2025年9月10日水曜日

救急車内で上司に「お前が乗っているメリットがない」「救急から降りろ」 暴言を繰り返したとして消防署の主任職員を停職処分に 兵庫・明石市

救急車内で上司に「お前が乗っているメリットがない」「救急から降りろ」
 暴言を繰り返したとして消防署の主任職員を停職処分に 兵庫・明石市

 

2025年9月10日() 16:40 朝日放送

 

 兵庫県明石市は10日、市内の消防署で主任を務める男性職員(43)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。他の職員に対して「救急を辞めろ」などの暴言や誹謗中傷を繰り返していたということです。

 

 明石市によりますと、男性職員は今年5月、傷病者を病院に搬送した後の救急車内で上司に対して「お前が乗っているメリットがない」「救急を辞めろ」「救急から降りろ」といった暴言を繰り返したということです。

 

 消防署に戻った後の話し合いでも暴言は収まらず、近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばしました。

 

 この男性職員は過去にも、

▽他の複数の職員に対する誹謗中傷を含んだ文書を127人が閲覧可能なグループチャットに投稿する

▽後輩職員の背後から首を締め上げる

▽同僚職員に対して怒鳴る

▽机を蹴って発言を抑制する

 などの行為を続けていて、直属の上司から注意を受けていましたが、問題行動が繰り返されたため、処分に至ったということです。

 

 明石市はこのほか、勤務時間中に公用パソコンで職務と関係のないウェブサイトを358時間、閲覧していたとして政策局の再雇用職員(66)を戒告処分、この職員の上司にあたる政策局課長(60)についても、監督責任に加えて、同様の行為を133時間していたとして、1カ月間、給与の10分の1を減額する処分にしました。2人は閲覧時間に対応する給与は返納したということです。

 

 

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上司や同僚に暴言
 明石市が消防署勤務の男性主任を停職1カ月の懲戒処分/兵庫県

 

2025年9月10日() 19:55 サンテレビ

 

上司や同僚に複数回にわたり暴言を吐いたり怒鳴ったりしたなどしたとして、兵庫県明石市は市内の消防署に勤める男性主任を停職1カ月の懲戒処分としました。

 

停職1カ月の懲戒処分となったのは、明石市内の消防署に勤務する43歳の男性主任です。

 

市によりますと男性主任は20255月、救急出動後、署に帰る救急車の中で上司に対し「救急車から降りてほしい。乗っていても活動にメリットがない」などと暴言を吐いたということです。

 

また、その後のミーティング中、近くにあったゴミ箱を蹴とばしたということです。

 

男性主任は過去にも職員同士で利用するチャットで、複数の職員に対する誹謗中傷を含む文書を投稿したり、後輩職員の背後から首に手を回し引き上げたりするなどの行為もあったということです。

 

市は、「研修などの実施を通し、再発防止と信頼回復に向け努力してまいります」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

実は過去に関東地方の某消防局で救急隊に
「残念隊長」と陰で名付けられている方がいらっしゃっいました。
運転免許を保有していないので車両の誘導も満足に出来ず、
言葉を知らないので対応者から叱られたりと、
ベテラン救急隊員からお荷物扱いをされてました。
そんな事例を彷彿させますが、明石市消防局の場合はどうでしょうか?
43歳の隊員の上司となると隊長である可能性が非常に高いです。
それでは、その被害者の能力はどうだったのでしょう。
何であれ上司に対しての暴言は問題行動とされて当然です。
しかも、この加害者は過去にも暴言や暴行等の問題言動がありました。
こうなると、例え被害者に責任の一旦があったとしても、
加害者が一方的に悪いと判断されてしまうでしょう。
やはり、日頃の行動は大切だと思います。

被害者の皆様へ
「自分は有能である」と思い込んでいる場合、
周りが低能に見えてしまうので、思いやりも無い暴君の様な振る舞いに。
そして真っ当な方々が被害者になってしまいます。
問題職員の中には上手に立ち回り、処分を受けずに済み質が悪いです。
しかし、被害者が一定数居れば、管理者も対応せざるを得ません。
これからも、嫌がらせを受けたならば、然るべき部署に申し出てください。
健全な職場は皆さんの力が必要ですから。

