2023年12月25日月曜日

▼江差看護学院パワハラ自殺「説明責任果たすべき」学生の保護者ら 鈴木知事に自身の言葉での謝罪求める

江差看護学院パワハラ自殺「説明責任果たすべき」学生の保護者ら 鈴木知事に自身の言葉での謝罪求める

 

2023年12月25日() 16:34 北海道ニュース

 

道立江差高等看護学院で教師からパワハラを受けた学生が自殺し、北海道が賠償に応じない考えを示していることについて、保護者らが知事に対し自身の言葉での謝罪などを求めました。

 

「知事・副知事が対応してくださらないのはとても残念なこと。知事の誠意ある言葉が聞きたかったとお伝えください」。

 

25日午後、道庁で知事宛ての申し入れ書を提出したのは、江差高等看護学院に通う学生の保護者で作る父母の会です。江差高等看護学院では2019年に男子学生が自殺し、第三者委員会が教師によるパワハラを認定。自殺についても法的責任が生じる「相当因果関係」が認められています。

 

道や知事は、第三者委員会の報告を受け入れ遺族に謝罪しましたが、その後、「法的責任は別」として自殺の賠償には応じない考えを示しています。

 

鈴木知事)

「いま交渉中の案件のためコメントについては控えたいと思います」。

 

自殺した学生の母)

「いまさら何を言っているんだろうとしか思わない」、「勝手に死んだわけではないんです。あなたたち(北海道)のせいなんです。その責任から一切逃れようとするのは違いませんか」。

 

父母の会は学校現場が運営体制を見直し、懸命になって再生のために努力している中、道の一連の対応は「足を引っ張る行為」と指摘しています。

 

そのうえで、知事に対して自殺の賠償に応じない方針を撤回し、自分自身の言葉による謝罪と、「丁寧かつ誠意を持って」再協議に応じることを求めています。

 

父母の会)

「手のひらを返したように、賠償責任は一切ないと。本当、不信感に募るばかりです。特に知事は説明責任を果たすべきじゃないでしょうか」。

 

遺族は「父母の会が動いてくれて感謝している。申し入れを受けて話し合いが進む事を願う」。と話しています。

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