警察官の自死、労災認定を求めた遺族の訴えを退ける判決 青森地裁
2025年3月7日(金) 14:52 朝日新聞
青森県警の男性警部(当時55)が自殺したのは、職場でのパワーハラスメントや長時間労働が原因だとして、妻が公務災害の認定を求めた訴訟で、青森地裁は7日、訴えを退ける判決を言い渡した。
訴状によると、男性警部は2016年4月、むつ署から県警本部交通企画課に異動後、3カ月間にわたり、上司からのいじめや時間外労働が続いたという。男性は同年7月、自ら命を絶った。
妻は17年5月、夫の自死は職務が原因だとして、「公務災害」(労災)と認定するよう地方公務員災害補償基金青森県支部に求めた。だが同基金は、時間外勤務やパワハラについて「強度の精神的・肉体的負荷を受けたとは認められない」と判断し、労災とは認定しなかった。
妻が処分を不服として行った同基金青森県支部審査会への審査請求でも、訴えは認められなかったため、21年8月に提訴していた。
「非常に不当な判決」自殺した男性警部“労働災害”の訴え退ける
弁護側は控訴検討
2025年3月7日(金) 19:22 青森放送
9年前、県警察本部の男性警部が自殺したのは労働災害にあたると遺族が提訴した裁判の判決が言い渡されました。
青森地方裁判所の工藤裁判長は「労働災害にはあたらない」と遺族の訴えを退けました。
遺族は遺書をもとに男性警部はパワハラなどでうつ病を発症し自殺したと訴えていました。
弁護人は「非常に不当な判決」とし控訴を検討するとしています。
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