2025年12月10日水曜日

「使えねえな」と部下を大声で叱責 ヘルメットの上から頭をたたく 50代の消防職員2人がパワハラ行為 被害者は休職、療養休暇…消防司令を減給、消防司令補を戒告の懲戒処分

「使えねえな」と部下を大声で叱責 ヘルメットの上から頭をたたく
 50代の消防職員2人がパワハラ行為
 被害者は休職、療養休暇
消防司令を減給、消防司令補を戒告の懲戒処分

 

2025年12月10日() 16:51 長野放送

 

岳南広域消防組合(本部・長野県中野市)は職員がパワーハラスメントに該当する行為を行ったとして、128日付で職員2人に懲戒処分を行ったと発表しました。

 

岳南消防組合によりますと、50代男性の消防司令が減給10分の11カ月、50代男性の消防司令補が戒告の処分を受けました。

 

50代男性の消防司令は20214月、50代の男性部下に「早くしろ」「何してるんだ」と大声で威圧的に叱責、同年6月には同じ部下に、大声で「使えねえな」といった人格を否定する発言をし、叱責しました。

 

被害に遭った部下はうつ状態となり11カ月休職し、復帰後、本部に設置された相談窓口に通報。その後の調査でパワーハラスメント行為と認定されました。

 

50代消防司令補は20248月、30代男性の部下が救助訓練中に手技を誤ったため、ヘルメットの上から手で頭をたたく行為をしました。

 

被害に遭った部下は不眠などを訴え3カ月間の療養休暇を取得、その後、相談窓口への通報し、その後の調査でパワーハラスメント行為と認定されました。

 

処分を受けた2人は、「大変、申し訳ありませんでした」などと話しているということです。

 

いずれの事案も、当時の署長と補佐の2人が管理監督責任者として口頭厳重注意を受けました。

 

岳南広域消防組合の消防長は「職員教育の徹底、組織体制の見直しを含め、再発防止に全力で取り組む」などとコメントしています。



※ 他社のニュースも掲載致します

大声で𠮟責し「使えねえな」
部下へのパワハラで50代の消防職員2人を減給と戒告の懲戒処分
 部下は3か月と11か月の休職 通報窓口に申し出て発覚
 長野・中野市・岳南広域消防組合

 

2025年12月11日() 12:43 信越放送

 

部下に対し、大声で𠮟責して「使えねえな」と言ったり、ヘルメットの上から頭を叩くなどのパワーハラスメントをしたとして、中野市に本部を置く岳南広域消防組合の職員2人が、減給などの懲戒処分を受けました。

 

岳南広域消防組合によりますと、処分は8日付けで、50代の男性の消防司令が減給10分の11か月、同じく50代の男性消防司令補が戒告の処分を受けました。

 

消防司令は、20214月、部下に対し大声で威圧的な叱責を行ったほか、同じ年の6月には、「使えねえな」といった人格を否定する発言をして、再び大声で威圧的に叱責していました。

 

叱責を受けるなどした職員は、20222月から3か月間の療養休暇を取った後、引き続き12月末まで、合わせて11か月間休職し、復職後の202312月に、消防組合に設置されている通報窓口に書面で事案を申し立てました。

 

また、消防司令補は、20248月、訓練中にロープの結び目が不十分など動作を間違えた部下に対し、ヘルメットの上から頭を叩きました。

 

頭を叩かれた職員は、202412月に通報窓口に書面を提出した後、20251月から3か月間の療養休暇を取りました。

 

2つの事案とも、聞き取りや調査を経て消防組合を管轄する中野市が懲戒審査を行いましたが、大声で威圧的な叱責をした消防司令の事案では、証拠が不十分だとして再調査が行われるなどしたため、最終的な処分は、いずれも202511月の懲戒審査で決まったということです。

 

このほか、2つの事案とも、部下の職員に対する監督不行き届きがあったとして、それぞれ当時の署長と署長補佐2人の合わせて6人を口頭厳重注意としました。

 

岳南広域消防組合の柴本賢司消防長は、「消防職員として決してあってはならない行為が生じたことを重く受け止め、職員教育の徹底、組織体制の見直しを含め、再発防止に全力で取り組み、信頼の回復に努めてまいります」などとするコメントを発表しました。


《カウンセラー松川のコメント》

50代男性の消防司令について
4年前の暴言による人格否定で被害者をメンタルヘルス不調に陥れました。
しかし、暴言だけで50代の部下がメンタルヘルス不調になるとは考え難いので
他の職員の前で人格否定となる様な言動が有ったのではないかと思います。
それにしても、療養休暇を使われた時点で
本部はパワハラの可能性を探らなかったのでしょうか?

被害者の方へ
11ヶ月も療養する様な被害ですから、
それは大きな被害と言えましょう。
大変に思いをされましたが、窓口通報も勇気が必要だったと思います。
この経験を活かして、他の職員の皆様にも、通報は大切なことを伝えてください。

50代消防司令補について
30代男性の部下が救助訓練中に手技を誤ったため、
ヘルメットの上から手で頭をたたく行為により、
相手は3カ月間の療養休暇を取得とのこと。
この1件だけで療養休暇に至るとは思えないので、
度重なるパワハラが原因ではないかと思います。
そして、こちらも療養休暇明けでの相談からとのことですが、
療養休暇を使う様な状態になっても、
本人からの通報が無いので対処していなかったのならば、
管理不行き届きとも思えます。

被害者の方へ
暴力で嫌な思いをされた様ですね。
辛い時もあったでしょう。
しかし、この辛さを職場環境改善の為に
活かして欲しいと願っております。


2025年11月26日水曜日

横浜の法律事務所パワハラで和解 50代元女性事務員に解決金

横浜の法律事務所パワハラで和解 50代元女性事務員に解決金

 

2025年11月26日() 15:43 共同通信

 

 横浜市の法律事務所で事務員として勤めていた50代女性が、パワハラやセクハラを受けた末に解雇されたとして、弁護士の父子に損害賠償などを求めた訴訟が東京高裁で和解した。26日、原告側が東京都内で記者会見して明らかにした。和解は927日付で、女性が解決金を受け取り、事務所を退職する。

 

 今年3月の一審横浜地裁判決などによると、女性は父親の方の弁護士からげんこつで殴られるなどのハラスメントを受けた。共同経営者の息子に助けを求めたが改善されず、2019年にうつ病と診断され、休職中の20年に解雇された。

 

 一審判決はハラスメントとうつ病との因果関係を認定。解雇も無効だとし、約960万円の支払いを命じていた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 法律事務所のパワハラ認定 横浜地裁、女性の解雇無効と慰謝料支払い命じる
これの続報です。
流石、被告は弁護士だけのことはあります。
判決ではなく、和解とすることで、解決内容を公開させない。
即ち、悪行の限りを尽くした弁護士親子も、
自らの悪行を金の力で闇に葬れた訳です。
いかにも悪徳弁護士らしい解決方法ですね。


2025年11月18日火曜日

▼参議院 事務局参事がセクハラで懲戒処分

参議院 事務局参事がセクハラで懲戒処分

 

2025年11月18日() 14:25 テレビ朝日

 

参議院は、事務局参事の50代の男性がセクハラ行為をしたとして停職1カ月の懲戒処分を行ったことを公表しました。

 

 参議院事務局によりますと、男性職員は9月に「信用失墜行為」にあたるセクシャル・ハラスメントを行ったということですが、職員の名前や具体的な内容は明らかにされていません。

 

 参議院は1117日付でこの職員を停職1カ月の懲戒処分としました。

 

 また、管理・監督責任を怠ったとして関口参議院議長から事務総長に対し、口頭で厳重注意を行いました。

▼議員のパワハラ「あった」27件 過去5年、鈴鹿市職員アンケート 三重

議員のパワハラ「あった」27件 過去5年、鈴鹿市職員アンケート 三重

 

2025年11月18日() 8:00 伊勢新聞

 

 【鈴鹿】三重県鈴鹿市が職員を対象に実施した職場環境に関するアンケートで、過去5年間に議員による職員へのパワハラが「あった」と答えた回答が、27件あったことが分かった。17日の市議会ハラスメント対策検討特別委員会で、市が明らかにした。

 

 アンケートは620―30日に実施。1718人から回答があった。

 

 そのほか、セクシャルハラスメントについては3件、妊娠・出産・育児休業・介護休業などに関するハラスメントについては零件。いずれも回答件数であり、認定件数ではない。

 

 アンケートの集計結果を報告後、弁護士資格を持つ総務部の光永圭佑参事が具体的な判例などを示しながら、「議員は住民の代表であり、ハラスメントを防止する立場であっていただきたい」「議員も職員も働きやすい環境を作るのが理想」などと話した。

 

 議員からは「職員がパワハラにあっていることに対してはちゃんと考えていく必要がある」「もし条例を作るとしたら、罰則規定までいくのか理念条例にとどめるのか、どちらがいいのか」などの意見が出された。