2025年9月4日木曜日

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き 消防副士長を停職処分 島根

後輩消防士に「山に埋めてやる」と言って頭突き
 消防副士長を停職処分 島根

 

2025年9月4日() 18:59 中國新聞

 

 島根県益田広域消防本部(益田市)は4日、後輩の消防士に暴言を吐き、暴力を振るったとして、益田広域消防署の男性消防副士長(29)を停職4カ月の懲戒処分にした。

 

 同本部によると、副士長は726日午前、同本部での業務外のミーティングで20代の男性消防士と口論になり「益田にいられなくする」などと脅し、椅子ごと倒して蹴るなどした。同日午後には男性宅を訪れ、謝罪したが再び口論となり「山に埋めてやる」と言って頭突きするなどした。

 

 男性は首や左足などに1週間のけがを負い、うつ状態と診断されて1カ月間自宅で療養した。数日後に益田署に被害届を提出。同署は今月3日、益田区検に傷害容疑で副士長を書類送検した。同本部の聞き取りに対し、副士長は「怒りに任せてやってしまった」と反省しているという。

 

 

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「さらってやる」「山に埋めてやる」
消防副士長が後輩からの一言に激高 椅子ごと倒し蹴るなどの暴力に暴言
 後輩職員はうつ状態で1か月自宅療養に

 

2025年9月5日() 5:55 山陰放送

 

島根県の益田広域消防本部に勤務する20代の消防副士長が20代の後輩職員に対し、暴力・暴言行為を行ったとして、4日付で停職4か月の懲戒処分を受けました。

 

4日付で停職4か月の懲戒処分と降任の分限処分を受けたのは、益田広域消防署に勤務する男性消防副士長(29)です。

 

益田広域消防本部によりますと、726日副士長は消防本部で行った救助訓練のミーティングで、後輩職員(20代)から「信頼できなくなった」と言われたことに激高し、後輩職員に対し「さらってやる。何をされてもいいな」「消防にいられなくする」などと暴言を浴びせ、座っていた後輩職員を椅子ごと倒して蹴る、首をつかんで壁に打ち付けるなどの暴行をした上、その日の午後に謝罪のため後輩職員の自宅を訪れましたが、再び口論となり、「髪をむしりとってやる」「山に埋めてやる」などと暴言を吐き、頭突きをしたり、羽交い絞めにしたということです。

 

後輩職員は、外傷性頸部症候群、腰椎捻挫など全治1週間程度のけがをしたほか、うつ状態となり、1か月の自宅療養となりました。

 

これまで消防副士長の勤務態度に問題はありませんでしたが、今回の聞き取りで、過去にもいき過ぎた発言があったことも分かりました。

 

被害にあった職員は警察に被害届を提出したということです。

 

消防副士長をは4日付で、停職4か月の懲戒処分、降任の分限処分を受けました。

 

これを受け、4日会見を開いた益田広域消防本部は「消防本部への信頼を大きく損ないました。再発防止に努め、信頼回復に向け努力していきます」とコメントしています。

 

 

 

「信頼できない」と言われた副士長、後輩の首つかみ壁に押し付け
…謝罪するはずが「山に埋めてやる」

 

2025年9月5日() 8:57 読売新聞

 

 島根県の益田広域消防本部は4日、後輩の20歳代男性を暴行してけがをさせたなどとして、益田広域消防署の男性副士長(29)を停職4か月の懲戒処分とし、消防士に降格したと発表した。いずれも4日付。

 

 発表によると、副士長は7月26日午前、本部2階の会議室で、23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティングをチームの5人でしていた際、被害男性から「リーダーとして信頼できなくなった」などと言われたことに腹を立て、首をつかんで壁に押しつけるなどした。さらに、謝罪のため男性宅に行った際にも「山に埋めてやる」と暴言を吐いて暴力を振るい、腰椎捻挫や脚の打撲で1週間のけがを負わせるなどしたとしている。

 

 益田署は3日、傷害容疑で区検に書類送検。消防本部の聴取に副士長は「怒りにまかせて暴力を振るってしまった」などと認め、反省しているという。

 

