「市議からハラスメント受けた」30件、目撃も37件
鹿島市、市職員への調査結果を議会に報告
2025年3月28日(金) 21:06 佐賀新聞(市原康史)
鹿島市は、市議会議員から市職員に対するハラスメントの実態把握のため実施したアンケートの結果を市議会に示した。議員からハラスメントを受けたとの回答が30件、「受けているのを見た」が37件あった。
アンケートは、松尾勝利市長からのハラスメント防止の申し入れをふまえ、市議会が具体的な実態調査を市に要請していた。
市職員の約66%に当たる145人が回答。議員からハラスメントを「受けたことがある」「受けているのを見たことがある」かを複数選択可で聞いたところ、合わせて67件あった。市によると、回答した職員の約4割が議員からのハラスメントを感じているとした。
「受けたことがある」と答えた職員にハラスメントの内容を複数選択方式で聞いたところ、回答88件のうち、「威圧的・高圧的な言動や態度をされた」が34件で最も多く、次いで「大声で叱責したり、個人を攻撃する発言をされた」が16件、「長時間拘束された」11件だった。議員名も聞いており、特定の議員が一人で53件を占めた。
自由記述には、「事業内容確認のため、何度も説明を求められ、威圧的な発言(職員を悪者と決めつけるような発言)をされた」「『次の議会では徹底的にやっつけてやる』『覚悟しておけ』との発言」などの回答があった。
松尾市長は「市民の声を聞いた議員が担当課に行くことは当然あっていい。ただ、話し方が威圧的であったり、長時間の拘束のために業務に支障が出ている。早急な改善をお願いしたい」と話した。
アンケートでは議員名は公表してない。市議会の徳村博紀議長は「実態調査の内容は想像以上に悪質なものが多い印象を受けた。全議員の意見を吸い上げて今後の対応の方向性を決めたい」とした。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ2月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼鹿島市議が職員にパワハラか 松尾市長が市議会にハラスメント防止を求める文書提出【佐賀県】
これの続報です。
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