 

 同特別委員会は、議員の職員へのハラスメント防止などに関する調査研究を目的とし、9月に設置した。

▼大阪維新の会がハラスメント研修実施 吉村代表「ハラスメントというのは百害あって一利なし」

大阪維新の会がハラスメント研修実施
 吉村代表「ハラスメントというのは百害あって一利なし」

 

2025年11月18日() 1:14 毎日放送

 

大阪維新の会は、所属議員ら全員を対象としたハラスメント研修を行いました。

 

1117日、大阪市内で行われた大阪維新の会のハラスメント研修。

この研修は今年のうちに3回実施する予定だったもので、党では所属議員に対して必ず1回は参加することを義務付けています。

 

3回目となる17日の研修にはおよそ80人が参加し、上下関係が分かりにくい議員同士におけるパワハラなどについて、ハラスメントに詳しい弁護士から講義を受けたということです。

 

大阪維新の会・吉村洋文代表

「ハラスメントというのは百害あって一利なしだというふうに思っています」

「議員同士、対抗言論があるからぶつかるのも当然という意識で、ハラスメントの知識がないと線引きが難しいとなる」

「議員の中でのハラスメントに対する知識が不足していた面もあると思います」

 

28日には、維新の国会議員団も研修を受ける予定だということです。

2025年11月14日金曜日

▼横浜市内の学校に勤務する20代から40代男性教諭3人の懲戒免職処分を発表 セクハラにあたるメッセージを送った40代男性教諭など3人も停職処分 横浜市

横浜市内の学校に勤務する20代から40代男性教諭3人の懲戒免職処分を発表
 セクハラにあたるメッセージを送った40代男性教諭など3人も停職処分
 横浜市

 

2025年11月14日() 19:11 東京放送

 

横浜市は、痴漢や盗撮をしたとして市立学校の教員3人の懲戒免職処分について発表しました。

 

横浜市によりますと、市内の特別支援学校に勤務する40代の男性教諭は今年1月、横浜市内のスーパーで、3人の女性の腰のあたりをさわる痴漢行為をしたということです。

 

また、市内の小学校に勤務する30代の男性教諭は今年3月、JR横浜線の車内で痴漢をしたということです。

 

40代の男性教諭は今年4月、30代の男性教諭は今年5月、それぞれ、神奈川県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検されましたが、その後、不起訴処分となっているということです。

 

また、20代の男性教諭は今年7月、路線バスの中で女性のスカートの中をスマホで撮影しようとしたとして、撮影処罰法違反の疑いで書類送検されたということです。

 

横浜市はきょう(14日)付で、3人を懲戒免職処分としています。

 

そのほか、複数の生徒に「デートしたいね」などとセクハラにあたるメッセージを送った市内の中学校に勤務する40代の男性教諭を停職4か月とするなど、あわせて3人の停職処分も発表しています。

『幹部職員からパワハラ』内部通報を約1年放置 市は第三者委員会を設置し調査する方針 大阪・交野市

『幹部職員からパワハラ』内部通報を約1年放置
 市は第三者委員会を設置し調査する方針 大阪・交野市

 

2025年11月14日() 19:04 読売テレビ

 

 ◆被害を訴える職員

 「政治事業と全く関係ないことを持ち出し始めて…『アホ、ボケ』『コラお前、覚えとけよ』と」

 

 交野市をめぐっては、市の幹部職員2人が、部下10人に対し、10年以上にわたって、暴言を吐くなどのパワハラ行為を行っていたとして、去年7月、相談を受けた職員が内部通報していました。

 

 しかし、市は「録音などの客観的資料の提出があった上で調査を判断する決まりになっている」 などとして、その後1年間、調査を放置していました。

 

 ◆内部通報した職員

 「誰も声を上げられない状況。“上にあげても無駄だ”という状況になっていた」

 

 山本景市長は14日の会見で、外部の弁護士3人で構成される第三者委員会を来年1月に設置することを明らかにしました。

 

 組織風土全体の見直しを含めた調査が必要だ、としていて、今後、暴力行為などが確認された場合は、刑事告発も検討するということです。

 

 

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市役所内部で起きたパワハラに対する内部通報<放置問題>、
市長が「市の対応がおかしかった」と反省
…職員が10月に記者会見開いて訴え明るみに

 

2025年11月15日() 12:32 読売新聞

 

 大阪府交野市の職員がパワーハラスメントを内部通報したにもかかわらず「1年以上放置された」と訴えている問題で、山本景市長は14日の記者会見で、「1年間調査が停滞してしまった。対応がおかしかった」と述べ、市の対応に問題があったとの認識を示した。自身と 艮うしとら 幸浩副市長の給与について、10%カット(2か月)するほか、弁護士による第三者委員会で調査する方針を明らかにした。

 

問題の舞台となった交野市役所

 

 市によると、幹部職員2人が201124年に部下の職員らに対し、計9件のパワハラを行ったとする内部通報が昨年7月、市人事課にあった。パワハラ被害について相談を受けた別の職員からの通報で、同課は翌月、通報者へのヒアリング調査を実施した。しかし、被害を受けたとされる職員らへのヒアリング調査は、今年10月まで行っていなかった。

 

 内部通報した職員らが1027日、記者会見で「放置された」と訴えて明らかになった。

 

 山本市長は「内部通報したのに、調査をしてもらえないということは、あってはならない。重く受けとめている」と反省を述べた。対応が遅れた理由について「人事課が内部通報の要綱を厳格に解釈して動けなくなった」とした。

 

 給与カットの条例改正案を12月定例市議会に提出する。第三者委は弁護士3人で構成し、来年1月から調査を始める予定。

 

 

 

パワハラ調査で第三者委 交野市長は給与減額、大阪

 

2025年11月17日() 11:30 共同通信

 

 大阪府交野市でパワーハラスメントの内部通報が1年以上放置されていたと職員が訴えた問題で、市は17日までに、第三者委員会でこの内部通報を調査する条例案を、28日からの市議会に提出すると発表した。

 

 事態長期化の責任を取るとして山本景市長と人事担当の艮幸浩副市長の給与を来年4月から2カ月間、10%カットする条例改正案も提出する。

 

 市によると、第三者委は弁護士3人で構成し、パワハラの事実関係を調査する。内部通報への市の対応も検証する。議案が可決されれば来年1月から調査を始める予定。パワハラが認定されれば関係した職員を処分、暴行があったとされる件は、証拠がそろえば刑事告発も視野に入れている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月27日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「誰に言ってんねんオラァ!お前、対等か?オレと、コラァ!」交野市幹部職員がパワハラか 被害訴える職員が「音声データ」を公開 内部通報を1年放置と訴える
これの続報です。


「バカ」「倫理感がない」など… 特定の職員に暴言のほか大声で叱責などの“パワハラ”を行ったとして青森県が県精神保健福祉センターの68歳の男性所長を懲戒処分【知事コメントあり】

「バカ」「倫理感がない」など…
 特定の職員に暴言のほか大声で叱責などの“パワハラ”を行ったとして
青森県が県精神保健福祉センターの68歳の男性所長を懲戒処分
【知事コメントあり】

 

2025年11月14日() 14:32 青森テレビ

 

青森県は、特定の職員にパワーハラスメントを行ったとして、1114日に職員を懲戒処分としたことを発表しました。

 

懲戒処分を受けたのは、県精神保健福祉センターの68歳の男性所長です。

 

県によりますと、この男性所長は2021年度に特定の職員に対して複数回にわたり大声で叱責したほか、業務の進め方に関して他の職員の前で謝罪するように迫るなどしたということです。

 

また、2024年度には、特定の職員に対し複数回にわたり大声で叱責し、「倫理感がない」「バカ」「改善の余地がない」などの暴言を発するなどしたということです。

 

こうしたことから県は、この男性所長を停職3か月の懲戒処分にしました。

 

■青森県 宮下宗一郎 知事の「知事コメント」【追記】14日午後235

 

本日、部下職員に対し、複数回にわたり大声で叱責するなどのパワー・ハラスメントを行った、精神保健福祉センター所長に対して停職処分を行いました。

 

パワー・ハラスメントは、職員の適正な能力発揮を妨げ、公務の遂行に支障を及ぼすことはもちろん、個人の尊厳や人格を不当に傷つけるものであり、決して許されない行為です。

 

今後、こうした事態が起こることのないよう、職員の公務員倫理の向上と服務規律の確保について取組を徹底していく所存です。

 

 

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部下に「倫理感がない」「バカ」などパワハラ
 ”こころの電話”で相談受ける青森県精神保健福祉センターの所長を停職処分
 知事は「決して許されない」とコメント

 

2025年11月14日() 14:41 青森放送

 

青森県は14日、部下の職員に複数回にわたり大声で叱責するなどの

パワーハラスメントを行ったとして、精神保健福祉センターの所長を

停職3か月の処分にしました。

 

