2025年3月12日水曜日

パワハラ被害者名を漏えい、熊本 球磨村長が無断で議会側に

パワハラ被害者名を漏えい、熊本 球磨村長が無断で議会側に

 

2025年3月12日() 17:35 共同通信

 

 熊本県球磨村の松谷浩一村長が、自身が代表理事を務めていた一般社団法人「くまむら山村活性化協会」の従業員からパワハラ被害を訴えられ、調停が成立した後に、調停合意書のコピーを従業員に無断で複数の村議に閲覧させていたことが12日、村などへの取材で分かった。合意書には従業員の名前が記され、内容を第三者に口外しないようにも記載されていた。

 

 協会関係者によると、松谷氏は2022年、従業員を「あなたに代わる人材を探しなさい」などと複数回叱責。従業員は同年10月、熊本労働局に調停を申請し、233月に調停が成立した。松谷氏は同月、代表理事を辞任した。

 

 

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自身が絡んだ"漏らしてはいけない"パワハラ調停合意書を村議に見せた村長が釈明

 

2025年3月12日() 20:25 熊本県民テレビ

 

球磨村の村長が「漏らしてはいけない」とされる自身が絡んだパワハラの調停合意書を村議会議員に見せていたことが分かりました。

 

これは11日、「くまむら山村活性化協会」の代表理事と顧問が会見を開き明らかにしたものです。この協会は、2019年に村が設立し観光案内所の運営などを委託していました。協会によりますと、2022年当時、協会の代表理事だった松谷浩一村長は職員を人前で複数回叱責したり、退職を促すような発言などをしました。

 

この職員は熊本労働局に「パワハラを受けた」と申請し、翌年村長と職員の間で調停が成立。松谷村長は代表理事を辞任しました。

 

調停の合意書には「第三者に口外してはならない」と明記されていましたが、松谷村長は2月、村議10人に協会への業務委託を解除することを表明し、その際調停合意書を議員に見せたということです。合意書には職員の自筆の署名があったため名前が村内で知られることになり、職員は心身の病状が悪化したということです。

 

会見で協会側は「合意書を漏らしたことは人権侵害で、また業務委託の解除には合理的理由がない」としています。

 

これに対して松谷村長は11日に開かれた村議会で、調停合意書の内容を議員に漏らしたことを認め「私の不注意だった」と釈明しました。一方、協会への業務委託を解除したことについては、KKTの取材に対し「委託する前と比較し、村で直接した方が仕事の効果があると判断した」と話しています。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラ加害者の意識が露骨に分かる事案です。
調停の合意書には守秘義務が課せられているにも係わらず、
これを他人に見せてしまう。
当該村長の法令順守の意識が低いのも分かりました。
この様な社会的なルールも守れないからパワハラ加害者にもなるのでしょう。
この様な輩を首長として置いていて良いのか、有権者も熟考すべきです。

被害者の方へ
しっかりと損害賠償請求をして、
加害者に更にガッツリお灸を据えてあげましょう


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