退職者8人全員が20〜30代の若手職員
今治消防「ハラスメント理由はない」
その一方で匿名を条件に取材に応じた現役消防士の証言は…
2025年3月7日(金) 22:53 あいテレビ
連日お伝えしている今治消防をめぐる問題の続報です。
愛媛県の今治消防では過去5年間に8人が退職していて、その全員が20代から30代の若手職員でした。
ただ「パワハラが理由の退職は無い」と説明しています。
今治消防によりますと、2020年度から今年度までの5年間に、8人の消防職員が退職、または今年度中の退職が決まっているということで、その全員が20代と30代の若手職員でした。
その理由について今治消防の担当者は「待遇」や「人間関係」に対する不満などを挙げていますが、いずれのケースも「ハラスメントが理由の退職は無かった」と説明しています。
一方で、今治消防の現役消防士は、あいテレビの取材に対し、こう証言しています。
(今治消防の現役消防士)
(ハラスメントというのが未だ絶えていないのかと思うが、中央消防署の係長が、災害現場で、顔と顔を近づけて説教する行為があった?)
「総務課長から、顔と顔を近付けて説教する行為は、しないように注意があったと聞いているが、残念ながら、被害を受けた職員は退職しました」
これは、あいテレビが独自に入手した、今治市が職員を対象に実施したハラスメントに関するアンケート結果です。
それによりますと、およそ5人に1人の職員が「パワハラを見たり相談を受けたりしたことがある」と回答しています。
また、市長や消防長から「パワハラは許さない」といった内容のメッセージが出されたことについて、ハラスメントの予防や解決に役立っていると回答した職員は、全体の4割弱でした。
別の資料によりますと、2023年度に30日以上の休職をした職員は39人で、原因別では「メンタルの不調」が最多で、およそ7割を占めました。
メンタルが不調となった理由の大半は「職場」であるとしています。
今治消防では2年あまり前、複数のパワハラ行為が発覚しましたが、その後も現場の職員からは被害を訴える声が相次いでいます。
今回、あいテレビの取材に対し今治消防の担当者は、若い人の退職者が相次いだことについて「全国的な傾向」と回答しています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ3月6日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「あいつらは使えない、追い出される」嘘の情報を拡散した名誉棄損の疑い 係長級の男性職員を刑事告訴 過去にはセクハラで処分、以降悪口を言い続ける 相次いでパワハラ発覚の今治消防
これの続報です。
中途退職する場合は「退職届」を提出するのが常でしょう。
その書面には一般的には「一身上の都合」と記しています。
パワハラ被害に遭いながら、組織としては無為無策ならば、
・然るべき窓口へ訴える
・民事訴訟を起こす
・自己都合退職する
・我慢する
このどれかでしょう。
消防職員は公務員なので労働基準監督署の管轄外である為、
然るべき窓口も
・市町村
・都道府県
・総務省消防庁
・法務局人権擁護部門
となるでしょう。
しかし、解決には時間を要するので
それに耐えられなければ中途退職、いわゆる「自己都合退職」です。
提出されるしょるいには「パワハラ被害が止まらないから」とは記されず
「一身上の都合」とだけです。
だから、問い合わせに対しても堂々と
「パワハラが原因による退職は無い」
と、回答出来ます。
また、回答のとおり消防職員の若年者退職が
全国的な傾向ではあります。
その退職理由についても真実は不明なので、上手に誤魔化せてしまいます。
連日の報道内容からすると、消防本部が巧みに誤魔化していると思えます。
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