処分を受けたのは、県精神保健福祉センターの 田中治 所長(68) です。

 

以下、県が発表した処分理由などです。

 

【処分の理由】

事案を起こした職員について

令和3年度、同じ所属の特定の職員に対し、複数回にわたり大声で叱責したほか、

業務の進め方に関して所属職員の前で謝罪するよう迫るなどの

パワーハラスメントを行った。

 

また令和6年度にも、同じ職員に対し複数回にわたり大声で叱責し、

職員の人格や能力を否定するような暴言

(「倫理感がない」「バカ」「改善の余地がない」など)を発するなど、

パワーハラスメントを行った。

 

以上の行為および事実は、

地方公務員法第33条(信用失墜行為の禁止)に違反し、

同法第29条第1項第1号(法令に違反した場合)および

3号(全体の奉仕者たるにふさわしくない非行)に該当する。

 

【不祥事の再発防止】

県は14日、「副知事依命通達」を発し、各所属長などに対し、

同様の事態が起こらないよう徹底するよう指示。

 

特に管理監督者については、

自らの立場への認識を改め、ハラスメント行為が決してあってはならないとの

強い意識を持ち、日常の執務を通じて防止と排除に努めるよう求めた。

 

【宮下宗一郎知事のコメント】

「本日、部下職員に対し複数回にわたり大声で叱責するなどの

パワー・ハラスメントを行った精神保健福祉センター所長に対して

停職処分を行いました。

 

パワー・ハラスメントは職員の適正な能力発揮を妨げ、公務の遂行に

支障を及ぼすことはもちろん、個人の尊厳や人格を不当に傷つけるものであり、

決して許されない行為です。

 

今後、こうした事態が起こることのないよう、

職員の公務員倫理の向上と服務規律の確保について

取り組みを徹底していく所存です。」

 

県立精神保健福祉センターとは

県によりますと、青森県立精神保健福祉センターは、精神保健福祉の総合技術センターとして、県民の精神的健康の維持・増進をはじめ、精神障害者の早期発見・早期治療、社会復帰までにいたる精神保健、自立や社会経済活動への参加のための援助等の業務を実施しています。

こころの病を抱えた人たちが地域で暖かく受け入れられるよう、精神保健福祉の正しい知識と理解の普及啓発に努めているとしていて、”こころの電話”での電話相談も受け付けています。

 

 

 

メンタルヘルス相談拠点の所長が『パワハラ』で停職
 部下に「倫理観がない」「ばか」など複数回大声で叱責し人格や能力を否定
 「感情的になってしまった」 青森県立精神保健福祉センター

 

2025年11月14日() 18:44 青森放送

 

メンタルヘルスなどの相談拠点のトップがパワハラです。

こころの相談を受け付けている県立精神保健福祉センターの所長が、停職3か月の処分を受けました。

 

★県健康医療福祉部 工藤光 次長

「精神障がい者の福祉の増進を図るべき公的機関で、職員の尊厳を傷つける事案が発生し、県民の皆様の信頼を損ねる結果となったことをおわび申し上げます」

 

停職3か月の懲戒処分を受けたのは、県立精神保健福祉センターの田中治所長68歳です。

県によりますと、田中所長は2021年度、部下を複数回大声で叱責し、業務の進め方について職員たちの前で謝罪を迫るなどパワハラを行いました。

また昨年度、別の部下を複数回大声で叱責し「倫理観がない」や「ばか」、それに「改善の余地がない」など、人格や能力を否定していたということです。

 

県の聞き取りに対し、「職員の業務の進め方に不満を抱いて感情的になってしまった。不適切な行動であったと思います。謝罪を申し上げます」などと話しているということです。

 

県立精神保健福祉センターは心の不調や精神疾患を抱えた人の相談や治療を担う拠点で、そのトップが処分となりました。


 

 

「不適切な行動だった。謝罪申し上げます」
青森県精神保健福祉センターの男性所長が部下に“パワハラ”
 「バカ」「倫理感がない」など暴言や大声で叱責 停職3か月の懲戒処分に

 

2025年11月14日() 21:20 青森テレビ

 

青森県精神保健福祉センターの男性所長が、部下の職員に対して「倫理感がない」などの暴言を繰り返したとして、県はパワーハラスメントと認定し、この所長を停職3か月の懲戒処分としました。

 

県健康医療福祉部 工藤光 次長

「精神障害者の福祉の増進を図るべき公的機関において、職員の尊厳を傷つける事案が発生し、県民の皆さまの信頼を損ねる結果となりましたことをお詫び申し上げます」

 

県は14日、懲戒処分に関する会見を開き、パワーハラスメントの事案を説明しました。

 

処分されたのは、県精神保健福祉センターの68歳で医師の男性所長です。

 

県によりますと、所長は2021年度に部下の職員を複数回大声で叱責したほか、業務の進め方に関して他の職員の前で謝罪するよう迫ったとされています。

 

また、昨年度には別の部下の職員を複数回にわたり大声で叱責し、「倫理感がない」「バカ」などの暴言をはいたということです。

 

県は14日、この所長を停職3か月の処分にしました。

 

センターの医師は所長のみだったため、停職中は非常勤の精神科医が診療にあたるということで、診療日は週5日から3日に、デイケアの対応は週3日から週23日に変更となります。

 

県の聞き取りに対し、所長は「不適切な行動だった。謝罪申し上げます」と説明しているということです。


《カウンセラー松川のコメント》

県立精神保健福祉センターの幹部は別に聖人君子である訳もなく、
単なる公務員です。
それならば、パワハラ加害者となっても、必要以上に糾弾される理由はありません。
警察官の様に、その職に志願して採用されたのではなく、
職務として配置されたのでしょうから、
他の部署であってもこの加害者による加害は起こりうるでしょう。
それが、今晩は精神福祉保健センターだっただけです。
パワハラ加害は悪いことですが、県の一部局で起きただけのことです。

被害者の皆様へ
嫌な思いをされたのは理解出来ます。
辛かったと思います。

2025年11月13日木曜日

▼多治見警察署長を暴言による“パワハラ”で更迭 岐阜県警

多治見警察署長を暴言による“パワハラ”で更迭 岐阜県警

 

2025年11月13日() 18:02 中京テレビ

 

岐阜県警は13日、多治見警察署長の原井隆宏警視(59)14日付で警務部付にする人事を発表しました。

 

暴言によるパワーハラスメント行為があり、職場環境の改善を最優先にしたということです。事実上の更迭とみられています。

 

10月下旬に県警本部に相談があり、調査で発覚したもので、今後処分を検討するということです。

 

暴言の中身や被害者の人数などについて、県警は「答えられない」としています。

 

原井警視は今年春の定期異動で多治見警察署長に着任したばかりで、県警は「署長がハラスメントで不定期で代わるのは記録を見る限りは把握していない」としています。

 

後任には、生活安全部参事官の二村智警視(58)をあてるということです。

 

 

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県警本部に相談寄せられ発覚
…部下に対する“パワハラ”で59歳の警察署長を事実上の更迭
 今後処分を検討

 

2025年11月13日() 18:20 東海テレビ

 

 部下に対するパワハラ行為があったとして、岐阜県警の多治見署長が事実上の更迭となりました。

 

 岐阜県警によりますと、10月下旬に多治見署長(59)のパワハラに関する相談が県警本部の警務課に寄せられ、調査していたということです。

 

 その後、署長による部下へのパワハラ行為があったとして、14日付で多治見署長から本部の警務部付けへ異動させると発表しました。

 

 県警はパワハラ行為について、調査中という理由で被害を受けた人数や言動の内容や回数などを明らかにしていませんが、「重く受け止めている」として、今後処分を検討しています。

 

 

 

多治見警察署長を“パワハラ”で更迭
 10月下旬に署員から相談 岐阜県

 

2025年11月14日() 0:09 名古屋テレビ

 

岐阜県警は多治見警察署長の警務部付への異動を発表しました。パワーハラスメントと認められる行為があり、事実上の更迭とみられています。

 

 

 岐阜県警は14日付で多治見警察署長の原井隆宏警視(59)を警務部付に異動すると発表しました。

 

 10月下旬に署員から県警本部に相談があり調査したところ、パワーハラスメントと認められる行為があったということです。

 

 ハラスメントの詳しい内容については調査中ですが、多治見署内の労働環境の改善を優先するための人事異動だということです。

 

 処分は調査の結果をふまえて総合的に判断するとしています。

 

 後任は、生活安全部参事官の二村智警視(58)です。

▼東海テレビ会長のセクハラ報道、外部識者入れ「客観的に確認する」

東海テレビ会長のセクハラ報道、外部識者入れ「客観的に確認する」

 

2025年11月13日() 17:30 朝日新聞

 