 記者会見した大賀哲也消防長は「暴力や暴言はあってはならないことで、市民に大変申し訳ない。改めて職員へのハラスメント研修を実施し、再発防止に努めたい」と陳謝した。


《カウンセラー松川のコメント》

益田広域消防、全国消防救助技術大会では、
はしご登はん(1人)、ほふく救出(3人)に選手を送り出している消防本部です。
救助大会は県内や地方での予選を経て全国大会に駒を進めますが、
島根県ですと5月28日開催の島根県消防救助技術選考
7月23日開催の中国地区消防救助技術指導会がこれに当たります。
事案が発生したのは7月26日なので、
指導会での反省会か全国大会への検討会だったのでしょう。
中國新聞では「業務外のミーティング」
山陰放送では「救助訓練のミーティング」
読売新聞では「
23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティング
と表記がバラバラでありますので特定は難しいですが、
読売新聞では「
チームの5人」と記されており、
中国地区消防救助技術指導会の障害突破に出場するも
出場7隊中の最下位が益田広域の石川チームと発表されておりますので、
この成績について問題が起きたのでしょう。
加害者の消防副士長も被害者の消防士も同じ20代なので、
お互いに本音をぶつけ合った可能性はあります。
ところが、そこには1つ違いとは言え階級の差もありますので、
上席者に対しての発言として適切だったかも要検討事項でしょう。
背景については推測の域を超えず、真相は不明なので、
そもそもの原因も言及出来ません。
しかしながら、暴力行為に及んでしまったのは大きな間違いでしょう。
折角、一旦は詫びに出向いたのに、そこで再発し事態を拡大させてしまった。
加害者の上司が同行していれば防げた事案だったでしょうから、
その点でも残念です。
しかし、加害者は過去にも舌禍が有ったとのこと。
その時点で何等かの手を打てていれば、
今般の事案も防止出来た可能性もあり、その点でも残念に思います。
問題有る言動があれば、看過せずに職場内で改善出来る様にしたいものです。

被害者の方へ
上席者による暴行により負傷されたことで、
身体だけでなく心にも大きな傷を負われたのは当然のことです。
ミーティングで何が起きたのかニュースだけでは全容が把握出来ませんが、
暴力を振るったら、それは悪になります。
その点では、被害者の方は全面的に被害者と言えます。
しかし、これからも同じ消防機関に勤務が続くのであれば、
加害者を許せなくても、割り切る必要はあると思います。
心の傷を治すのは簡単ではありませんから、
慌てず御自身のペースで進めて、回復をして欲しいと願っております。

「俺も辞めるからお前も辞めろ」町議会議長が事務局長にパワハラか 不信任案提出へ 宮城・色麻町

「俺も辞めるからお前も辞めろ」町議会議長が事務局長にパワハラか
 不信任案提出へ 宮城・色麻町

 

2025年9月4日() 18:29 東北放送

 

宮城県色麻町議会の議長が、議会事務局長に対し、パワーハラスメントともとれる発言をしていたことがわかりました。

これを受け、一部の町議は、天野議長に対する不信任決議案を提出する予定です。

 

議会事務局によりますと、天野秀実議長は、818日に開かれた議会運営委員会に15分ほど遅れて出席しました。

 

その際、天野議長は書類を机に叩きつけて、50代の男性事務局長に「日程がある度に電話をよこしなさい」と発言し、「俺も議長を辞めるから事務局長も一緒に辞めろ」などと述べたということです。

 

天野議長は、4日に取材に応じ、不適切な発言があったことを認めました。

 

色麻町議会 天野秀実議長:

「あの時の発言については非常に逸脱したものがあり、多分職員はプレッシャーになったと思う。率直に謝らせてもらった」

 

議会事務局は「天野議長に予定を伝えていたものの、認識にずれがあった」と話していて、事務局長も勤務を続けているということです。

 

一方で、この委員会に出席していた別の町議が、この発言に問題があったとして、4日に開会した定例会の会期中に天野議長に対する不信任決議案を提出する予定です。

 

 

