2025年3月3日月曜日

「ぶっ殺すぞ」消防署でパワハラ発覚後も止まず… 救助に駆け付けた民家でも、住民の前で無線機投げつけ暴言か 現役署員から告発の手紙 愛媛県・今治消防

「ぶっ殺すぞ」消防署でパワハラ発覚後も止まず…
 救助に駆け付けた民家でも、住民の前で無線機投げつけ暴言か
 現役署員から告発の手紙 愛媛県・今治消防

 

2025年3月3日() 17:31

 

2年前余りにパワハラ行為が相次いで発覚した今治消防。

 

あいテレビに、現役の消防士から「現在もパワハラ行為が続いている」という告発の手紙が寄せられました。

 

(今治消防の現役署員から寄せられた手紙)

「私は今治消防の職員です。約2年前の令和411月に今治消防のパワーハラスメントが問題となりました」

 

右下部分には手書きで差出人の名前が記載されています。手紙には、消防内部で続く複数のハラスメント行為の内容が具体的に記されています。

 

今治消防では、2022年、部下への暴力や暴言に加え、仮眠時間に筋トレをさせたり救急用のチューブを鼻から差し込んだりするなどのパワハラ行為が発覚し、問題となりました。

 

しかし、寄せられた手紙によりますとその後も内部でパワハラが繰り返されていて、2023年度には、当時、北消防署に在籍していた係長級の署員が救助に駆け付けた民家で、住民のいる前でほかの署員に対し救急用の資機材や無線機を投げつけ、暴言を吐いたということです。

 

また、昨年度には、中央消防署の予防課に所属する係長級の署員が、書類の内容について相談に訪れた署員に対し、「ぶっ殺すぞ」といった内容の暴言を吐いことも記されています。

 

このほか複数の関係者によりますと、今年度、発熱の症状を訴え早退を申し出た署員に対し、総務課の課長が「お前には使命感が無いのか」などの不適切な発言を行ったということです。

 

その後、この署員は新型コロナに感染していることが判明したということです。

 

あいテレビの取材に対し、今治消防は、住民の前で救急用の資機材を投げつけたという指摘については「調査中」と回答。

 

「ぶっ殺す」といった内容の発言があったことについては認めた上で、「既に解決済み」と説明しました。

 

一方、早退を申し出た署員に対する総務課長の不適切発言については「無かった」と回答しています。

 

告発の手紙の中で今治消防の署員は「パワハラが問題になって以降もハラスメントは減っていない」と指摘、その上で、こう結んでいます。

 

(今治消防の現役署員から寄せられた手紙)

「火災や救助、救急現場で最高のパフォーマンスをするためには、ハラスメントを撲滅し、風通しの良い職場環境にする必要があるのではないでしょうか。市民のために仕事ができる環境でありたい」


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年12月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 今治市の消防 部下へのパワハラで男性隊員を戒告処分【愛媛】
これの続報と言っても過言ではない記事です。
拙ブログ2022年12月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「本気で対策に取り組もうとしているのか」今治市消防のパワハラ受け対策するも現場に知らされず 疑問視する声相次ぐ
こちらは愛媛県の地元放送局あいテレビで報じたニュースですが、
その見出しにもある
「本気で対策に取り組もうとしているのか」
れが現実のものとなっている事案です。
総務省消防庁から今年1月29日に発出されました
消防本部におけるハラスメントの実態に関する調査の結果及び留意事項について
こちらでも「消防長の意志の明確化」が最初に挙げられてます。
今治市消防本部では、11月下旬からパワハラについて報道が始まり、
多くの報道がされている中で、未だにこの様な報道がされるのは、
組織としてパワハラに対して容赦していると看做されて当然でしょう。
消防長や消防本部の自浄作用を期待しても無理でしょう。
市長や市議会、市民が「今治消防でのパワハラは許さない」
この活動をしないと解決までに相当の年数を要すると思います。

被害者の方へ
よくここまで思い切った動きをされたと思います。
それだけ、被害は甚大且つ深刻なのでしょう。
マスコミの力ででも健全な職場環境が築かれる事を祈念しております。

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