 フジテレビ系列の東海テレビ放送(名古屋市)は13日、同社の小島浩資会長(66)が2022年ごろ、懇親会の席で派遣社員の女性にキスを迫ったり、抱きついたりしたなどと同日発売の週刊新潮が報じたことについて、外部の有識者らを交えて事実確認の調査を始めると発表した。

 

 週刊新潮は22年ごろに名古屋市で開かれたとされる懇親会について写真付きで報じた。22年春にはスポンサー企業との飲み会があり、小島氏が声をかけて、アナウンサーの女性が参加することになったとも報じている。

 

 同社は、男性役員らのほか、第三者を交えて「記事の事実関係を客観的に確認する」とし、「引き続きコンプライアンスを最優先とし、社会的信頼の維持に努めてまいります」とコメントした。

 

 同社は今年1月、元タレントの中居正広氏による元フジテレビアナウンサーの女性への性加害問題をめぐる一連の問題を受け、社内調査を実施。同社所属のアナウンサー男女計18人を対象に、有名タレントや社内の幹部などに会合への参加を強いられたり、その場で嫌な思いをしたりしたことがないかどうかをアンケートした。その結果、そのような経験をしたり、見聞きしたりした人は「いなかったことを確認した」と発表していた。(伊藤舞虹)

 

 

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東海テレビ会長のセクハラ疑惑 外部有識者らで調査「年内目標」

 

2025年11月13日() 18:43 毎日新聞(川瀬慎一朗)

 

 フジテレビ系列の東海テレビ放送(名古屋市東区)は13日、週刊新潮が小島浩資会長(66)のセクハラ疑惑などを報じたことを受け、「事実関係を客観的に確認する」として、外部有識者を含んだ調査を始めることを発表した。

 

 週刊新潮は関係者の話として、小島氏が2022年ごろ、派遣社員の女性に「キスしてよ」と迫り、自身の頰にキスをさせたなどと報じていた。

 

 東海テレビは今年1月、元タレントの中居正広氏がアナウンサーだった女性に性暴力を加えた問題を受けて内部調査を実施し、「類似事案はなかった」などと公表していた。今回の報道を受け、「コンプライアンスを最優先とし、社会的信頼の維持に努める。年内を目標に調査結果をまとめたい」としている。

 

 

 

東海テレビ“会長セクハラ疑惑報道”受け、
弁護士・大学教授らの調査委員会を設置

 

2025年11月14日() 14:27 名古屋テレビ

 

東海テレビは、週刊誌が小島浩資会長のセクハラ疑惑などを報じたことを受けて、弁護士や大学教授ら外部有識者を含めた調査委員会を設置したと発表しました。

 

 

 週刊新潮は、東海テレビの小島浩資会長(66)について、3年ほど前に開いたとされる懇親の場での女性スタッフ2人に対するセクハラ疑惑などを報じました。

 

 この報道に対し、東海テレビは13日、「記事の事実関係を客観的に確認するため」調査を始めるとし、14日、弁護士と大学教授、東海テレビ常勤監査役の3人からなる調査委員会のメンバーを発表しました。調査委員会は事実関係の確認、関係者へのヒアリングなどを行い、東海テレビは年内を目途に調査結果を取りまとめたいとしています。

 

 東海テレビは、系列のキー局であるフジテレビによる一連の問題のあと、社内調査をした結果として今年1月に「同様、あるいは類似」の問題はなかったと発表していました。

 

 東海テレビは「コンプライアンスを最優先とし、社会的信頼の維持に努めてまいります」とコメントしています。

 

 

 

週刊誌報道でセクハラの疑い
 小島会長について東海テレビが調査委設置 外部の弁護士ら3人を選任

 

2025年11月14日() 19:45 東海テレビ

 

 東海テレビ放送は、一部週刊誌が小島浩資会長について女性にセクハラした疑いがあるなどと報じたことを受け、事実関係を客観的に調べるため、調査委員会のメンバーに外部の弁護士ら3人を選任したと発表しました。

 

 13日発売の「週刊新潮」は、東海テレビの小島浩資会長について、女性社員に対してセクハラした疑いがあるなどと報じています。

 

 東海テレビは、事実関係を客観的に調べるため調査委員会を設置し、委員に弁護士の橋本修三氏、椙山女学園大学教授の東珠実氏の他、東海テレビの常勤監査役の3人を選任したと発表しました。

 

 このうち橋本弁護士と東教授は、企業ガバナンスなどについて提言する東海テレビの第三者機関「オンブズ東海」の委員で、より高い客観性と専門性を確保するとしています。

 

 調査委員会は今後、関係者へのヒアリングなどを行います。

 

 東海テレビは「関係者の皆様には多大なるご心配をおかけしておりますことを、深くおわび申し上げます」とコメントしています。

2025年11月12日水曜日

【独自】パワハラ防止策で勤務中の『筋トレ』禁止 八代広域消防本部【熊本】

【独自】パワハラ防止策で勤務中の『筋トレ』禁止
 八代広域消防本部【熊本】

 

2025年11月12日() 19:34 テレビ熊本

 

八代広域消防本部は組織内のパワハラ防止策の一環として勤務中の『筋トレ』を禁止する指示を出したことが分かりました。

 

今回の指示について一部の隊員からは「何の意味がある指示なのか」と疑問視する声が上がっています。

 

八代広域消防本部では、今年2月に行ったハラスメントアンケートで、過度な負荷をかける筋トレの強要や強制的なトレーニングによるけがや暴力を指摘する回答が寄せられていました。

 

また、消防署内で筋トレ中に部下の男性隊員をボクシンググローブで殴ったとして

10付で40代の男性消防司令補を停職1カ月の懲戒処分にしています。

 

このこと受け、消防本部では再発防止策の一環として12日、全職員に当面の間、勤務中の筋トレを禁止する指示を出したということです。

 

 

今回の指示について一部の隊員からは「パワハラの原因は筋トレではないはず。何の意味がある指示なのか」と疑問視する声が上がっています。

 

 

※ 同じ会社の別報道も紹介致します 

八代広域消防本部が『筋トレ』禁止令
 筋トレ中のパワハラで男性消防司令補を停職1カ月の懲戒処分
「原因は筋トレではない」の声も【熊本発】

 

2025年11月14日() 11:00 テレビ熊本

 

八代広域消防本部は、部下の体をボクシンググローブで殴るなどのパワハラをしたとして、男性消防司令補を停職に、また酒に酔って飲食店の女性従業員に暴行を加えた隊員を戒告処分とした。また、八代広域消防本部は組織内のパワハラ防止策の一環として勤務中の『筋トレ』を禁止する指示を出したことが分かった。

 

ボクシンググローブ付け部下を殴る

八代広域消防本部は1111日に会見を開き「誠に申し訳ありませんでした」と陳謝した。1110日付で停職1カ月の懲戒処分となったのは、八代広域消防本部の44歳の男性消防司令補。

 

消防本部によると、この消防司令補は20247月に、消防署内で筋トレ中に部下の男性隊員の肩をボクシンググローブを付けた状態で殴打。さらに20255月には、訓練中に同じ隊員の体を押し、バランスを崩した隊員が消防車両にぶつかり腕を負傷する2件のパワハラをしたという。

 

消防本部は隊員が腕を負傷した事案について「突き飛ばしたわけではなく、訓練中に偶発的に当たっただけで傷害ではない」と説明している。

 

酒に酔った状態で女性に暴行の隊員も

また、戒告処分となった35歳の男性消防士長は20255月に酒に酔った状態で八代市内の飲食店を利用。女性従業員にふざけて肘打ちを寸止めする行為を繰り返していたところ、誤って肘が女性の顔面に当たったという。

 

消防本部は「職員への指導を徹底する」としている。また、八代広域消防本部の管理者である八代市の小野泰輔市長は「人間関係が消防署はどうしても上司が(部下に)強く命令する関係にある。組織風土でパワハラが起きやすいような環境。管理者としてこれからどうするか定めていきたい」と述べた。

 

パワハラ事案受けて『筋トレ』禁止令

八代広域消防本部では、20252月に行ったハラスメントアンケートで、過度な負荷をかける筋トレの強要や強制的なトレーニングによるケガや暴力を指摘する回答が寄せられていた。

 

また、消防署内で筋トレ中に部下の男性隊員をボクシンググローブで殴ったとして、40代の男性消防司令補を停職1カ月の懲戒処分にしたこと受け、消防本部では再発防止策の一環として、1112日に全職員に当面の間、勤務中の筋トレを禁止する指示を出したという。

 

今回の指示について一部の隊員からは「パワハラの原因は筋トレではないはず。何の意味がある指示なのか」と疑問視する声が上がっている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ11月11日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「過度な筋トレ」部下に強要 「寸止めで肘打ち」飲食店員に繰り返す 職員2人を懲戒処分 熊本・八代広域消防本部
これの続報です。
早速に組織としての動きがありました。
しかし、それがパワハラ事案の発生した筋トレ自体の禁止。
あまりにもナンセンスな対応だと思います。
ハラスメントへの対応を真摯に行なう気概が無いから、
この様な表面的かつピントのズレた対応となるのです。


