部下にパワハラ副市長が辞任 市長は減給、福岡・大野城
2025年4月24日(木) 17:00 共同通信
福岡県大野城市の井本宗司市長は24日、記者会見を開き、部下にパワハラをしたとして、毛利伸彦副市長が30日付で辞任する意向を示していると明らかにした。職員の休職が相次いだことを受け、市が設置した第三者委員会は3月、副市長ら3人によるパワハラがあったと認定していた。井本市長も自身の管理責任をとり、任期満了の9月まで報酬を20%減給する。
井本市長は会見で「市民、職員にご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪し、ハラスメントのない職場環境の実現を目指すと語った。市は再発防止策として、防止条例の制定や、人事部門から独立したコンプライアンス推進室の新設などを進める。
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「誰が見たとや!」資料を机にたたきつける
副市長ら5件のパワハラを認定→市長の給料カットと防止条例制定へ
2025年4月24日(木) 17:45 福岡放送
福岡県大野城市の職員に対するハラスメント問題です。第三者委員会の調査で副市長などによるパワハラが認定されたことを受け24日、大野城市の井本宗司市長が謝罪しました。
■大野城市・井本宗司 市長
「この場をお借りして、深くおわびを申し上げます。」
調査報告書によりますと、大野城市の副市長は2021年、係長などに対し「誰が見たとや!」などと大声で言いながら資料を机にたたきつけたり、2024年には顛末書を手書きで作成するよう、机かパソコンをたたきながら大声で指示したりしたということです。
第三者委員会は、副市長によるパワハラ3件と、部長職1件、課長職1件、合わせて5件のパワハラを認定しています。
副市長は4月初めに管理職に謝罪し、21日に辞職願を提出しました。30日付で辞職するということです。
■井本市長
「副市長の言動について都度、本人に口頭で注意をしてきた。ただ当時、私の判断ではその言動がハラスメントに該当するとの認識に至っておらず、結果として対応が十分ではなかった。」
井本市長は任期満了の2025年9月まで、給料を2割カットする議案を議会に提出する予定です。
再発防止策として、大野城市はハラスメント防止を目的とした条例を制定し、2025年度中の施行を目指しているということです。
パワハラ副市長が辞任、5年で職員60人が精神不調・休職や病気休暇
福岡県大野城市が「コンプライアンス推進室」設置へ
2025年4月24日(木) 17:02 RKB毎日放送
福岡県大野城市で職員の休職が相次ぎ、第三者委員会が副市長ら幹部3人のパワハラ行為を認定した問題です。
市は24日、副市長が4月末で辞任すると発表しました。
この問題は2020年からの5年間で大野城市の職員のべ60人が精神的な不調を訴え病気休暇を取ったり休職したりしていたものです。
実態を調査していた第三者委員会は3月、毛利伸彦副市長ら3人について5件のパワハラ行為があったと認定しました。
大野城市 井本宗司 市長
「深くお詫び申し上げます。失礼しました」
24日午後、大野城市役所で行われた会見で井本宗司市長は一連の問題について謝罪し、毛利副市長が4月30日付で辞職すると明らかにしました。
また、井本市長も責任を取り自身の給与を任期まで20%減額する意向を示しました。
市は再発防止策として今年度中にハラスメント防止条例の制定を目指すほか人事部門から独立した「コンプライアンス推進室」を設置する方針です。
大野城市長 報酬2割カットへ パワハラ5件認定受け
2025年4月24日(木) 19:45 九州朝日放送
大野城市の副市長が、机を叩きながら大声で叱責するなど副市長と幹部職員によるパワハラ5件が第三者委員会に認定されたことを受け、市が24日、会見を開きました。
大野城市・井本宗司市長は「相当重く受け止めておりますし、提言はひとつづつ実現が出来るように」と述べました。
5期目をつとめる井本市長は、パワハラの認定を真摯に受けとめる姿勢を示し、自らの報酬の2割を任期満了までカットする意向を示しました。
また、3件のパワハラ行為が認定された副市長は今月30日付で辞任し、部長職の職員はすでに依願退職していることを明かしました。
防止対策として、ハラスメント根絶に向けた条例を制定するほか、既存の相談窓口から内容が漏れることを懸念するなど、職員の不信感が募っている現状を踏まえ、人事部門から独立した新たな窓口を設置するとしました。
パワハラ認定された福岡県大野城市の副市長が辞任へ
…「認定に対し結果責任を果たしたい」と市長に申し出
2025年4月25日(金) 11:34 読売新聞
福岡県・大野城市役所のハラスメント問題で、市は24日、第三者委員会の調査で3件のパワーハラスメントを認定された毛利伸彦副市長が30日付で辞任すると発表した。長時間の叱責や人格否定にあたるような発言がパワハラとされた部長は依願退職した。
市によると、毛利副市長は「認定に対して結果責任を果たしたい」として21日に井本宗司市長に辞任を申し出て、受理された。部長が退職した時期は、「個人の特定につながる」として公表しなかった。
市役所で記者会見した井本市長は、自身の任期中の給料月額を20%カットする条例案を市議会に提案すると表明。「調査報告を真摯に受け止め、新たな取り組みを進めていく」と述べ、ハラスメント防止条例の制定や、人事部門から独立したコンプライアンス推進室(仮称)の設置、ハラスメント対策委員会の権限強化などに取り組むとした。
第三者委は、職員をどなったり机をたたいたりし、手書きの顛末書を提出するよう求めるなどしたとされる毛利副市長の行為3件のほか、部長、課長各1人の行為もパワハラに該当すると判断。井本市長について、「適切な対応をとっていなかった」と指摘した。
パワハラ認定の大野城市副市長が辞任へ 市長は報酬2割カット
5年間でのべ60人が精神的不調で休職など 福岡
2025年4月25日(金) 12:36 テレビ西日本
福岡県大野城市のハラスメント問題で、第三者委員会でパワーハラスメントを認定された副市長が4月末で辞任することになりました。
大野城市では2020年からの5年間にのべ60人の職員が精神的な不調を訴えて休職するなどしたことから第三者委員会を設置しハラスメントの調査を行いました。
3月に公表された報告書では毛利伸彦副市長など幹部3人によるパワーハラスメントが少なくとも5件あったと認定されています。
これをうけ市は24日、毛利副市長が4月30日付で辞任することや市長の報酬を任期満了まで2割減額すると発表しました。
また今後、コンプライアンス推進室の設置やハラスメント根絶に向けた条例を制定する方針で「職員が生き生きと働ける職場作りに全力で取り組む」としています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ3月31日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼大野城市副市長らによるパワハラ5件認定 第三者委調査報告書
これの続報です。