2023年2月18日土曜日

▼校長に「どがんなってるとか」、教頭を「ばか」「あほ」 西海市立中の事務職員を懲戒処分

校長に「どがんなってるとか」、教頭を「ばか」「あほ」
 西海市立中の事務職員を懲戒処分

 

2023年2月18日() 10:04 長崎新聞

 

 長崎県教委は17日、校長や教頭ら計6人に暴言や侮辱、威圧的な態度などパワハラ行為を繰り返したとして、西海市立中の事務主幹(課長補佐相当)の男性(59)を停職6カ月の懲戒処分とし、事務主任(係長相当)に降格させたと発表した。県教委がパワハラで懲戒処分をするのは初めて。

 県教委によると、同校の事務職員は1人で、男性は2021年4月に着任。同7月から約1年にわたり、50代男性校長に会議で「どがんなってるとか」と叱ったり、50代男性教頭に「黒板に『私は仕事できません』と書いとけ」「札に書いて首から下げろ」と発言したりした。日常的に教頭のことを「ばか」「あほ」「パー」とも言っていた。20~40代の教諭2人と図書館司書1人には、作成した書類の不備などについて繰り返し謝罪させた。

 22年4月に着任した40代男性教頭には「関わりたくない」などと発言して無視したほか、必要のない業務を威圧的に要求。教頭は体が硬直するなど体調に異変が出たという。

 他にもこの教頭と「事務手続き上のやりとりがうまくいかない」として、同6月から約1カ月間、郵便物の管理などをしなくなり事務処理が停滞したという。

 校長は同3月29日から、教頭は同6月17日からそれぞれ精神疾患で勤務できなくなり、現在は休職中。

 同6月15日に県教委に情報提供があり発覚。男性は「職務を忠実に遂行したいという思いが強かった」と話しているという。市教委は今後、男性職員を管理監督しハラスメントを防ぐ立場にあった休職中の校長と、休職に伴い着任した校長に、口頭で指導するという。

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