鹿島市議が職員にパワハラか
松尾市長が市議会にハラスメント防止を求める文書提出【佐賀県】
2025年2月28日(金) 19:37 サガテレビ
鹿島市の職員に対し市議会議員がパワハラ行為をしたとして、鹿島市の松尾市長が市議会に対し、ハラスメントの防止を求める文書を提出していたことがわかりました。
文書は鹿島市の松尾勝利市長が2月12日に市議会に提出したもので、職員に対する高圧的な言動や、長時間にわたる電話などを避けるよう求めています。
鹿島市によりますと去年の夏、市の職員を対象に定期的に行うハラスメントに関する匿名式のアンケートで、複数の職員が市議からのハラスメント行為を訴えていたということです。
これを受け市議会は去年11月、全ての議員が参加するハラスメント研修会を開きましたが、市側は、今もなお職員に対するパワハラ行為の疑いがあるとしています。
一方、市議会からは再発防止に向けた実態調査の依頼があり、鹿島市は全職員を対象に記名式のアンケート調査を始めていて、今年度中には結果を議会に報告するとしています。
松尾市長は「調査段階なので詳細なコメントは差し控えたい」としています。
鹿島市「市議が職員にハラスメント」
高圧的な発言、長時間の面談…通常業務に支障も
松尾勝利市長が議会に防止申し入れ
2025年3月1日(土) 12:06 佐賀新聞(市原康史)
鹿島市の市議会議員が市職員に高圧的な発言を行ったり長時間の面談を強いているとして、松尾勝利市長は、市議会(徳村博紀議長、定数16)に対してハラスメント防止を求める申し入れ書を提出した。市議会は「重く受け止めている。事実関係を確認した上で対応を考えたい」とし、職員に対する実態調査を市に要請した。
申し入れ書は12日付。威圧的、高圧的な言動や個人を威嚇するような発言を慎み、面談時間の配慮、過剰な資料請求を避けることなどを求めている。
市によると、職員を対象に昨年夏に実施した庁内ハラスメント調査で「議員からハラスメントを受けた」という回答が複数あった。市議会は昨年11月に全議員参加のハラスメント研修会を開いたが、市は「現在もなお、高圧的な発言をされたり、面会への長時間の対応で通常業務に支障をきたしている」とする。
申し入れを受けた市議会は21日、効果的なハラスメント防止対策につなげるため、全職員対象の実態調査アンケートを提案。市は25日からアンケートを実施しており、結果がまとまり次第、議会に提出する。徳村議長は「調査結果をふまえ、議会運営委員会などで対応を検討する」とした。
松尾市長は「職員の心理的負担が重くなっている現状は看過できない。市と議会は車の両輪。互いが協力してやっていくために、適切な対応をお願いしたい」と述べた。
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