2025年11月11日火曜日

「過度な筋トレ」部下に強要 「寸止めで肘打ち」飲食店員に繰り返す 職員2人を懲戒処分 熊本・八代広域消防本部

「過度な筋トレ」部下に強要 「寸止めで肘打ち」飲食店員に繰り返す
 職員2人を懲戒処分 熊本・八代広域消防本部

 

2025年11月11日() 18:53 熊本放送

 

熊本県の八代広域消防本部は、部下へのパワハラ行為などで職員2人の懲戒処分を発表しました。

 

消防本部によりますと、44歳の男性消防司令補は去年7月ごろ、職場で筋力トレーニングをしていた際、持ち込みが認められていないボクシンググローブを使って部下の肩を叩きました。

 

消防本部が今年2月に行った職員へのハラスメントアンケートで「過度な筋トレが強要されている」との回答があったことから、管理職がこの消防司令補を注意しましたが、今年5月には同じ部下の体を押し、部下はバランスを崩して右腕を負傷したということです。

 

そのため消防本部は、一連の行為はパワハラにあたるとして、この消防司令補を停職1か月の処分としました。

 

■「寸止めで肘打ち」繰り返し

 

一方、35歳の男性消防士長は今年5月、同僚2人と訪れた八代市内の飲食店で酒に酔い、女性店員に寸止めで肘打ちする行為を繰り返した末、顔を守ろうとした店員の手に肘が当たったということです。

 

そのため消防本部は、この消防士長を戒告処分としました。

 

八代広域消防本部は「組織としてハラスメントに対する認識に甘さがあり、職員には、さらなる指導を徹底したい」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

筋トレ中に部下の肩殴るパワハラなど…職員2人を処分 八代広域消防本部

 

2025年11月11日() 19:23 熊本県民テレビ

 

八代広域消防本部は部下へのパワハラ行為などで消防職員2人を懲戒処分しました。

 

1110日付けで停職1か月の懲戒処分を受けたのは、八代広域消防本部所属の男性消防司令補(44)です。八代広域消防本部によりますと男性消防司令補は去年7月頃、筋トレ中に同じ職場の部下に対してボクシンググローブを装着した状態で肩を殴る行為をしたほか、ことし5月頃には同じ職員を押して消防車両に接触させ、右肩にけがをさせたということです。

 

八代広域消防本部は再発防止策としてハラスメント防止に関する制度の見直しなどを行うとしています。このほか、ことし5月に八代市内の飲食店で酒に酔い、店員に寸止めで肘打ちする行為を繰り返したとして、男性消防士長(35)が戒告処分となりました。

 

 

 

パワハラと暴行で隊員2人を停職と戒告
 八代広域消防組合が懲戒処分【熊本】

 

2025年11月11日() 20:03 テレビ熊本

 

公務員の懲戒処分についてのニュースです。八代広域消防本部は、部下の体をボクシンググローブで殴るなどのパワハラをしたとして、男性消防司令補を停職に、また、酒に酔って飲食店の女性従業員に暴行を加えた隊員を戒告処分としました。

 

【八代広域消防本部の会見】

「誠に申し訳ありませんでした」

 

10日付で停職1カ月の懲戒処分となったのは、八代広域消防本部の44歳の男性消防司令補です。

 

消防本部によりますと、この消防司令補は去年7月、消防署内で筋トレ中に部下の男性隊員の肩をボクシンググローブを付けた状態で殴打。さらに今年5月には、訓練中に同じ隊員の体を押し、バランスを崩した隊員が消防車両にぶつかり腕を負傷する2件のパワハラをしたということです。

 

消防本部は隊員が腕を負傷した事案について「突き飛ばしたわけではなく、訓練中に偶発的に当たっただけで傷害ではない」と説明しています。

 

また、戒告処分となった35歳の男性消防士長は今年5月、酒に酔った状態で八代市内の飲食店を利用。女性従業員にふざけて肘打ちを寸止めする行為を繰り返していたところ、誤って肘が女性の顔面に当たったということです。

 

消防本部は「職員への指導を徹底する」としています。

 

また、八代広域消防本部の管理者である八代市の小野 泰輔 市長は

 

【八代市 小野 泰輔 市長】

「人間関係が消防署はどうしても上司が(部下に)強く命令する関係にある。組織風土がパワハラが起きやすいような環境。管理者としてこれからどうするか定めていきたい」

 

 

 

深酔いし女性店員の顔に肘打ち、筋トレ中の同僚の肩殴る
 「パワハラ常態化」の声も…熊本の消防職員2人を懲戒処分

 

2025年11月12日() 10:29 西日本新聞(古川剛光)

 

 八代広域行政事務組合消防本部は11日、筋力トレーニング中に部下へパワーハラスメントをしたり、酒に酔って飲食店員に肘打ち行為をしたりしたとして、男性職員2人を10日付で、それぞれ停職1カ月と戒告の懲戒処分にしたと発表した。同本部が2月に実施したハラスメントアンケートでは「組織内でパワハラが常態化している」などの訴えが寄せられていた。

 

 記者会見した幹部は「ハラスメントに対する認識に甘さがあるとの叱責(しっせき)は免れない」と謝罪した。

 

 同本部によると、停職1カ月の男性消防司令補(44)は昨年7月ごろ、筋トレ中にボクシンググローブを装着して30代の男性隊員の肩を殴った。今年5月には同隊員を突き飛ばし、消防車両に接触させ腕に打撲をさせた。弁護士らでつくるハラスメント調査委員会が10月、パワハラ行為を認定した。監督責任を問い、上司5人を厳重注意とした。

 

 戒告となった男性消防士長(35)は今年5月の非番日に市内の飲食店に同僚2人と入店。女性店員にふざけて寸止めで肘打ちする行為を繰り返していたところ、顔を覆っていた店員の手の上から、肘が顔に当たった。店員にけがはなかった。入店するまでに生ビール4杯、芋焼酎5杯、ハイボール3杯を飲んでおり、深酔い状態だったという。

 

 北田浩信次長兼八代消防署長は「危機感を持って重く受け止めたい」と述べ、ハラスメント防止強化や職場内研修を定期的に実施して、再発防止に努めるとした。

 

 

 

筋トレ中にボクシンググラブ装着し部下の肩を殴るパワハラ、
消防司令補を停職処分…熊本県八代市の消防本部

 

2025年11月12日() 11:53 読売新聞

 

 八代広域行政事務組合消防本部(熊本県八代市)は11日、部下に対するパワハラ行為があった消防司令補(44)を停職1か月、酒に酔って粗野な言動をとった消防士長(35)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 

 同本部によると、司令補は昨年7月、筋トレ中にボクシンググラブを装着して部下の肩を殴るなどした。士長は5月に飲食店で深酔いし、店員の女性とふざけている最中に女性の顔に肘を当てた。谷口研朗消防長は「服務規定を徹底し、信頼回復に全力で取り組む」との談話を出した。

 

 

 

職員2人を懲戒処分 パワハラと粗野な言動で 八代広域消防本部

 

2025年11月12日() 13:25 熊本日日新聞(水田智)

 

 熊本県・八代広域消防本部(八代市)は11日、職員に対するパワーハラスメントがあったとして男性消防司令補(44)を停職1カ月、酩酊[めいてい]して粗野な言動があったとして男性消防士長(35)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。いずれも10日付。

 

 消防本部によると、消防司令補は20247月ごろ、トレーニング中に部下の30代男性の肩を、ボクシンググローブを着けた拳で強打。今年5月ごろには、同じ男性を突き飛ばして消防車両に接触させ、右肩打撲のけがを負わせた。

 

 消防士長は5月、同僚2人と訪れた市内の飲食店で、泥酔した状態で女性従業員に肘打ちのまねをくり返し、肘が女性の体に当たった。飲食店から消防本部に苦情が寄せられた。

 

 指導や監督に欠けたとして、組織トップの谷口研朗消防長ら管理職5人を厳重注意とした。谷口消防長は「公務員としての自覚を欠き、社会人としてあるまじき行為で、住民の信頼を大きく損ねたことをおわびする」とのコメントを出した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ6月20日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 【独自】八代広域消防本部でパワハラか 上司から突き飛ばされ隊員がけが
これの続報です。
組織内でパワハラ、組織外で暴行。
公務員と言うより社会人として失格な粗暴ぶり。
この様な事案が突然に起きるとは考え難く、
以前から同様の事は起きていたと思います。
それを組織として看過していたのか容認していたのか知りませんが、
今般の事案に至ったのでしょう。

