2023年2月24日金曜日

▼北海道・中札内村農協職員の自殺「組合長のパワハラ影響」 農協依頼の弁護士が見解

北海道・中札内村農協職員の自殺「組合長のパワハラ影響」
 農協依頼の弁護士が見解

 

2023年2月24日() 9:40 北海道新聞

 

 【中札内】十勝管内中札内村農協の男性課長=当時(54)=が自殺したのは、当時の山本勝博組合長(80)のパワーハラスメント(パワハラ)が原因として、男性の妻が同農協と山本氏に損害賠償を求めて釧路地裁帯広支部に提訴したことに関し、同農協は23日、記者会見を開いた。農協の依頼で事実関係を調査した青木康之弁護士は会見で、山本氏による「行き過ぎた指導があった」とし、パワハラ行為が影響したとの認識を示した。

 

 同農協は2016年に自殺した男性の妻からの求めに応じ、弁護士らに当時の職員への聞き取り調査を依頼し、昨秋に実施したと説明。青木弁護士は、当時、山本氏によるパワハラが横行しており、男性の自殺に対しても「相当程度の影響を与えた」との見方を示した。一方「法律上の因果関係は分からない」とした。同農協の島次良己組合長は「問題を正し、働きやすい職場環境にしていきたい」と述べるにとどめた。

 

 

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自殺「パワハラが原因」 遺族が北海道・中札内村農協などを提訴

 

2023年2月23日() 14:10 北海道新聞

 

 北海道・十勝管内中札内村農協の男性課長=当時(54)=が自殺したのは、当時の山本勝博組合長(80)のパワーハラスメント(パワハラ)が原因として、男性の妻(57)が同農協と山本氏に約8600万円の損害賠償を求める訴訟を釧路地裁帯広支部に起こしたことが22日分かった。

 

 提訴は昨年1220日付。訴状によると、男性は2012年から同農協総務部管理課長を務めた。通常総会の準備で山本氏の意に沿わないと、他の職員の前で大声で叱責(しっせき)されることが複数回あったという。人事権を盾に「工場に飛ばすぞ」などと言われ、精神的負荷でうつ病を発症。164月に「もう耐えられなくなった」との遺書を残して自殺したとしている。山本氏は02年から組合長を務め、224月に退任した。 

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