2023年2月2日木曜日

▼「上司が間接的に人格否定」「批判文書を全社員が読める状態に」…損害賠償求め提訴

「上司が間接的に人格否定」「批判文書を全社員が読める状態に」…
損害賠償求め提訴

 

2023年2月2日() 14:06 読売新聞

 

 精神障害の発病による休職は上司のパワーハラスメント(パワハラ)などが原因だとして、岐阜県多治見市の自動車部品会社「明和工業」の社員だった男性(62)が同社に約2300万円の損害賠償を求める訴えを岐阜地裁に起こした。

 

 訴状などによると、男性は1984年に入社し、総務課で勤務。2017年1月に同じ部署に異動してきた上司は、男性を批判する文書を全社員が見られる状態にしたり、男性の部下を叱責(しっせき)して間接的に男性の人格を否定したりしたほか、合理的な理由なく未経験の部署に異動させたという。男性は18年4月にうつ病を発症して休職し、22年3月に多治見労働基準監督署から労災の認定を受けたとしている。

 

 第1回口頭弁論が1日、同地裁(鳥居俊一裁判長)で行われた。取材に対し、同社の代理人弁護士は争う姿勢を示し、「今後、具体的に主張する」と述べた。

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