被害者の皆様へ
加害者への処分は決して重くありません。
反省もせず再発する可能性は十分にありますので要注意です。


▼福岡・吉富町、町長パワハラ問題で改善策を公表 防止条例も検討

福岡・吉富町、町長パワハラ問題で改善策を公表 防止条例も検討

 

2025年11月11日() 17:32 毎日新聞(出来祥寿)

 

 福岡県吉富町の男性職員が花畑明町長や上司からのパワーハラスメントを訴えた問題で、町は10日、新たな職場環境改善策を公表した。内部相談窓口の充実や、管理職を対象とする精神疾患などに関する研修などを「速やかに取り組む」とする。

 

 さらに2025年度中をめどに、特別職を対象にハラスメントや部下への指導などに関する研修を実施する。26年度以降、現在は一般職が対象のハラスメント防止に関する規定を、特別職まで広げたハラスメント防止条例の制定も検討する。花畑町長は「職員が安心して能力を発揮できる職場環境を作っていきたい」と話している。

 

 第三者調査委員会が2月にまとめた報告書では、花畑町長が職員を町長室に呼び、業務態度について指摘・叱責した行為はパワハラに当たると認定。一方で職員の自殺未遂と町長の言動との因果関係は認めなかった。

 

 町では5月から、弁護士や精神科医、職員代表ら7人で防止策について話し合ってきた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2月19日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼パワハラ認定された吉富町長 「不適切だった」と謝罪
これの続報です。


▼J3高知、社長を厳重注意 ハラスメント疑いで内部調査結果

J3高知、社長を厳重注意 ハラスメント疑いで内部調査結果

 

2025年11月11日() 14:05 共同通信

 

 J3高知は11日、クラブのスタッフへのハラスメント行為が疑われた山本志穂美社長に対し、厳重注意処分にしたと発表した。内部調査委員会の報告を受け、10日の取締役会で決めた。

 

 内部調査では「パワーハラスメントに該当するとまでは認められなかった」ものの、調査過程で労働条件通知書の未交付などスタッフ雇用上の問題が判明。不安定な雇用関係の中で社長の言動が「結果として心理的な萎縮を生じさせた可能性は否定できない」とした。

 

 山本社長は当面社長職にとどまるが、9月に辞意を表明していることから、クラブは後任社長の人選を早急に進める方針。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ7月7日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼J3高知・パワハラ疑惑の秋田監督に選手「プレーに関係ない言動に問題があると感じていた」 
これの続報です。


2025年11月7日金曜日

▼生徒の吃音まねた教諭「尊厳傷つけた」 市に賠償命令 さいたま地裁

生徒の吃音まねた教諭「尊厳傷つけた」 市に賠償命令 さいたま地裁

 

2025年11月7日() 19:51 毎日新聞(加藤佑輔)

 

 教諭から嫌がらせやセクハラを受けて不登校になったとして、埼玉県桶川市立中学に通っていた男性(19)が市と教諭に約4400万円の損害賠償を求めた訴訟で、さいたま地裁は7日、市側に約110万円の支払いを命じた。鈴木尚久裁判長は、吃音(きつおん)の症状がある男性の様子を教諭がまねて笑うなどしたと認定し「生徒を守るべき立場である教諭が、多大な精神的苦痛を与えた」と批判した。

 

 判決によると、中学で国語を担当していた男性教諭は、原告の男性が入学した20194月以降、授業中に吃音の症状が出て文章をスムーズに読めない話し方をまねて嘲笑するなどした。また、男性の耳たぶや腹を触ったり、好きな異性を聞いたりしたことも認定した。

 

 鈴木裁判長は吃音を笑った行為について「自身ではいかんともしがたい症状を嘲笑し、他の生徒までが男性を嘲笑する雰囲気を形成した」と指摘。「教育目的とは無関係で、尊厳を傷つけた」として、違法性があると認めた。

 

 男性側は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとも主張していたが、判決は「(教諭の行為で)PTSDを発症したと認めるに足りる的確な証拠はない」として退けた。

 

 判決後、男性の父親は「家族と判決内容を相談し、今後の対応を検討したい」と話した。

 

 桶川市教育委員会は男性が同級生からいじめを受けたとして、238月に重大事態に認定し、教諭の行為がいじめの一因になったと指摘していた。市教委は「判決の内容を精査して対応を検討する」としている。

▼【セクハラ行為などで8人処分】『性的関心・好意メール』部下の女性に大量送付…“2人でディナー”も「仲良くなりたかった」|「信頼した私が馬鹿だった」机蹴り生徒に暴言の教師は戒告に〈北海道職員の懲戒処分〉

【セクハラ行為などで8人処分】
『性的関心・好意メール』部下の女性に大量送付
…“2人でディナーも「仲良くなりたかった」
|「信頼した私が馬鹿だった」机蹴り生徒に暴言の教師は戒告に
〈北海道職員の懲戒処分〉

 

2025年11月7日() 19:31 北海道文化放送

 

 北海道庁の幹部が業務中、女性職員に好意を示すメールなどを繰り返し送り、2人での食事に誘うなどセクシャルハラスメント(セクハラ)に該当する行為を続けたとして、懲戒処分となりました。

 

 117日付で減給(10分の16カ月の懲戒処分を受けたのは、北海道庁総務部の50代の男性管理職員です。

 

 道庁によりますと、管理職員は20241月から20258月まで、同じ部の部下である女性職員に対し、容姿や服装に言及するなど性的関心や好意を示唆する内容のメールを度々送信していました。

 

 また、女性を誘い、2人でディナーに行くなど、複数回にわたり食事の機会をもっていました。

 

 管理職員は勤務時間中に庁内の業務用システムを使い、繰り返しメールを送信していたということです。

 

 2025年夏、女性からセクハラ相談窓口に連絡があり、事態が発覚しました。

 

 管理職員は内部の聞き取りに対し、「不快に思っているとは思わなかった。仲良くなりたかった」などと説明しています。

 

 このほか、水産林務部の男性職員は、教師を務める学校内で生徒に対し「お前を信頼した私が馬鹿だった」などと暴言を吐き、机を蹴る行為があり、戒告処分となりました。

 

 道庁は117日付で、これらの職員を含む計8人を減給や戒告の懲戒処分としています。

▼愛知・豊明市議、同僚市議のセクハラ訴え被害届 「悔い改めて」

愛知・豊明市議、同僚市議のセクハラ訴え被害届 「悔い改めて」

 

2025年11月7日() 17:41 毎日新聞(川瀬慎一朗)

 

 愛知県豊明市の堀内千帆市議(55)が男性市議からのセクハラ被害を訴えていた問題で、堀内市議は7日に記者会見を開き、県警愛知署に被害届を提出し、1023日付で受理されたと明らかにした。

 

 堀内市議によると、20241220日に市内の飲食店で開かれた議会事務局幹部と市議との懇親会で、男性市議から左手をハンドマッサージのように両手でなでられ、手の甲にキスされた。男性市議は当時、酔っていたという。

 

 堀内市議は198月以降、複数回にわたり同じ男性市議からセクハラ行為を受けていたという。今年4月、19年に市議会常任委員会の視察で訪れた長野県の飲食店で同じ男性市議からほおにキスをされたとして、被害届を提出していたが、公訴時効などから不受理となっていた。19年の件について、男性市議は毎日新聞の取材に「当時の記憶がない」などと話していた。

 

 会見で堀内市議は、「すごく気持ち悪く、このままうやむやにしてはならないと思い、再度提出した。同席した別の市議も証言してくれると言っている。悔い改めてほしい」と訴えた。

 

 この問題を巡っては、東海地方の女性議員らでつくる団体「女性を議会に!ネットワーク」が今年5月、豊明市議会議長に事実関係の調査などを求める申し入れ書を提出した。市議会事務局によると、申し入れを受け議長らが調査している。

▼警視庁が巡査長を懲戒処分 同僚女性の体を無理やり触った疑い

警視庁が巡査長を懲戒処分 同僚女性の体を無理やり触った疑い

 

2025年11月7日() 13:00 朝日新聞

 

 同僚の女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁は7日、都内の警察署に勤務する30代の男性巡査長を不同意わいせつ容疑で書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にした。同庁関係者への取材でわかった。巡査長は同日付で辞職した。

 

 同庁関係者によると、巡査長は6月上旬、都内に駐車していた自家用車の中で、同僚の女性の体を無理やり触ったほか、7月上旬には公用車の中で、同月下旬には警察署で同じ女性に同様の行為をした疑いがある。女性は仕事への支障を心配して悩んでいたという。

 

 警視庁は関係者に事情を聴くなどして、立場を悪用したセクハラ行為と認定した。巡査長は「女性職員に嫌な思いをさせて申し訳ない」などと話しているという。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

「女性職員に嫌な思いをさせて申し訳ない」
後輩の女性職員にわいせつ行為か 30代の男性巡査長を書類送検
 停職1か月の懲戒処分 男性巡査長は辞職 警視庁

 

