テレビ朝日が社員を処分 担当番組「ナスD大冒険TV」打ち切り
2025年3月19日(水) 17:04 朝日新聞(照井琢見)
テレビ朝日は19日、経費の不適切な使用とスタッフへのパワーハラスメントがあったとして、社員に懲戒処分をしたと発表した。社員は「ナスD大冒険TV」を担当する50歳のエグゼクティブディレクターで、同番組の放送を打ち切るという。
同社広報部によると、この社員は2019~25年1月、個人的な会食費など計約517万円を経費として処理していたという。社内調査の過程で、社員が複数のスタッフに対して人格を否定するような発言をしていたことも確認したという。
同社はこの社員を19日付で降格処分とした。経費は全額返済したという。また監督責任を問い、コンテンツ編成局長らを減給処分とした。担当役員の西新常務は、役員報酬の10%を3カ月自主返納する。
同社広報局は「経費処理のチェック体制の改善など再発防止策を早急に策定・実行するとともに、ガバナンスを強化し、信頼回復に努力してまいります」などとコメントした。
「ナスD大冒険TV」担当のテレ朝社員懲戒
2025年3月19日(水) 19:14 共同通信
テレビ朝日は19日、バラエティー番組「ナスD大冒険TV」を担当していた社員が不正な経費処理やスタッフへのパワーハラスメントをしたとして、降格の懲戒処分としたと発表した。同番組の放送は打ち切る。
テレ朝「ナスD大冒険TV」 50歳ディレクターを懲戒処分
経費不適切使用と人格否定パワハラ
2025年3月19日(水) 17:52 日刊スポーツ
テレビ朝日は19日、同局の社員が会社経費を不適切に使用したほかスタッフにパワーハラスメントをしたとして懲戒処分したことを発表した。
同局の発表によると、コンテンツ編成局第2制作部の50歳のエグゼクティブディレクターが「2019年から2025年1月にかけて、個人的な会食等の費用を会社に請求するなど、ルールを逸脱した経費処理をしておりました。調査の結果、不正に受領していた金額は総額約517万円になります」と報告。
続けて「この過程で、複数のスタッフに対して人格を否定するような発言を繰り返すなどパワーハラスメントに該当する行為が、外部の編集室などで行われていたことを確認しました」としている。同局は「このような行為を防げなかったこと、及び経費処理のチェックが働いていなかったことについて、会社として管理監督責任を果たしていませんでした」と報告。
この社員については「重大なコンプライアンス違反に該当する行為について、当社は、不適切な会社経費の使用があったこと、及びハラスメント行為があったことを理由として、3月19日付で当該社員を懲戒処分上の『降格』といたしました」。さらに「管理監督者らに対しても責任を問い、同日付で懲戒処分を行いました。このほか、役員から報酬の一部自主返納の申し出がありました。なお、当該社員からは、不正に受領した会社費用の全額の返済をすでに受けております」としている。関係者などによると社員はバラエティー番組「ナスD大冒険TV」を手がけていたという。
同局は「会社経費の不適切な使用やハラスメント行為など、重大なコンプライアンス違反となる事案が発生したことを重く受け止め、視聴者、関係者の皆様の信頼を裏切る結果になったことを深くお詫びいたします。当社としては、経費処理のチェック体制の改善など再発防止策を早急に策定・実行するとともに、ガバナンスを強化し、信頼回復に努力してまいります」とコメントしている。
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