2023年2月27日月曜日

▼現役の女性自衛官、国に賠償求め提訴“先輩隊員のセクハラ訴えるも適切な措置とらず”

現役の女性自衛官、国に賠償求め提訴“先輩隊員のセクハラ訴えるも適切な措置とらず”

 

2023年2月27日() 18:23 日本テレビ

 

自衛隊内での先輩隊員からのセクハラ被害を申告したにもかかわらず、自衛隊がその後、適切な措置をとらなかったとして、現役の女性自衛官が27日、国に賠償を求め、東京地裁に提訴しました。

 

訴えを起こしたのは、航空自衛隊那覇基地に勤務していた現役自衛官の女性です。

 

原告側によりますと、女性は2013年、男性の先輩隊員から受けた言葉によるセクハラ被害について、自衛隊内の相談窓口などに被害を申し出たにもかかわらず、適切な措置が取られなかったとしています。このため、女性は27日、国に対して1100万円あまりの損害賠償を求め、東京地裁に提訴しました。

 

今回の訴えとは別に、これまでに起こされていた女性と男性隊員の当事者間の訴訟では、那覇地裁が2017年、男性隊員の発言について「職場における発言内容としては不適切」「違法なセクハラ発言に当たると判断される可能性は十分にある」と認定しました。

 

一方で、国家公務員の職務上の行為は個人ではなく国が賠償責任を負うとして、男性隊員に損害賠償を求めた女性の訴えは退けられていました。

 

今回の訴訟について自衛隊は「現時点において、訴状は送達されておらず、訴状が送達された時点で、内容について関係機関と検討の上、適切に対応してまいります」とコメントしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