2025年11月7日() 14:47 東京放送

 

後輩の女性職員にわいせつな行為をしたとして、警視庁はきょう(7日)、都内の警察署に勤務する30代の男性巡査長を書類送検しました。

 

不同意わいせつの疑いで書類送検されたのは、都内の警察署に勤務する30代の男性巡査長です。

 

警視庁によりますと、30代の男性巡査長は今年61日、同じ署に勤務する後輩の女性職員を自家用車に乗せ、体を抱き寄せて覆い被さったほか、73日には勤務中に同乗した公用車内で、728日には勤務中に警察署内で、同じ女性職員の下半身を触った疑いがもたれています。

 

男性巡査長は任意の取り調べに対し、行為の一部を否認した上で、「女性職員に嫌な思いをさせて申し訳ない」と話しているということです。

 

警視庁は男性巡査長をきょう付で停職1か月の懲戒処分とし、男性巡査長は辞職しました。

 

警視庁警務部菅潤一郎参事官は、「今後、職員への指導をさらに徹底しハラスメントの起きない職場環境の構築につとめてまいります」とコメントしています。


▼大量のガムシロップ入りココアを飲むよう命じる パワハラで懲戒処分<南会津地方広域市町村圏組合>

大量のガムシロップ入りココアを飲むよう命じる
 パワハラで懲戒処分<南会津地方広域市町村圏組合>

 

2025年11月7日() 12:32 福島テレビ

 

福島県にある南会津地方広域市町村圏組合は2人の職員を懲戒処分にしたと公表した。

 

事務局管理職員の男性は、複数の職員に対しパワハラ行為などを行ったとして停職3か月の処分。

職務外の“食事作り”などの作業を命じたほか、職場に“貯金箱”を置いて業務上ミスをした職員に“罰金”と称して現金を投入させた。また、大量のガムシロップ入りココアをコップ一杯飲むように命じるなど職員に精神的・身体的な苦痛を与えたとされる。

さらに執務時間中にゲームや居眠りをしたほか、日常的に私的なスマートフォン等4台の充電を職場で行っていたなどとされている。

 

このほかにも、事務局職員の男性が、休暇を取ろうとした職員を大声で罵倒するなど、複数の部下へのパワハラ行為をしたとして減給3か月となった。

 

南会津地方広域市町村圏組合は「コンプライアンス遵守に向けた取り組みを徹底させ、職員の適正な勤務態度の確保と健全な職場風土の醸成に努めてまいる」としている。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

ミスした部下は「罰金」、本人はゲームや居眠り
 管理職を停職 福島

 

2025年11月8日() 7:00 朝日新聞(森北喜久馬)

 

 福島県の南会津地方広域市町村圏組合は7日、管理職の男性職員をパワーハラスメントや、法令順守(コンプライアンス)義務・職務専念義務の違反、不適切な電気の使用を理由に停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 この職員は、ゴミやし尿処理、火葬を担う旧環境衛生組合に所属する50代。数年間にわたり、複数の部下に対し勤務時間に食事を作らせた。仕事でミスをした部下に「罰金」として、職場に置いた「貯金箱」に1回数百円の現金を入れさせたり、大量のガムシロップを入れたココアを飲むように命じたりした。こうした行為を繰り返し苦痛を与え続けたという。

 

 施設の修繕のために未経験の職員に足場を組ませることもあった。部下らは「作業には資格が必要だ」と指摘したが、これを無視しコンプライアンス義務に違反した。

 

 一方、本人は勤務中にたびたびスマホでゲームに興じ、ほかの職員がいる中で「堂々と居眠り」するなど職務を怠けたという。

 

 そのスマホやタブレットなど私的に使っている端末4台を勤務時間中に充電し、組合は「電気の窃取で不適切な官物利用に当たる」と認定した。

 

 組合は、この管理職とは別に旧環境衛生組合で係長を務める40代の男性職員にもパワハラがあったとして減給10分の13カ月)の懲戒処分にした。

 

 日常的に複数の部下に高圧的に接し、休暇を取ろうとした職員を大声で罵倒するなど威圧的な言動を繰り返していたという。

 

 南会津地方広域市町村圏組合は南会津郡の南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村の31村で構成し、消防や介護認定業務を担う。南会津地方環境衛生組合を今年4月に統合した。その後、「コンプライアンス上の問題に気づいたら遠慮なく申し出るように」と呼びかけたところ複数の職員から届けがあり、7月から調査を進めていた。


2025年11月6日木曜日

▼【一問一答】セクハラ通報後「私的なやり取りは中身を考えるようになった」 福井県知事 調査委員会の報告書を待ち「自分の口で説明する」

【一問一答】セクハラ通報後「私的なやり取りは中身を考えるようになった」
 福井県知事 調査委員会の報告書を待ち「自分の口で説明する」
 

 

2025年11月6日() 19:30 福井テレビ

 

福井県職員に対するセクハラ疑惑が発覚した杉本達治知事は6日、11月の定例会見に臨んだ。記者からは職員の1人が外部の通報窓口に「知事から不適切なテキストメッセージが送られた」と通報した事案について質問が相次ぎました。

 

報道陣との一問一答は以下の通りです。

 

.県職員からセクハラに関する通報があった件について、発表から2週間が経つが改めて受け止めを

「 まずは、私の言動に関する通報で、県民の皆さんにご迷惑、ご心配をおかけしておりますことに心からお詫びを申し上げたい。その上で、今は第3者の調査に全面的に協力をしている。その結果を待って適切に対応していく。日々の活動については、これまで通り、襟を正しつつ県政全般についてしっかりと対応している」

  

.知事が送ったテキストメッセージについて、自身は不適切な内容だったという認識はあるのか

「これについては、私が一方的に自説を申し上げることは調査に影響を与えると考えているのでコメント控えさせて頂きたい。いずれにせよ調査には全面的に協力している」

 

.同様のメールを他の職員に送ったという認識は

「今回の通報に関しては現在、調査中なのでコメントは控えさせていただく」

  

.6000人対象の全庁調査について、特別調査委員会が締め切りを延長した理由と今後の流れは

「調査については、私は調査を受ける側なので、動きについては承知していない。調査員の皆さんのお考えで進めるという認識」

  

.県政を今後進める上での影響はどう考える

「大変ご迷惑をおかけしているということについては申し訳なく思っている。その上で、県政については滞ることなく、全力でいつも通り、さらに襟を正しながら力を入れている。調査には全面的に協力をして、結果を受けて適切に判断をしていく」

 

.知事は「幸福実感ウェルビーイング」という政策を非常に重視しているが、幸福を実感できる根底には心理的安全性というものが重要ではないか。知事が職員に送ったメッセージはそれを脅かすものに当たるため、職員から通報があったんだと思うが、どう考える

「重く受け止めている。中身については、調査の中で明らかにしてもらえると思っている。いずれにしても県政の停滞がないよう、県民の皆さんに心理的な安全性をしっかり感じていただけるような政策の推進もしっかりと行っていきたい」

  

.現時点で、県政の停滞はないという認識か

「私としては、職員の皆さんには日頃から一生懸命、福井県民の皆さんのために誠心誠意、努力をして頑張っていただいているところに大きな負担と不安をおかけしていることに本当に申し訳なく思っている。色んな思いを持ってる職員もいると思うが、私は私で誠心誠意、これまで通りというか、これまで以上に、力を入れて県政の推進のためにやらせていただいている。そういう意味では大きく何かが変わることはないようにしているし、日々の仕事をしっかりと取り組んでいる。そこから先は職員の皆さんが本当にどう感じてるか、もしくは県政がどう動いてるか、という事になろうかと思う」

 

.全庁調査で、仮に類似のハラスメント通報が出てきた場合はどう対応するのか

「今は調査中なので、調査結果を受けて判断したい」

 

.職員への調査が10日が期限になっているが、この内容はいつ公表されるのか、この件の調査と同時に公表になるのか、その形式がどうなるのか

「総務部です。時期につきましてはもう、今現段階で申し上げれる状況ではないのでご了解いただきたい。できるだけ急ぎたいという気持ちはあるが目処は聞いていない」

 

.今回の事案の公表に驚いた県職員は大変多かったと思うが、知事に直接声をかけられてきた県職員はいるのか、いたらどんな声をかけられたのか。知事からは何か声を掛けたのか

「仕事では四六時中職員と接触をしているので、どれがどうだったかは正直言って覚えてないところはあるが、中には励ましの声を掛けてくれる人もいる。職員の中には直接、私に厳しいことを言われた人はいないが、他の場面ではあった。ご迷惑をおかけしてるということなので、私はもちろん必要な時には最初に謝罪をした上で仕事をしているし、そうでなくても、常に相手に対して、心配や迷惑をかけてないかということも思いながら、一方で仕事については一緒に今まで通り全力でしている」

 

