2025年3月5日水曜日

「墓場まで持っていけ」報道対応めぐり消防長らが口止めか 2年前に多数のパワハラ行為発覚の今治消防 過去には仮眠時間に筋トレ、鼻から救急用のチューブ…

「墓場まで持っていけ」報道対応めぐり消防長らが口止めか
 2年前に多数のパワハラ行為発覚の今治消防
 過去には仮眠時間に筋トレ、鼻から救急用のチューブ

 

2025年3月5日() 19:22 あいテレビ

 

相次いで発覚した今治消防のパワハラ問題。現役の消防士があいテレビの取材に応じ、消防のトップである消防長ら幹部が、口止めとも取れる発言をしていたことがわかりました。

 

匿名を条件にあいテレビの取材に応じたのは、今治消防の現役消防士です。

カメラの前で、今なお消防内部にはびこるハラスメント被害の実態などを証言しました。

 

今治消防の現役消防士

「『ロゴフォーム』(ハラスメント相談窓口)で通報しても、適切な対応が取られておらず、隠蔽されているという複数の声を聞いている」

 

「お前はバカか。あほか」―――。

 

今治消防では2年余り前、部下への暴力や暴言に加え、仮眠時間に筋トレをさせたり救急用のチューブを鼻から差し込んだりするなどのパワハラ行為が発覚し、問題となりました。

しかし、その後もハラスメント被害を訴える声が相次いでいて、今年1月には、あいテレビに今治消防の現役の消防士から告発の手紙が寄せられるなどしています。

 

さらに、消防トップによる組織ぐるみの隠ぺいとも取れる実態も明らかになりました。

 

あいテレビが入手した今治消防内の議事録。

その中には、パワハラ問題について報道機関から問い合わせを受けた西消防署長が、今年1月、本部で消防長と次長に相談した際のやりとりについて、こんな記録が

 

〜消防長には「誰から言われたか言ってはいけない」と消防長室で言われた。次長からは「墓場まで持っていけ」と言われた〜

 

さらに、消防長は「詳細が分からない」として西消防署内で解決するよう指示し、本部で取材に対応することを拒んだということです。

 

今回取材に応じた現役の消防士によりますと、この対応を疑問に感じた現場の消防士たちが消防本部に乗り込み、消防長と次長を問い詰めたところ、2人は「口止め」とも取れる発言を認めたということです。

 

記者

――消防長から「誰から言われたか言ってはいけない」とか、消防次長から「墓場まで持っていけ」と言われたことがあったようだが

今治消防の現役消防士

「西消防署署長が、消防長と消防次長を頼って相談に訪れた際『案件が分からない』と誤魔化すような態度を取るなど、真摯な対応ではなく、その時に両者から受けた発言であることを25日に認めています」

 

今なお収まらないハラスメント被害に加え、消防トップらの口止めとも取れる発言が明らかとなり、現役の消防士は、不信感を拭えないと話します。

 

今治消防の現役消防士

「組織というものは、まず幹部が変わることで下も変わっていきます。時間はかかりますが、もう発覚から2年以上が経っているのに。ぜひ変わってもらいたいです」

 

この問題について、今治消防はあいテレビの取材に対し「報道機関から西消防署にハラスメントに関する取材の申し込みがあったかを含め、分からない」と回答しました。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ3月4日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: パワハラ相談窓口 匿名で相談可能も…結局求められる実名 未だに救急用資機材投げつけや「ぶっ殺す」などの暴言 2年前に多数のパワハラ行為発覚の今治消防
これの続報です。
3月3日から始まった、地元民放テレビ局である「あいテレビ」が連日に渡り、
今治市消防本部に於けるパワハラの実態が報道されています。
また、3月4日には同じく地元民放テレビ局である「愛媛テレビ」も報じています。
今般のニュースを見る限り、
「パワハラが無くならないのは消防長や次長など消防本部幹部が原因」
と断定したくなります。
個人的には本部幹部の隠蔽姿勢からパワハラ防止が進まないのだと
感じております。


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