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「職員を辞めろ」宮城・色麻町議会議長がパワハラか
 一部議員が不信任案を準備

 

2025年9月4日() 19:24 東日本放送

 

 宮城県の色麻町議会の議長が、議会事務局長に「職員を辞めろ」などと発言するパワハラがあったとして、一部の町議会議員が議長の不信任案提出を準備していることが分かりました。

 

 4日に開会した色麻町の9月議会で注目されたのは一般質問、ではなく議長によるパワハラです。

 

 色麻町議会の天野秀美議長は、7月18日開催の議会運営委員会に15分ほど遅れて出席しました。着席した際に書類を机にたたきつけ、議会事務局長に「日程がある度に電話をよこしなさい」「俺も議長をやめるから一緒にやめろ」と発言したということです。

 

 天野秀美議長「遅れてきたことを私の立場上、誰かの責任にしてはならない。私が飲み込まないと組織は動かない。職員の皆さんには一切責任はないことを話しました。職員にミスがあったとしても上司の私の責任だから、今後委縮せずにのびのびとやってくれという話をしました」

 

 議会事務局によると「議長には事前に予定表を渡していて、誤った時刻は伝えていない」ということです。

 

 これを受けて町議の一部が天野議長の不信任案提出を準備していて、早ければ来週中にも提出される予定です。

 

 

 

色麻町議会議長がパワハラか
 町職員に「職員辞めろ」発言し不信任案提出へ〈宮城〉

 

2025年9月4日() 19:27 仙台放送

 

宮城県色麻町の町議会の議長が、8月、町の職員に対し、多くの人の前で「職員を辞めろ」などと、発言していたことが分かりました。一部の町議会議員はパワーハラスメントにあたるとして、不信任案を提出する方針です。

 

色麻町議会 天野秀実議長

「あの時の発言は非常に逸脱したものがあって、多分職員はプレッシャーになったんだろうと思います。だから謝らせていただいた」

 

色麻町議会事務局などによりますと、町議会の天野秀実議長は、8月行われた議会運営委員会に、15分ほど遅刻して出席しました。

 

その際、天野議長は書類を机に叩きつけ議会事務局長に対し、「どの書類が正しいか日程表をよこせ」と強い口調で話したうえで、遅刻の責任をとると言い出し、「俺が議長を辞めるから一緒に辞めろ」などと発言したということです。

 

これらの行為は議会運営委員会に出席していたおよそ10人が目撃していて、一部の町議会議員はパワーハラスメントにあたるとして、4日、開会した議会に不信任案を提出するとしています。

 

色麻町 天野秀実議長

「やってはらない発言を、私がしたわけですから、なぜと言われてもなかなか説明できない。できないというか私が悪かった」


《カウンセラー松川のコメント》

議会で本会議であれ、委員会であれ、トップや出席する責任者が不在では
審議になりません。
当然、議長や委員長は他の用務が無ければ遅刻は特に厳禁です。
だからこそ、冒頭に厳しい態度に出たのでしょう。
さて、事務局としては、誤解を生まない対応をしていたのでしょうか?
「開始日程や開始時刻の変更を伝えていない」「数回変更があり、情報が混乱」
この様な背景があると、情報を受ける側が誤解をする可能性があります。
しかし、受け取る側も未確認であったり、誤認している場合もあるでしょう。
叱責する前に状況を再確認しておくと、誤って叱責をする事も防止出来るでしょう。
ところで、「俺も辞める」と議長は発言しても、
議長を辞めても議員として残るでしょうし、議員を辞めても本業があります。
これに対して事務局長は辞職したら無職になってしまいます。
「事務局長の肩書を外せ」なのか「退職しろ」なのかで内容も異なります。
この辺りも明確ではないので、尚更に問題が大きくなったのでしょう。

被害者の方へ
報道で知る限りですが、どうも議会内の揉め事に利用されている感があります。
当の加害者が謝罪しているならば、被害者としても一件落着にするのが、
今後の関係性を保つのに良いと思います。


2025年9月2日火曜日

鼻の穴に指を突っ込まれ 鶴岡市消防本部の元職員がパワハラ被害を証言 市は調査へ

鼻の穴に指を突っ込まれ
 鶴岡市消防本部の元職員がパワハラ被害を証言
 市は調査へ

 