.公務の中でも、国や他県の知事の方と会う機会がこの2週間でもあったと思う、その時に何かかけられた言葉はあるのか

「お相手から言われることもありますが、今のところは普通にお仕事させていただいている」

 

.事案の内容を深掘りする意図の質問ではないので、是非、ご回答いただきたいのだが、セクハラというのはパワハラと一緒で、同じ言葉行動でも受け取る側にとって変わってくる。相手との関係性でも同じ内容でも変わってくる。今回のことではなく、知事はどういう場合にセクハラになるという認識があるのか

「セクハラについては、相手の意に反する形で、性的な言葉や行為をするということが定義なんだろうと思う。特に相手のあるお話だということも含めて、しっかりと自分でも認識をしながら対応していきたい」

 

.通報の内容については、知事から職員にテキストメッセージが送られたという通報だったが、その後2週間ほど経ち、知事から業務連絡をする際の連絡方法を変えたり、接触方法を少し変えたということはあるか

「今回の事案を認識してからは、できるだけ私的なやり取り、特に職員に対しての時は中身を考えるということはあったと思う」

 

.その私的なやり取りというのは、業務に絡まないやり取りも日常的に前々からあったということか

「これは調査の中身に関わるので、調査委員にお答えしていきたい」

 

.公務は基本的に、通常通りされているということだが、影響のあった公務はあるか

「もしかすると秘書課にそういう話があるのかもしれないが、私が知る限りでは、何か行事が先方から言われてキャンセルにることはないという認識」

 

.通報があったのが4月で、公表されたのが10月だったと思うが、ご家族にはいつ頃報告したのか、その反応は

「いつだったかというのはあまり覚えていないが、話をしたところ大変驚いていた。本当に心配をかけているが、家族の中の話なので、これぐらいにさせていただきたい」

 

.今後、特別調査委員がまとめる報告書で処分が適当とまとめた場合、知事はその通りに従うという意味で「適切に対応」ということでよいか

「現状は、調査には全面的に協力をし、その結果を受けて、その時点で適切に判断をしていくということだと思っている」

  

.県民から応援や厳しい意見など、どんな声を掛けられたかー

「私が直接お話ができるというのはそれなりに親しい方なので、客観性はなかなか担保できていないが、励ましのお言葉をいただいたり、厳しいお言葉をいただくということがある」

 

.知事のSNSを再開する予定は

「現状においてはございません」

 

.例えば報告書が出るとかでもなく、今のところ未定かー

「全く未定でございます」

 

.ハラスメントに関する何かしらの規制や具体的な取り組みを推進する考えは

「今は調査中なので、少なくとも報告書を待って色々検討していく」

 

.今回の通報を受け、専門家のアドバイスや自身の中で意識改革はあったか

「コミュニケーションについては変えているつもりはないが、変えているとすれば、相手によっては冒頭、謝罪もしなければいけないところは意識はするが、これは日頃の考えの延長線上で相対するし仕事の中身には影響を与えないようにしている」

  

.専門家の方にアドバイスを受けたり講習を受けたりは、現時点でないのか

「専門家というのはどういう方を言われてるか分からないが、もちろん、このことについて他の方とご相談をするということはあった」

 

.後援会には何か報告したのか、どのような声が上がっているのか

「後援会にも、今回のことで大変ご心配とご迷惑をおかけしているということについての謝罪と、調査に全面的に協力をしていくということ、結果を受けて適切に判断をしていくということを報告した。冷静に見守っていただいていると考えている」

 

.県に対して苦情、批判などは何件ぐらい入ってるのか

「 総務部から答えをさせていただきます。5日現在で67件、電話やメールでいただいている。11月に入ってからも2件ある」

  

.対応する職員の精神的な負担について知事はどのように受け止めるか

「迷惑や不安を与えていることについて、本当に申し訳ないと思っている。調査に全面的に協力をしながら、結果を受けて適切に対応していく」

 

.知事が直接、一部の職員に業務連絡をされることもあるかと思うが、メール以外にテキストメッセージを活用することもあるという認識で良いか

 「メールも含めてテキストメッセージだと思う」

 

.県民に対して直接、説明する機会等を設けることは考えていないのか

「調査結果を受けて説明をさせてもらおうと思っているが、基本的に、しっかりとご質問にお答えしていくというのは県民の皆さんに対する説明責任の果たし方の1つであるというふうには認識している」

 

.どのように信頼回復を図るのか

「ご指摘については重く受け止めている。襟を正してしっかりと前に進めていく、もちろん新幹線の課題なども進めていくことで信頼を回復していくしかないと考えている」

 

.職員への調査の人数が3500人程度になる見通しが、翌日には6000人と倍近くの人数になったのは

「人事課からお答えいたします。 会見の当時、あくまで検討中ということで答えたが、その後、広く調査をすべきという判断で約6000人となった」

  

.回答期限が10日あまり延長されることになった弁護士の考えは。また、県から発表がなかった理由は

「調査期間の延長については、専門の弁護士の意見で、もう少し期間を置いた方がいいだろうという判断だった。延長した事への報道対応については、22日の記者会見でこれから調査を行うとお伝えした際、期間は検討中としていたので、あくまでその流れでの延長。特に何か都合が悪いとかそういったことがあったわけでも全くないが、もし説明が足りないとおっしゃるのであれば、そのご意見を真摯に受け止めたい」


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月23日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼福井・杉本達治知事、セクハラ行為通報受け「今後は誤解招かない対応する」…Xなどの過去投稿も削除
これの続報です。


2025年11月5日水曜日

▼部下に「ばか」「ぶっころす」課長補佐級職員を減給処分 広島市民病院

部下に「ばか」「ぶっころす」課長補佐級職員を減給処分 広島市民病院

 

2025年11月5日() 19:26 広島ホームテレビ

 

広島市立病院機構は、当時部下だった職員に対するパワーハラスメントがあったとし、広島市民病院の50代課長補佐級職員を減給の懲戒処分にしました。

 

広島市民病院によりますと2月、50代課長補佐級職員が当時部下だった職員から業務報告を受けた際に「ばか」や「ぶっころす」と複数回発言をしたということです。

 

部下は精神疾患と診断されました。

 

機構は就業規則に違反するとして、課長補佐級職員を1日分の給料の2分の1を減給する懲戒処分としました。

 

広島市民病院は「重く受け止めていてハラスメント対策や研修を行っているが、研修の中で周知しながら繰り返さないように努めていく」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

部下に「ばか」「ぶっ殺す」 パワハラの広島市民病院職員を懲戒処分

 

2025年11月6日() 7:00 中國新聞

 

 広島市立病院機構は5日、部下にパワハラをしたとして、広島市民病院(中区)の50代の課長補佐級職員を減給(1日分の2分の1)の懲戒処分にした。

 

 機構によると、職員は2月、部下に「ばか」「ぶっ殺す」などと複数回にわたって人格を否定する発言をした。部下は精神疾患を患ったという。監督責任を問い、部長級の上司1人を文書厳重注意とした。

▼同じ職場の女性に対しセクシュアル・ハラスメント  五泉市が50代男性職員を懲戒処分《新潟》

同じ職場の女性に対しセクシュアル・ハラスメント
  五泉市が50代男性職員を懲戒処分《新潟》

 

2025年11月5日() 17:13 テレビ新潟

 

五泉市は5日、同じ職場の女性職員に対しセクシュアル・ハラスメントを行ったとして、50代の男性職員を停職3か月の懲戒処分にしたと発表しました。

 

五泉市によりますと、昨年度、50代の男性職員が同じ職場の女性職員に対し、セクシュアル・ハラスメントに該当する発言や身体的接触を行ったと、女性職員から申し出があったということです。

 

五泉市は、女性職員の心理的配慮やプライバシー保護が必要と判断し、男性職員の所属やセクシュアル・ハラスメントの内容を明らかにしていません。

 

また職場の管理が不十分だったとして、男性職員の当時の上司2人が厳重注意処分となりました。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

部下の女性職員に発言や身体的接触のセクハラ行為、
五泉市の男性職員に停職3カ月の処分【新潟】

 

2025年11月5日() 19:43 新潟テレビ21

 

五泉市は、部下の女性職員にセクシュアル・ハラスメント行為を複数回したとして、50代の男性職員を停職3カ月の処分にしたと発表しました。

 

五泉市によりますと、男性職員は2024年度に職場で部下の女性職員に対し「セクシュアル・ハラスメントに該当する発言や身体的接触」を複数回行ったということです。

 

女性職員が別の上司に相談し発覚。男性職員を1031日付で停職3カ月の処分にしました。

 

また、管理監督の責任として男性職員の上司2人に対し厳重注意処分としました。市は、女性職員への心理的影響への配慮やプライバシー保護が必要と判断し、男性職員の所属やセクハラ行為の内容などを公表していません。

 

市は、再発防止策としてハラスメントの要綱を全職員に対し周知させたということです。