宝塚歌劇団 労基署が2000年以降に計4回「是正勧告」
勧告の内容は明らかにせず
2023年12月25日(月) 17:23 毎日放送
宝塚歌劇団に対して労基署が2000年以降に是正勧告を繰り返していたことがわかりました。
宝塚歌劇団によりますと、西宮労働基準監督署が2000年以降に計4回、歌劇団に対して是正勧告を行ったということです。歌劇団は勧告を受けたことについて「直ちに是正すると共に再発防止に向けた取り組みを行っております」とコメントしていますが、勧告の内容について明らかにしていません。
宝塚歌劇団を巡っては今年9月、「宙組」に所属していた女性(25)が死亡し、遺族が「過重労働と上級生のパワハラが原因で自死に至った」と訴えていて、労基署は11月と12月に計2回立ち入り検査を行っています。
宝塚歌劇団 2000年以降、労基署から4回の是正勧告
スタッフの労働時間の管理などに不備判明
2023年12月24日(日) 18:41 読売テレビ
兵庫県にある宝塚歌劇団が、2000年以降に労働基準監督署から是正勧告を4回受けていたことが分かりました。スタッフの労働時間の管理などに不備が指摘されています。
宝塚歌劇団では、今年9月に女性の劇団員が死亡し、遺族側が「過重な労働と上級生らによるパワーハラスメントが原因」と主張しています。劇団側は、過重な労働などで女性に強い心理的負荷がかかっていたことは認めていて、公演回数を減らすなどの対策を打ち出しています。
女性の死亡後、労働基準監督署がすでに2回、劇団への立ち入り調査を行っていますが、劇団はこの件とは別に2000年以降に4回の是正勧告を受けていたことが新たに分かりました。
2021年の是正勧告では、一部のスタッフらに導入している「裁量労働制」について改善を求められていて、劇団は、「労働災害への防止は当団としても重要な課題と認識をしており、労基署からの指導やアドバイスをいただきながら、防止に向けて各種取り組みを行っています。公演内容の変化に応じた団員の心身へ配慮し、疲労回復に必要な休憩、休養を確保できるよう、就労環境を整えてまいります」とコメントしています。
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