2025年9月2日() 18:36 山形放送

 

鶴岡市消防本部でパワーハラスメントがあったとする情報が市に寄せられている問題で、市は今後、弁護士を交え調査を進める方針です。こうした中、鶴岡市消防本部の元職員の男性がYBCの取材に応じ、かつて暴力や暴言などパワハラが疑われる行為を受けたと証言しました。

 

パワハラを受けていたと証言する元消防職員「消防を辞めろと。直接言われ、消防を辞めないのなら死ねと。消防を辞めるか死ぬかどちらか選べという形で強く頭部を2回殴られた」

 

上司から暴言と暴行を受けたと証言するのは、鶴岡市消防本部の元職員で20代の男性です。

パワーハラスメントが疑われる行為があったとされるのは201612月。男性は当時、鶴岡市消防の分署に配属されていました。分署長と先輩職員との3人での飲み会の席で暴力と暴言を受けたといいます。

 

元職員「当時の分署長から使えないとか、バカだの、消防を辞めるか死ぬかどちらかを強いられるような状態になって、鼻の穴に指を突っ込まれて上にぐいぐいと思いっきり上げられ、先輩職員がいたがその職員も暴言を受けて2人で帰り泣きながら帰ってとても悔しい思いをした記憶がある」

 

当時の分署長は勤務中にも声を荒らげるなど威圧的な態度を取っていたといいます。男性は暴力を振るわれたことを同じ分署で勤務する職員とともに本部に相談したということです。

その後、聞き取りが行われた結果、分署長は暴力行為と暴言を認め、謝罪したといいます。

 

当時の分署長「私の言動や行動により非常に不快な思いをさせたこと恐怖を与えたことを認識し痛感しました。本当に申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます」

 

暴力を振るった分署長は謝罪後、他の消防署に異動となり、その後、早期退職したということです。

元職員の男性によりますと、男性が在職中のおととし(2023年)にも、鶴岡市消防本部内でパワーハラスメントが疑われる行為があると市の担当課に投書が寄せられたということです。

 

元職員「パワーハラスメントと疑われるような行動、行為がありましたし、それに悩んで吐いたり、泣いたりする若手職員も見てきた」

 

鶴岡市消防本部を巡ってはほかにも、ことし5月、市の担当課に複数の現役職員や元職員から暴力や暴言などのパワハラが疑われる行為について情報が寄せられています。

 

元職員「とにかく人を助けたいと日々そのために努力している消防士がいます。そういう人たちがこの先純粋にその志を通して働いていけるような組織を作っていただきたいという願い一つです」

 

市は現在、関係者への聞き取りを行っていて、今後は弁護士を交え調査を進めていくとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2025年8月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 鶴岡市消防本部で暴力や暴言などパワハラか 情報が市に寄せられる 弁護士交え調査へ
これの続報です。
市議会や消防本部が公表する前に、
8月29日の報道に続いて同じく山形放送が報じました。
ニュースによると、パワハラどころか暴力行為にまで及ぶ分署長。
酔った勢いで暴言を吐いてしまったのは、百歩譲って仕方ないとしても、
部下の鼻の穴に指を入れて持ち上げるのは、酔いを言い訳には出来ない、
明らかに作為的な暴力行為です。
この様なことを平気で行ってしまう様では、人の上に立つ資格も、
公務員の資質もありません。
早期退職したのが唯一の救いと言えましょう。
また暴言にしても、人の生命財産を救う消防吏員が「死ね」と言えるのは、
職業意識を持っていない証左です。
加害者の早期退職は市民に対して唯一の善行と言えます。

被害者の皆様へ
本当に辛い時を過ごされたと思います。
消防吏員とは思えない上司の悪行の被害者になってしまったのは
本当に不幸ですし、残念だったと思います。

腕立て100回など命じ免職は「妥当」 消防士パワハラ訴訟で最高裁

腕立て100回など命じ免職は「妥当」 消防士パワハラ訴訟で最高裁

 

