海自セクハラは公務災害 防衛省が認定、PTSD発症
2024年1月11日(木) 17:36 共同通信
防衛省は、海上自衛隊でセクハラを受け、加害者との面会を強要された元隊員の女性に関し、被害により心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを発症したとして、公務員の労災に当たる公務災害に認定した。11日、防衛省への取材で分かった。認定は昨年12月20日付。
防衛省によると、女性はPTSDを発症したのに加え、抑うつ状態となっており、国は受診費用などを支払う。女性は昨年3月末に退職しているが、今後も療養のため就労できない場合には、休業補償を受給できる。
女性は海自呉地方総監部(広島県呉市)の管内にある部隊で2022年8~12月、男性海曹に背後から抱きつかれるなどした。
海自セクハラを公務災害に認定 嫌がる被害者に加害者との面会強要
2024年1月10日(水) 17:00 朝日新聞
海上自衛隊の女性自衛官がセクハラを受け、その後に意に反して加害男性と面会させられた問題で、防衛省は、女性が公務に起因するハラスメントを受けていたとして公務災害に認定した。昨年12月20日付。
防衛省によると、公務で受けた心的外傷後ストレス障害やうつ病の療養補償などを支払う。女性は退職しているが、退職後に仕事ができない場合は休業補償を支払う可能性もあるという。
2022年8~12月、男性自衛官が後輩にあたる女性の胸を触ったり、背後から抱きついたりするなどの行為をした。さらに上司にあたる1佐が22年12月、加害男性と会うのを嫌がっていた女性と加害男性を面会させていた。女性はショックで出勤できなくなり、うつ病と診断され、昨年3月末に退職した。当時は、陸上自衛隊での性加害問題を受けた特別防衛監察中だった。
朝日新聞の報道後、防衛省は昨年11月、加害者と1佐を停職処分としていた。
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