」の認定取り消しを求めた訴訟の判決が5日、福岡地裁であった。中辻雄一朗裁判長は「業務の質的過重性は強度だった」として、認定を取り消す判決を言い渡した。

 

 被告の地方公務員災害補償基金は「判決の内容を精査し、今後の対応について検討して参りたい」としている。

 

 判決によると、男性は156月、これまで未経験だった課の係長に異動し、9月末ごろにはうつ病を発症。翌月に自殺した。

 

 原告側は、自死は公務に起因したものだとして翌年、民間の「労災」にあたる「公務災害」を申請。だが地方公務員災害補償基金の県支部は「公務外」とした。

 

 判決は、男性が業務に必要な知識や経験のある部下や上司から協力が得られず、部下の係員から「それは係長の仕事でしょう」「今ですか」などと反抗的で突き放すような態度を取られ、上司の課長からも人前で「お前はそんなこともわからないのか」「係長も勉強が必要だ」などと言われた点などに着目。部下と上司の両方から「パワーハラスメントに完全には該当しないまでも不適切と認められる言動や精神的圧迫を受けた」と認めた。

 

 3人の部下から距離を置かれ「疎外感・孤立感を深め、強迫観念にかられて資料などを自宅に持ち帰り勉強や作業をせざるを得ないほど精神的に追い詰められていったことが認められる」とも指摘し、うつ病の発症や自殺は公務に起因すると結論づけた。