2025年9月2日() 15:08 毎日新聞(三上健太郎)

 

 職場でパワーハラスメントをしたとして懲戒免職処分となった福岡県糸島市消防本部の元係長が、市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(石兼公博裁判長)は2日、処分を取り消した2審判決を破棄し、請求を棄却した。訓練に参加しなかったペナルティーとして部下に腕立て伏せ100回程度を命じるなどしていたが、小法廷は免職処分は妥当と判断した。市側の逆転勝訴が確定した。

 

 12審判決によると、市に2016年、しごきやいじめが原因で消防本部の若手職員が次々と退職しているとの告発があった。市の調査で、元係長は腕立て伏せの他に職場のトレーニング室で部下をロープで宙づりにするなどしていた。市はこれらがパワハラに当たると認定し、暴言などと合わせて計22件の問題行為を理由に元係長を懲戒免職にした。

 

 訴訟で元係長側は「処分は重すぎる」と主張した。1審・福岡地裁判決(227月)は、元係長の行為は「極めて悪質とまではいえない」と言及。市の処分は裁量権の範囲を逸脱して違法だとし、懲戒免職を取り消して市に慰謝料100万円の支払いを命じた。2審・福岡高裁判決(241月)は賠償額を110万円に増額していた。

 

 これに対して、市は「卑劣かつ日常的で執拗(しつよう)なハラスメントだった」などとして上告していた。

 


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消防職員パワハラ処分の裁判 最高裁は職員の訴え退ける

 

202592日(火) 18:03 NHK

 

8年前に、同僚へのパワハラを理由に懲戒免職や停職の処分を受けた福岡県糸島市の消防本部の職員2人が処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁判所は訴えを認めた1審や2審とは逆に市の懲戒処分は妥当だったと判断し、職員らの訴えを退けました。

 

糸島市消防本部では、訓練中に若手職員を宙づりにさせるなど、職員の間で暴行や嫌がらせが繰り返されていた問題が発覚し、市は2017年にパワハラにあたると認定して合わせて13人を懲戒などの処分にしました。

 

このうち職員2人が、懲戒免職と停職6か月の処分を受けたことを不服として市を訴えた裁判で、1審の福岡地方裁判所と2審の福岡高等裁判所は「処分は重すぎて著しく妥当性を欠き、裁量権の範囲を超える」などとして処分を取り消す判決を言い渡し、市が上告していました。

 

2日の判決で最高裁判所第3小法廷の石兼公博裁判長は、懲戒免職とされた職員について「少なくとも10人もの部下に対し、十数年もの長期間、不適切な指導や発言を執ように繰り返した」と指摘しました。

 

また、部下を宙づりにさせるなどした2人の行為について「訓練の際の指示や指導の範ちゅうを大きく逸脱していて、消防組織の秩序や規律に看過しがたい悪影響を及ぼすものだ」と述べました。

 

そのうえで市の懲戒処分は妥当だったと判断し、1審や2審とは逆に職員らの訴えを退けました。

 

糸島 月形市長「同様の事案が起きないよう取り組む」

判決について糸島市の月形祐二市長は「長期にわたる裁判となりましたが、最終的に市の主張が認められたと受け止めています。同様の事案が起きないよう、市を挙げて良好な職場環境づくりに、引き続き取り組んでまいります」とコメントしています。

 

 

 

パワハラ消防職員、逆転敗訴 糸島市の懲戒免職は「適法」―最高裁

 

202592日(火) 19:06 時事通信

 

 部下に対するパワハラ行為などを理由に福岡県糸島市から懲戒免職処分を受けた元消防職員の男性が、処分が重過ぎるとして取り消しを求めた訴訟の上告審判決が2日、最高裁第3小法廷(石兼公博裁判長)であった。同小法廷は取り消しを認めた二審福岡高裁判決を破棄し、男性の請求を棄却。逆転敗訴が確定した。

 

 判決によると、元職員は2011年10月~12年3月、採用から1年に満たない部下に対し、訓練としてロープで縛った状態で懸垂をさせたほか、鉄棒から手を離すと宙づりにするなどの不適切な行為に及んだ。対象となった部下は少なくとも10人に上った。

