パワハラでパート女性が自殺
遺族がユーコープを提訴「対応怠った」
2024年1月21日(日) 11:04 朝日新聞(阿部育子)
生活協同組合ユーコープ(本部・横浜市中区)が運営するスーパーで働いていたパートの女性(当時53)がパワハラによって自殺したのはユーコープ側が適切な対応を怠ったためだとして、女性の夫と子ども2人が17日、ユーコープに約4780万円の損害賠償を求めて横浜地裁に提訴した。
訴状によると、女性は2009年に横浜市内のスーパーで働き始め、20年1月に青果部門に配属された。同3月ごろから、上司に「ふざけんな」「うそつき」などと繰り返し叱責(しっせき)され、精神的に追いつめられて21年1月に自殺した。
横浜南労働基準監督署は、女性がうつ病を発症して自殺したのは職場でのパワハラが原因だったとして、22年8月に労災認定した。訴状では、ユーコープ側がこの上司によるパワハラを認識していたのに、懲戒や配置転換を怠ったとしている。
ユーコープは19日、取材に対して「訴状がまだ届いておらず回答できない」としている。
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