県職員は“議員の部下にあらず” 県議会で初のハラスメント研修会
古参議員による発言封じの危険性も 先月1日に防止条例施行
2026年5月14日(木) 19:40 福井放送
ハラスメント防止に向けて、県議会で初めて研修会が開かれ、県職員との対等な関係の築き方や後輩議員の発言を封じないことの大切さを学びました。
県議会では14日、ハラスメントをテーマにした初めての研修会が開かれ、36人の議員全員が出席しました。京都府長岡京市の元市議会議員で地方議会のハラスメント防止に取り組む社会保険労務士・白石多津子氏が講師を務め、県職員は議員の部下ではなく対等な関係であることを強調したほか、経験の差を背景にベテラン議員が後輩の発言を封じてしまうことの危険性も指摘しました。
■福井県議会 小堀友廣議長
「一期生も古参の議員も議員という立場は同じ。相手を育てるような気持ちで優しく接しないといけないと実感した」
県議会では先月1日、議員自らの行動を律するためのハラスメント防止条例が施行されていて、県庁と県議会の両輪でハラスメント撲滅に向けた動きが進んでいます。
「何も知らないのだから黙っていろ」若手の言葉遮る
→発言の機会奪い、相手を萎縮→議会の質落とす
…前知事のセクハラ辞職受け県議向けに<ハラスメント防止>研修
2026年5月15日(金) 10:19 読売新聞
福井県議会は14日、県議を対象にしたハラスメント防止条例が4月に施行されたことに伴い、議員向けのハラスメント防止研修を県庁で開いた。
▶前知事のセクハラ辞職巡り空席だった副知事ポストに、経験豊かな県職員出身者を起用
条例は杉本達治前知事のセクハラ問題を受け、3月の県議会で成立した。議員に対し、他の議員や職員へのハラスメント行為を禁じているほか、研修の実施も定めている。
この日は、元京都府長岡京市議で、ハラスメント防止に関する研修を行う白石多津子さんが講師を務め、全議員が出席した。
白石さんは、年上の議員が若手議員の発言を「何も知らないのだから黙っていろ」と遮る事例を示し、「発言の機会を奪うことは問題。相手が萎縮(いしゅく)してしまえば、本来必要な情報も上がってこなくなり、議会の質を落とすことにつながる」と解説した。
終了後、小堀友広議長は「どうやったらハラスメントがなくなるか、議員一人一人が少しずつ理解してきたと思う。全員が意識を改革していくことが大事だ」と話した。
■越前市では市長ら研修
越前市では12、14両日、平林透市長ら特別職を含む所属長以上を対象にしたハラスメント防止研修が行われた。
これまで会計年度任用職員を含む全職員や、所属長以上の幹部職員を対象に実施していたが、市長ら3役は対象外だった。
両日の研修では、弁護士を講師に迎え、ハラスメントが組織に与える影響などについて説明を受けた。
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