 

 同小法廷はこうした行為について「職場環境を害し、消防組織の秩序や規律を著しく乱すものだ」と指摘。懲戒免職処分は適法で、裁量権の乱用を認めて処分を取り消した一、二審判決は是認できないとした。

 

 同様の行為に関与し、停職6カ月の懲戒処分を受けた別の男性職員の取り消し請求についても、同小法廷は2日の上告審判決で、訴えを認めた二審判決を破棄し、請求を棄却した。



  

「十数年、不適切な指導」 消防士パワハラで免職は「妥当」 最高裁

 

2025年9月2日() 19:49 毎日新聞(三上健太郎)

 

 パワーハラスメントをしたとして懲戒免職処分となった福岡県糸島市消防本部元係長の50代男性が、市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は2日、処分を取り消した2審判決を破棄し、請求を棄却した。部下をロープで縛って懸垂させて数分間宙づりにしたことなどを挙げ、免職処分は妥当と判断した。市側の逆転勝訴が確定した。

 

 裁判官5人全員一致の意見。石兼公博裁判長は「十数年もの間、不適切な指導や発言を執拗(しつよう)に繰り返した」と述べた。

 

 判決によると、元係長は2003年ごろ~16年、職場での優位性を背景に、訓練に参加しなかった罰として部下に100回程度腕立て伏せをさせたり、熱中症の症状が出るまで訓練を繰り返させたりした。人格否定や家族を侮辱する発言もしており、被害者は少なくとも10人に上った。

 

 小法廷は、元係長は甚だしく職場環境を害したとし、消防組織は職員間の緊密な意思疎通が重要なことも踏まえると、懲戒免職処分は適法と結論付けた。

 

 1審・福岡地裁判決(227月)は元係長の行為は「極めて悪質とまではいえない」とし、市の処分を違法として懲戒免職を取り消し、慰謝料100万円の支払いを命じた。2審・福岡高裁判決(241月)は賠償額を110万円に増額していた。

 

 元係長の行為に一部関与したとして停職6カ月の懲戒処分を受けた主任(当時)の40代男性についても、小法廷は処分は妥当と判断した。



  

福岡県糸島市の消防本部・部下へのパワハラで免職は「妥当」
市側が逆転勝訴 最高裁
 

 

2025年9月3日() 15:23 RKB毎日放送

 

福岡県糸島市の消防本部で、パワハラ行為を理由に懲戒免職などの処分を受けた元職員の男性2人が処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁は、訴えを認めた12審の判決を破棄し、職員らの訴えを退けました。

 

この裁判は2017年に糸島市消防本部で、パワハラ行為などを理由に懲戒免職となった元係長と停職6か月となった元職員が、処分を不服として市に取り消しを求めていたものです。

 

元係長らは、部下の体にロープを巻き付け宙づりの状態で懸垂をさせたり、日常的に暴言を吐いたりしていましたが、「訓練の一環だった」と主張。

 

1審の福岡地裁と2審の福岡高裁はいずれも2人の処分を取り消す判決を言い渡していました。最高裁は92日、2人の行為について「指導としての範ちゅうを大きく逸脱している」などと指摘。

 

その上で「免職の判断が著しく妥当を欠くものとは言えない」などとして12審の判決を破棄し、職員らの訴えを退けました。

 

糸島市の月形祐二市長は「市の主張が認められたと受け止めている。同様の事案が起きないよう良好な職場環境作りに取り組んでいく」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年7月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 糸島市消防本部でのパワハラ行為 懲戒免職処分など取り消す判決
これの続報です。
第一審も第二審も懲戒免職を不当とし、
しかも第二審では原告に対して慰謝料を10万円上乗せ判決。
裁判官にとってパワハラを超えた暴力的な世界は想像が付かないのでしょう。
それに、原告の弁護士が上手だったのも有るかも知れません。
しかし、最高裁では、きちんと原告の違法行為を認定し、
被告である糸島市の勝訴で結審しました。
報道で知る限りでは、当然の結果だと感じております。
第一審の判決後にパワハラ加害者である原告は
「処分が出てからの約55カ月、地獄のような日々だった。
処分は不相当だったことが認めてもらえて少し安堵(あんど)している」
とのコメントを出していましたが、
これからは一生が地獄の日々となるのでしょう。
自身の行いを全く顧みるどころか、被害者として提訴する。
本当に反省していない加害者であることが分かります。
ところで、糸島市消防本部では、この事案とは別に分限免職処分に対する訴訟もあり、
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 同僚に「左翼もん」「辞めてしまえ」発言の消防職員、処分した福岡県糸島市が逆転勝訴
それも第二審で市が逆転勝訴となっていますが、
こちらは原告が上告したかは不明です。
それにしても、糸島市消防本部は免職が多いと感じるのは私だけでしょうか?

被害者の皆様へ
長い裁判も終わり、加害者への処分が妥当であると認められました。
これで本当に終わりました。
皆様、お疲れ様でした。


▼懲戒処分…部下を精神疾患にさせた2等陸佐、上司にも従わず 2年間ずっと部下らを威圧「そんなのは陸士でもできる」 さらに“休暇”巡って上司に指導され、納得できず会議を欠席…異動になった50代

懲戒処分
…部下を精神疾患にさせた2等陸佐、上司にも従わず
 2年間ずっと部下らを威圧「そんなのは陸士でもできる」
 さらに休暇巡って上司に指導され、納得できず会議を欠席
異動になった50

 

2025年9月2日() 14:00 埼玉新聞

 

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は1日、2年間にわたり部下隊員らにパワハラを繰り返していたなどとして、同駐屯地東部方面総監部所属の50代の2等陸佐を、停職1年の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同広報部によると、2等陸佐は20228月ごろから246月ごろまでの間、東京都練馬区北町の同練馬駐屯地で業務中、所属部隊の複数の部下隊員に対して、「そんなのは陸士でもできる」などと威圧的な言動を繰り返し、精神的な苦痛を与え、隊員1人が精神疾患を発症するなど職場環境を悪化させたほか、会議を欠席するなど上司の指導に従わなかった。245月ごろ、部隊員からの報告でパワハラが発覚。2等陸佐は同年8月、練馬駐屯地業務隊から朝霞駐屯地東部方面総監部に異動した。パワハラに対する動機は話しておらず、休暇申請を巡り上司の指導に納得せず、会議を欠席したという。

▼うるせえ、おまえ辞めろ…怒鳴る議員、職員に威圧 初当選した新人、大声で「犯罪者はここにいてはいけない」 市長が申し入れ「やめるよう促したが改善ない」…審査へ 議員「何のことか分からない」

うるせえ、おまえ辞めろ…怒鳴る議員、職員に威圧
 初当選した新人、大声で「犯罪者はここにいてはいけない」
 市長が申し入れ「やめるよう促したが改善ない」…審査へ
 議員「何のことか分からない」

 

2025年9月2日() 11:14 埼玉新聞

 

 埼玉県三郷市の男性市議が職員に不適切な言動を行ったとして、市議会が1日までに、政治倫理条例に基づく審査会を設置したことが分かった。

 

 市や関係者によると、男性市議は8月中旬、市役所庁舎内で特定の職員を名指しで犯罪者扱いし、大声で怒鳴ったという。「うるせえ、おまえ辞めろ、犯罪者はここにいてはいけない」などと述べたとされる。

 

 男性市議は7月に行われた市議選で初当選した新人。これまで何度も職員に対して威圧的な言動があり、市は木津雅晟市長が822日、武居弘治市議会議長宛てに、当該市議の不適切な言動について申し入れ書を提出した。

 

 書面では申し入れした理由に触れ「不適切な言動をやめるよう促しているが改善の様子がない。職務の執行が妨げられることなく、精神的にも安心して働ける職場環境を維持するため」としている。

 

 市議会は同25日、条例に基づき、全会派一致で審査会の設置を決定した。審査会は、1日に開会した9月定例会と並行し、複数回開く予定。審査結果を議長に報告する。

 

 男性市議は埼玉新聞の取材に「(市の申し出は)何のことか分からない。審査会は不法行為。ハラスメントの事実はない」と話している。